林光寺 (鈴鹿市)
三重県鈴鹿市にある寺院
林光寺(りんこうじ)は、三重県鈴鹿市にある、真言宗智山派の仏教寺院。山号は金井山(かないざん)。本尊は千手観世音菩薩。
林光寺 | |
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本堂 | |
所在地 | 三重県鈴鹿市神戸6丁目-7-11 |
位置 | 北緯34度53分2.5秒 東経136度34分35.3秒 / 北緯34.884028度 東経136.576472度座標: 北緯34度53分2.5秒 東経136度34分35.3秒 / 北緯34.884028度 東経136.576472度 |
山号 | 金井山 |
宗派 | 真言宗智山派 |
本尊 | 千手観世音菩薩 |
創建年 | 天平12年(740年) |
開基 | 行基菩薩 |
別称 | えんまの寺 |
札所等 |
伊勢西国三十三所観音霊場 第20番 東海近畿地蔵霊場 第4番 三重四国八十八箇所霊場 第13番 |
文化財 | 木造千手観音立像(重要文化財) |
法人番号 | 8190005004367 |
歴史
編集寺伝によると、天平12年(740年)聖武天皇の勅により、行基菩薩が東大寺無事建立祈願の途次、この地を訪れた折、林の中に清泉が湧き出て金光を放つのを見て感得し、聖武天皇勅願寺として開創されたと伝わる[1]。のち神戸城主代々の祈願所として栄え、寄進された品々が今も現存している。
安土桃山時代に再建された本堂の内部は、桃山様式で須衣檀の彫刻、極彩色の柱、華麗な壁画、格天井の花鳥の絵など、鈴鹿市内では数少ない、桃山建築といわれている。
本堂手前右側に建つ閻魔堂の草創は、南北朝後期(1300年代後期)と伝えられ、のち宝永年間(1704年 - 1711年)に再建されている。この堂は身寄りの無い死者や、水子等不運な人々の供養のため建立されたといい、「えんまの寺」として有名になっている。毎年2月16日と8月16日に開扉し、えんま会式が施行される。
文化財
編集- 重要文化財(国指定)
- 木造千手観音立像
平安時代の作で、像高1.27m、桧の一本造りで、全般に彫り浅く優美な顔という。この像は年一回、8月9日午後11時より10日午前1時までの2時間開帳される。
所在地
編集- 三重県鈴鹿市神戸6丁目-7-11
年中行事
編集近隣施設
編集- 神戸公園(神戸城跡)
アクセス
編集- 鈴鹿市駅より西へ約0.6km
- 三重県道8号四日市鈴鹿環状線橋北詰交差点より南西へ0.3km
参考文献
編集- 滝本昭二『三重四国八十八ヵ所霊場』三重四国八十八ヵ所霊場会
脚注
編集- ^ “伊勢西国三十三所観音巡礼”. 伊勢西国三十三所観音巡礼事務局. 2024年12月17日閲覧。