松嶋盛人
日本の政治家、教諭
松嶋 盛人(まつしま もりと、1953年〈昭和28年〉9月4日[1] - )は、日本の政治家、教諭。福岡県みやま市長(2期)。
松嶋 盛人 まつしま もりと | |
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内閣府地方創生推進室より公表された肖像 | |
生年月日 | 1953年9月4日(71歳) |
出生地 | 日本 福岡県瀬高町(現・みやま市) |
出身校 | 明治大学農学部 |
所属政党 | 無所属 |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 2018年10月28日 - 現職 |
来歴
編集福岡県瀬高町(現・みやま市)生まれ[2]。1978年(昭和53年)3月、明治大学農学部卒業。同年4月、日本ハムに就職。
1980年(昭和55年)4月、朝倉郡夜須町立東小田小学校教員に採用される。2004年(平成16年)4月、三池郡高田町立高田中学校校長に就任。
2014年(平成26年)3月、みやま市立高田中学校を定年退職。同年4月、学校法人八女学院が運営する八女学院中学校・高等学校に教頭として採用される[3]。
2018年(平成30年)9月30日、みやま市長の西原親が健康上の理由により辞職[4][5]。同年10月1日、西原の辞職に伴う市長選へ出馬する意向を表明した[6]。10月28日に行われた市長選で元副市長の高野道生、元市議の野田力らを破り、初当選した[7]。
※当日有権者数:32,128人 最終投票率:60.71%(前回比:+4.69pts)
候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 | 推薦・支持 |
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松嶋盛人 | 65 | 無所属 | 新 | 8,770票 | 45.35% | |
高野道生 | 73 | 無所属 | 新 | 8,546票 | 44.19% | |
野田力 | 77 | 無所属 | 新 | 2,023票 | 10.46% |
2022年10月9日告示の市長選挙に無投票で再選。
不祥事
編集- 2019年(令和元年)8月26日、職員研修で自ら講師を務め、「人間の『徳』について」と題する文書を管理職22人に配布した。内容は「先祖の悪行は子孫の精神・身体障害、犯罪者の有無などに影響する」とするもの。怠惰な無頼漢の家系は「440人が病的な行為で肉体的に破滅、前科者は130人」と記し、一方、同年代生まれの神学者の子孫は「65人が大学教授や学校長、100人以上が牧師や神学者」などとする記録を引用した。松嶋はこの比較から「一人の人間の『徳』の有無がいかに家族や子孫に大きな影響を及ぼすか」との自らの論考を書きあらわした。同年9月12日の市議会一般質問で「差別と偏見に基づく表現だ」との批判を受けると、「そう捉えられるのは残念」と釈明した。教育学を専門とする大学教授から「優生思想につながる危険な考え」であると指摘されている[8]。
脚注
編集- ^ 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年、397頁。
- ^ 平成30年10月28日執行 みやま市長選挙 選挙公報 - みやま市役所
- ^ 市長プロフィル - しあわせつくる晴れのまち みやま
- ^ 西原親市長は退職しました - しあわせつくる晴れのまち みやま
- ^ “みやま市長、議会欠席 リハビリ入院 市政停滞、指摘の声”. 産経新聞. (2018年3月6日) 2018年10月4日閲覧。
- ^ “みやま市長選 元中学校長、松嶋氏が出馬表明 立候補予定3人に /福岡”. 毎日新聞. (2018年10月2日) 2019年1月9日閲覧。
- ^ “【福岡】みやま市長選 松嶋氏初当選”. 西日本新聞. (2018年10月29日) 2019年1月9日閲覧。
- ^ 吉田賢治 (2019年9月13日). “みやま市長が差別的表現 「無頼漢の家系 怠け者、病人」 職員向け研修”. 西日本新聞 2019年9月13日閲覧。
- ^ 倉富竜太 (2019年9月21日). “福岡)差別的文書 みやま市長辞職勧告案、僅差で否決”. 朝日新聞 2019年11月27日閲覧。
- ^ “みやま市長減給方針 差別的文書配布で引責 3カ月20%”. 西日本新聞. (2019年11月27日) 2019年11月27日閲覧。
- ^ “福岡・みやま市長書類送検 選挙区内で書籍無償配布”. 日刊スポーツ. (2020年8月20日) 2020年8月21日閲覧。
外部リンク
編集公職 | ||
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先代 西原親 |
福岡県みやま市長 2018年 - |
次代 現職 |