松本春野

日本の絵本作家 (1984-)

松本 春野(まつもと はるの、1984年 - )は、日本の絵本作家。日本の画家で絵本作家のいわさきちひろ[1]は父方の祖母にあたり、母方の曽祖父として松浦嘉一、母方の祖母の祖父母が巌本善治若松賤子がいる。

まつもと はるの

松本 春野
生誕 1984年
日本の旗 東京都
出身校 多摩美術大学油画科
職業 絵本作家
松本猛(父)
親戚 松本善明(父方の祖父)
いわさきちひろ(父方の祖母)
松浦嘉一(母方の曽祖父)
巌本善治(母方の曾祖父)
若松賤子(母方の曾祖母)
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作風と特徴

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松本春野の作品は、温かみのある柔らかなタッチと繊細な色使いが特徴的である。日常の何気ない瞬間や人々の感情を丁寧に描き出し、読者の心に深く響く作品を生み出している。特に子どもたちの心情や成長を描く作品が多く、教育関係者からも高い評価を得ている。[2]

人物

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1984年に生まれ、ちひろ美術館・東京で育ち[3]、2006年に多摩美術大学油画科を卒業する。大学在学中にロンドンへ留学してヨーロッパ在住の絵本作家らを訪問する。以後は子どもの本や雑誌を中心に活動する。

出演

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書籍

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バスが来ましたよ: 文:由美村嬉々 絵:松本春野 出版社:アリス館

トットちゃんの 15つぶの だいず: 作:柏葉幸子 絵:松本春野 出版社:講談社

ライフ: 作:くすのきしげのり 絵:松本春野 出版社:瑞雲舎

あかちゃんがきた!: 作:サトシン 絵:松本春野 出版社:アリス館

そらののはらのまんなかで: 詩:金子みすゞ 絵:松本春野 出版社:フレーベル館

もしも わたしが おはななら: 詩:金子みすゞ 絵:松本春野 出版社:フレーベル館

はなちゃんとぴかりんのピカピカだいさくせん!: 作:井田典子 絵:松本春野 出版社:婦人之友社

はるくんとるいちゃん はじめてのパンケーキ: 作:舘野鏡子 絵:松本春野 出版社:婦人之友社

ねずみのリンのフィギュアスケート: 作・絵:松本春野 出版社:文溪堂

ノノちゃんとママのおはなし: 文・絵:松本春野 出版社:清流出版

ふくしまからきた子: 作:松本猛、松本春野 絵:松本春野 出版社:岩崎書店

ふくしまからきた子 そつぎょう: 作:松本猛、松本春野 絵:松本春野 出版社:岩崎書店[4][5]

受賞歴

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松本春野の主な受賞歴は以下の通りである:

『バスが来ましたよ』(文:由美村嬉々、絵:松本春野、アリス館)

  MOE絵本屋さん大賞2022 10位

  第4回親子で読んでほしい絵本大賞 2位

  第7回未来屋えほん大賞 2位

『おばあさんのしんぶん』(文・絵:松本春野、原案:岩國哲人、講談社)

  けんぶち絵本の里大賞アルパカ賞 2016年

『Life 幸福小舖』(『Life ライフ』の中国語訳、台湾版)

  第39次「中小學生優良課外讀物」〈圖畫書組〉 2017年

  第72回「好書大家讀」優良少年兒童讀物〈圖畫書及幼兒讀物組〉 2017年[6]

展示歴

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松本春野の主な展示歴は以下の通りである:

けんぶち絵本の館 (2023年10月〜11月) - 松本春野原画展 Life ライフ

ちいさな駅美術館(有田川alec内)(2022年11月〜2023年2月) - 「バスが来ましたよ」松本春野原画

福井市橘曙覧記念文学館 (2020年9月〜11月) - 福井市橘曙覧記念文学館開館20周年記念特別展 松本春野『Lifeライフ』『モタさんの"言葉"原画展』

射水市大島絵本館 (2018年12月〜2019年1月) - 松本春野絵本原画展『Life ライフ』『ふくしまからきた子そつぎょう』[7]

連載

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  • 『寅さんマガジン』山田洋次監督書き下ろし小説 - 挿絵(講談社)
  • 『クーヨン』山上亮 子どもの仕草百考 - 挿絵(クレヨンハウス出版)
  • 『パピルス』ともさかりえ - エッセイ挿絵(幻冬舎)
  • 『みんなのねがい』こどものじかん - イラスト(全国障害者問題研究会)

広告

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  • 山田洋次監督作品『おとうと』 - 題字・映画ポスターイラスト(松竹株式会社)
  • 山田洋次・阿部勉 共同監督作品映画『京都太秦物語』 - ポスターイラスト(松竹株式会社)

脚注

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外部リンク

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