松村康平
松村 康平(まつむら こうへい、1917年6月17日[1] - 2003年11月19日)は、日本の教育学者。
1941年、東京帝国大学文学部心理学科卒。学習院大学助教授、お茶の水女子大学家政学部幼児教育助教授、教授を経て、1987年に郡山女子大学家政学部教授。
著書
編集共編著
編集- 『幼児・児童教育講座』全6 品川不二郎共編 福村書店 1954-1955
- 『講座女の心理』小口忠彦共編 福村書店 1956
- 『児童学 児童理解のための基礎』中西昇共編 誠信書房 1956
- 『児童心理学』森重敏共編 誠信書房1957 心理学叢書
- 『児童精神衛生講座』第1-3 加藤正明、長島貞夫共編 明治図書出版 1958
- 『児童理解の方法』編 誠信書房 1958
- 『適応と変革 対人関係の心理と論理』板垣葉子共著 誠信書房 1960
- 『看護の心理 その体験・実際・課題』編著 大日本図書 1962
- 『青年心理学』西平直喜共編 朝倉書店・朝倉心理学講座 1962
- 『体育あそび 春夏秋冬』森下はるみ共著 新書館 1962
- 『婦人学級 あすのために』編 恒星社厚生閣 1962
- 『臨床心理学』竹内硬共編 朝倉書店・朝倉心理学講座 1964
- 『身上相談の心理学』林潔共著 新書館 1965
- 『看護相談要論 関係発展の看護学』編 現代社 1969
- 『女性心理学』小口忠彦共編 福村出版 1969
- 『児童学事典』浅見千鶴子共編 光生館 1972
- 『心理技術事典』伊藤祐時、大村政男共編 朝倉書店 1977
- 『人間関係学』斎藤緑共編著 関係学研究所 1991
翻訳
編集論文
編集- 「課題遂行の過程より見たる性格」 『心理学研究』 第16巻 2輯 1941
- 「移行過程と行為位相に関する観察記録」 『心理学研究』 第16巻 3輯 1941
- 「飽和過程の一考察-性格の研究」 『心理学研究』 第17巻 1輯 1942
- 「第一印象について」 『心理』 第1巻 2冊 1948
- 「性格の研究-研究法の試案」 『心理学研究』 第19巻 2号 1949
- 「青年期の読書指導-中学生を主として」 『児童心理』 第4巻 2号 1950
- 「自己の一特性」 『千輪浩先生還暦記念論文集 最近心理学の諸問題』 東京大学・同記念事業委員会発行 1952
- 「精神衛生」 『心理学講座 8.保健心理』 中山書店 1953
- 「心理劇」 『児童心理』 第11巻 12号 1956
- 「人間関係の診断-役割技法による研究」 『心理学評論』 第1巻 1号 1957
- 「幼稚園教育の心理と技術」 『現代教育心理学大系 11. 学校における生活指導』 中山書店 1958
- 「遊戯療法」 『性格心理学講座 5. 性格の教育』 金子書房 1960
- 「保育関係論」 『保育学の進歩』 フレーベル館 1977
- 「人間科学としての心理学」 『応用心理学研究』 第3・4合併号 1980
- 「集団心理療法の原論と技法」 『集団精神療法』 第4巻 2号 1988
脚注
編集- ^ a b 『現代物故者事典2003~2005』(日外アソシエーツ、2006年)p.564
- ^ 大泉溥 編 編『日本心理学者事典』クレス出版、2003年、1010頁。ISBN 4-87733-171-9。
参考文献
編集- 『邦文心理学文献目録稿』 国立国会図書館支部上野図書館 1953
- 松村康平「人間関係学への道程」『日本家政学会誌』第42巻第4号、社団法人日本家政学会、1991年4月15日、389-390頁。 NAID 110003167386
- 大泉溥 編 編『日本心理学者事典』クレス出版、2003年、1010頁。ISBN 4-87733-171-9。
- 読売新聞訃報