松澤和宏
松澤 和宏(まつざわ かずひろ、1953年[1] - )は、日本のフランス文学者。
東京都生まれ[1]。1978年、早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業[1]。1988年、筑波大学大学院文芸言語研究科博士課程満期退学[1]、パリ第8大学にて文学博士号取得[1]。1989年、大東文化大学文学部専任講師。1991年、同助教授。1995年、名古屋大学文学部助教授[1]。2000年、同文学研究科教授[1]。2019年、定年退職。
1993年、"Introduction à l'étude critique et génétique des manuscrits de 《L'Education sentimentale》de Gustave Flaubert−l'amour, l'argent, la parole−",(フロベール『感情教育』の草稿研究)で渋沢・クローデル賞本賞受賞[1]。2004年、『生成論の探究 テクスト・草稿・エクリチュール』で名古屋大学文学博士[2]。同書で宮沢賢治奨励賞受賞[1]。
著書
編集共編著
編集翻訳
編集- リュシアン・デーレンバック『鏡の物語 紋中紋手法とヌーヴォー・ロマン』野村英夫共訳 ありな書房、1996
- アントワーヌ・コンパニョン『アンチモダン―反近代の精神史』監訳 鎌田隆行、宮川朗子、永田道弘、宮代康丈訳 名古屋大学出版会 2012
- フェルディナン・ド・ソシュール『「一般言語学」著作集 1 自筆草稿『言語の科学』』岩波書店、2013。校註・訳
出典・脚注
編集外部リンク
編集- 生成論の探究―テクスト・草稿・エクリチュール - 紀伊國屋書店BookWeb