松枝到
日本の文化史家・美術史家
松枝 到(まつえだ いたる、1953年[1] - 2023年12月4日)は、日本の文化史家、美術史家。和光大学名誉教授。
人物情報 | |
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生誕 |
1953年??月??日 日本・神奈川県鎌倉市 |
死没 | 2023年12月4日(70歳没) |
国籍 | 日本 |
出身校 |
和光大学人文学部 早稲田大学大学院文学研究科 |
学問 | |
研究分野 |
西洋美術史 文化史 |
研究機関 | 和光大学 |
学位 | 文学修士 早稲田大学 |
経歴
編集1953年、中国文学者松枝茂夫の子として鎌倉市に生まれた。和光大学人文学部芸術学科で学び、西洋美術史を専攻[1]。同大学では前田耕作の指導を受けた。卒業後は、早稲田大学大学院に進み、修士修了。卒業後は編集者として働く一方で、アジア文化史を中心に評論活動をおこなっている。和光大学表現学部教授をつとめ、2023年3月末をもって定年退職[2]。
2023年12月4日、癌のため死去[3]。
家族・親族
編集著作
編集著書
編集共編著
編集- 『ユーモアと笑いの至福』(平凡社、東洋文庫、ふしぎの国) 1989
- 『叛乱者たちの夢』(平凡社、東洋文庫、ふしぎの国) 1989
- 『異国への旅・彼岸への旅』(平凡社、東洋文庫、ふしぎの国) 1989
- 『笑う人間 / 笑いの現在』(西村清和共著、ポーラ文化研究所) 1994
- 『ヴァールブルク学派 文化科学の革新』(平凡社 ヴァールブルクコレクション)、1998 - 編者代表
- 『神話・象徴・イメージ』(蔵持不三也、永澤峻共編、原書房) 2003 - 前田耕作退任記念論集
- 『象徴図像研究 動物と象徴』(和光大学総合文化研究所・編、言叢社) 2006 - 共同研究
翻訳
編集- 『シンボルの遺産』(フリッツ・ザクスル、栗野康和共訳、せりか書房) 1980、ちくま学芸文庫 2005 - 改訂版
- 『衣裳のフォークロア』(P・G・ボガトゥイリョフ、中沢新一共訳、せりか書房) 1981
- 『イコノゲネシス イメージからイコンへ』(H・W・ジャンソン / J・ビアウォストツキ、西野嘉章共訳、平凡社、叢書ヒストリー・オヴ・アイディアズ) 1987
- 『シャーマン 異界への旅人』(ジョーン・ハリファクス、平凡社、イメージの博物誌26) 1992
脚注
編集- ^ a b 南方熊楠の図譜 著者:荒俣宏 環栄賢 - Googlebooks
- ^ 2023年2月4日 松枝到先生 最終講義開講 講義題目「和光大学と私の50年 1973~2022」 表現学部 芸術学科/和光大学。
- ^ “松枝到氏死去 和光大名誉教授”. 北海道新聞. (2023年12月12日) 2023年12月12日閲覧。