東葛病院
東葛病院(とうかつびょういん)は、千葉県流山市にある医療機関。医療法人財団東京勤労者医療会が開設する病院である。
東葛病院 | |
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情報 | |
正式名称 | 医療法人財団東京勤労者医療会 東葛病院 |
英語名称 | Tokatsu Hospital |
前身 | 東葛病院 |
標榜診療科 | 内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、循環器科、アレルギー科、小児科、外科、整形外科、呼吸器外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻いんこう科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科 |
許可病床数 |
366床 一般病床:330床 療養病床:36床 |
機能評価 | 一般病院2 3rdG:Ver.2.0 |
開設者 | 東京勤労者医療会 |
管理者 | 井上 均(院長) |
開設年月日 | 1982年(昭和57年)7月 |
所在地 |
〒270-0153 |
二次医療圏 | 東葛北部 |
PJ 医療機関 |
概要
編集2016年5月1日につくばエクスプレス流山セントラルパーク駅前の新病院に移転した。
全日本民主医療機関連合会(民医連)に加盟している[1]。
もともと東京勤労者医療会や民医連とは無関係の北医療グループ(現・東京ほくと医療生活協同組合)が、1982年に開設した約400床の病院であったが、1年後の1983年に経営破綻した。その後から全日本民主医療機関連合会の支援が行われ、日本各地から医師・看護師が派遣された。
病院の理念は「人間の尊厳と患者の権利を守り、安全・安心の医療、差別のない医療、納得の医療を患者様や地域の方々とともに目指します。」であり、誰もが安心してかかることのできる病院を目指している。
地域の総合病院として、①貧困と格差や超高齢社会に立ち向かう無差別平・平等の医療と介護の実践、②安全、倫理、患者さんを主体者とした共同のいとなみを軸とした総合的な医療・介護の質の向上に取り組んでいる。ER型の救急外来では24時間、断らない医療をおこなっている。
2011年にはWHO推奨の国際的なネットワークであるHPH(Health Promoting Hospital:健康増進活動拠点病院)に加盟し、健康の社会的決定因子に目を向け、地域や職域の健康増進にも力を尽くしている。2016年5月からは流山セントラルパーク駅前の新病棟に移設した。
沿革
編集- 1982年 - 北医療グループの病院として開業するが、1年後に経営破綻
- 1985年 - 千葉民医連と東京民医連で支援正式決定
- 1990年9月 - 東京民主医療機関連合会へ加盟
- 1993年6月 - 東京勤労者医療会と法人合同
- 1994年6月 - 看護基準:特3類 取得
- 1995年4月 - 勤医会東葛看護専門学校開設
- 1998年4月 - 16床の増床(許可病床:一般331床)
- 2000年4月 - 介護療養型医療施設(6床)指定
- 2002年4月 - 厚生労働省臨床研修指定病院
- 2005年2月 - 障害者施設入院基本料届出
- 2006年1月 - 東葛病院付属診療所開設
- 2007年7月 - 回復期リハビリテーション病棟開設(32床)
- 2009年4月 - DPC対象病院
- 2010年3月 - 病院機能評価Ver.6受審
- 2010年5月 - エイズ治療拠点病院
- 2010年9月 - 無料低額診療事業 開始
- 2011年 - WHO推奨の国際的なネットワークであるHPH(健康増進活動拠点病院)に加盟
- 2012年2月 - HCU病棟開設
- 2012年3月 - 35床の増床(許可病床:366床)
- 2014年4月 - 総合診療科外来開始
- 2016年5月 - つくばエクスプレス流山セントラルパーク駅前の新病院に移転
- 2016年6月 - 緩和ケア病棟開設(20床)
- 2017年4月 - 第25回HPH国際カンファレンス2017 in ウィーンツアー 演題発表
- 2017年10月 - 企業主導型保育事業「おひさま保育園」開設
- 2018年6月 - 第26回国際HPHカンファレンス2018 演題発表
- 2020年10月 卒後臨床研修評価機構受審 「認定(4年) エクセレント賞」
診療科
編集医療機関の指定等
編集- 保険医療機関[3]
- 労災保険指定医療機関[3]
- 指定自立支援医療機関(更生医療・精神通院医療)[3]
- 身体障害者福祉法指定医の配置されている医療機関[3]
- 精神保健指定医の配置されている医療機関[3]
- 生活保護法指定医療機関[3]
- 結核指定医療機関[3]
- 指定小児慢性特定疾病医療機関[3]
- 難病の患者に対する医療等に関する法律に基づく指定医療機関[3]
- 原子爆弾被害者一般疾病医療機関[3]
- 公害医療機関[3]
- 母体保護法指定医の配置されている医療機関[3]
- 臨床研修病院[3](基幹型)
- エイズ治療拠点病院[3]
- 特定疾患治療研究事業委託医療機関[3]
- 在宅療養後方支援病院[3]
- DPC対象病院[3]
- 無料低額診療事業実施医療機関[3]
- 肝疾患指定医療機関[3]
- 肝炎ウイルス検査委託医療機関[3]
- 救急告示病院[4]
- 公益財団法人日本医療機能評価機構認定病院[5]
- NPO法人卒後臨床研修評価機構認定証発行病院[6]。
- このほか、各種法令による指定・認定病院であるとともに、各学会の認定施設でもある。
特徴
編集付属診療所・併設
編集- 東葛病院付属診療所(千葉県流山市下花輪409)
- 流山市中部地域包括支援センター(東葛病院内)
- 東葛病院付属流山セントラルパーク駅前診療所(千葉県流山市前平井155)
- 東葛歯科(千葉県流山市前平井155)
- 勤医会東葛看護専門学校(千葉県流山市下花輪409)
交通アクセス
編集現在の病院および診療所・歯科は、つくばエクスプレス・流山セントラルパーク駅前である。
旧病院および東葛看護専門学校は、つくばエクスプレス・JR東日本武蔵野線・南流山駅、または流鉄流山線・平和台駅・流山駅より東武バス・京成バスに乗車し、「花輪城跡公園」下車。または流山駅より徒歩約15分。
病院無料送迎バス
編集新病院移転にあわせ、再編された。
- 江戸川台・西回りコース(江戸川台駅・旧病院方面)
- 江戸川台・東回りコース(初石方面)
- 豊四季団地コース
- 南柏コース(南柏駅・流山運転免許センター方面)
- 旧病院(下花輪)・平和台コース(旧病院・平和台方面)
脚注
編集出典
編集- ^ “全日本民医連事業所一覧:千葉県”. 全日本民主医療機関連合会. 2022年5月13日閲覧。
- ^ “外来透析センター”. 東葛病院. 2020年6月12日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t “千葉県医療情報提供システム - ちば医療ナビ”. 千葉県. 2022年5月13日閲覧。
- ^ “救急医療機関一覧”. 千葉県 健康福祉部 医療整備課 医療体制整備室. 2022年5月13日閲覧。
- ^ “病院評価結果の情報提供”. 公益財団法人日本医療機能評価機構. 2020年6月12日閲覧。
- ^ “NPO法人卒後臨床研修評価機構認定証発行病院一覧”. NPO法人卒後臨床研修評価機構. 2020年6月12日閲覧。
- ^ “差額ベッド代は一切ありません”. 東葛病院. 2020年6月12日閲覧。