松林寺(しょうりんじ)は、徳島県阿南市伊島町伊島にある高野山真言宗寺院である。山号は補陀落山。本尊は十一面観音

松林寺
所在地 徳島県阿南市伊島町瀬戸36番地
山号 補陀落山
宗派 高野山真言宗
本尊 十一面観音
創建年 不詳
開基 空也
正式名 補陀落山 松林寺
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歴史

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創建年は不詳。寺の縁起によば平安時代空也の夢告によって伊島へ渡り、7日間不眠不動の勤行を遂げた後に本尊の十一面観音を刻んだのが始まりとされる[1]

江戸時代には阿波水軍森甚五兵衛が専用漁場の中心として伊島を治めており、森氏が松林寺の大檀那であったといわれている[2]

また伊島の北部には奥の院の観音堂があり、空也が堂を建立したと伝わる[3]

交通

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  • 伊島港より徒歩で約5分。

脚注

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  1. ^ 2001年,朋文出版『国文学年次別論文集』
  2. ^ 角川日本地名大辞典 36 徳島県』(1986年 ISBN 4040013603
  3. ^ 離島で過ごす最高の週末”. 阿南市. 2024年6月4日閲覧。