松浦四郎若
来歴
編集1945年(昭和20年)10月5日、愛媛県伊方町に生まれる。
1970年(昭和45年)12月24日に25歳で関西の実力派、松浦四郎に入門。松平国十郎とは芸の上で、伯父甥の関係。明治期の三巨頭、新談読みの京山若丸は三代上の大師匠にあたる。
1971年(昭和46年)1月4日に泉佐野市民会館にて演目『秋田蕗』で初舞台を踏む。
1975年(昭和50年)8月23日、テレビ初出演の『NHK新人浪曲コンクール』で最優秀新人賞を受賞。関西を中心に、浪曲の伝統を伝える正統派として活躍している。
2009年(平成21年)度の公演(一心寺門前浪曲寄席における演技)で文化庁芸術祭大衆芸能部門優秀賞を受賞した[1]。二代目京山小円嬢、二代目春野百合子と3人で掛け合い浪曲にも挑戦している。また、時おり東京にて口演をしており、浅草木馬亭の『デロレン祭文を聴く会』に出演し、正統派の浪曲を披露した。
脚注
編集- ^ “平成18年度(第61回)~平成25年度(第68回)” (PDF). 文化庁. 2012年3月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年3月30日閲覧。
参考文献
編集- 芦川淳平『浪曲の神髄』p.296
- 堀口初音『上方伝統芸能あんない: 上方歌舞伎・文楽・上方落語・能・狂言・上方講談・浪曲・上方舞』