東海パルプ
東海パルプ株式会社(とうかいパルプ、英文社名 TOKAI PULP & PAPER Co., Ltd)は、最近まで存在した特種東海ホールディングス傘下の製紙会社。かつての大倉財閥の一角。戦前は静岡県島田市で海軍技術研究所がおかれ、湯川秀樹など当時の最先端の学者などを集めて特殊な電磁秘密兵器も研究していた[1]。クラフト紙などの産業用紙を中心に、機能紙や特殊紙、印刷・情報用紙、家庭紙などを製造していた。2010年(平成22年)4月1日に特種東海ホールディングスと合併、特種東海製紙となった。
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒104-0028 東京都中央区八重洲2-4-1 |
設立 | 1907年(明治40年)12月5日 |
業種 | パルプ・紙 |
事業内容 | 紙・パルプの製造販売 |
代表者 | 代表取締役社長 安本昌司 |
資本金 |
65億7,200万円 (2007年3月31日現在) |
売上高 |
連結:642億1,600万円 単独:456億3,400万円 (2007年3月期) |
総資産 |
連結:900億7,800万円 単独:735億1,600万円 (2007年3月期) |
従業員数 |
連結:1,329人 単独:491人 (2007年3月31日現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 特種東海ホールディングス株式会社 100% |
主要子会社 |
東海加工紙株式会社 明治製紙株式会社 |
外部リンク |
www |
特記事項:2010年(平成22年)4月1日に特種東海ホールディングスと合併し解散。 |
主要事業所
編集沿革
編集- 1907年(明治40年)12月5日 - 東海紙料株式会社設立。
- 1910年(明治43年)7月 - 島田工場操業開始。
- 1943年(昭和18年)4月 - 東海事業株式会社に社名変更。
- 1951年(昭和26年)5月 - 東海パルプ株式会社に社名変更。
- 1951年(昭和26年)9月 - クラフトパルプ製造開始。
- 1952年(昭和27年)8月20日 - 東証1部上場。
- 1952年(昭和27年)9月 - 横井工場操業開始。クラフト紙製造開始、パルプから紙までの一貫体制を確立。
- 2007年(平成19年)3月27日 - 上場廃止。
- 2007年(平成19年)4月2日 - 特種製紙と株式移転による共同持株会社特種東海ホールディングスを設立。
- 2010年(平成22年)4月1日 - 特種東海ホールディングスに吸収合併され解散。
関係会社
編集外部リンク
編集脚注
編集- ^ 土居和江、小屋正文、小林大治郎『原爆投下訓練と島田空襲:聞かせてください一九四五年七月二六日のことを』静岡新聞社、1995年8月。ISBN 978-4783802204。 NCID BN13369610。全国書誌番号:96070296。