東松山駅

埼玉県東松山市箭弓町にある東武鉄道の駅

東松山駅(ひがしまつやまえき)は、埼玉県東松山市箭弓町(やきゅうちょう)一丁目にある、東武鉄道東上本線である。駅番号はTJ 29

東松山駅*
東口(2011年11月)
ひがしまつやま
Higashi-matsuyama
TJ 28 高坂 (3.7 km)
(2.7 km) 森林公園 TJ 30
地図
所在地 埼玉県東松山市箭弓町一丁目12-11
北緯36度2分5.4秒 東経139度24分6.1秒 / 北緯36.034833度 東経139.401694度 / 36.034833; 139.401694座標: 北緯36度2分5.4秒 東経139度24分6.1秒 / 北緯36.034833度 東経139.401694度 / 36.034833; 139.401694
駅番号 TJ29
所属事業者 東武鉄道
所属路線 東上本線
キロ程 49.9 km(池袋起点)
電報略号 マツ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
[東武 1]26,017人/日
-2023年-
開業年月日 1923年大正12年)10月1日[1]
備考 * 1954年(昭和29年)10月に「武州松山駅」から改称。 
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旧東松山駅東口(2004年11月29日)

歴史

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  • 1923年大正12年)10月1日:東上線坂戸町 - 武州松山間開通の際に武州松山駅として開業[1][2]。所在地が当時の比企郡松山町であり、愛媛県松山市伊予鉄道松山駅(現・松山市駅[注釈 1])との混同を避けるため、武蔵国を意味する「武州」を冠した。
  • 1954年昭和29年)10月1日:東松山市発足により東松山駅に改称[2]
  • 1959年(昭和34年):東口駅前に鳥居が建設される。
  • 1968年(昭和43年):高坂 - 当駅間の複線化と同時に構内旅客配線を2面3線から2面4線に改良。改札内の各ホーム間を連絡する跨線橋が完成。2代目駅舎完成(下記橋上駅舎完成後は東口入口となりテナント店が入居して2008年まで現存していた)。
  • 1973年(昭和48年):現行の橋上駅舎(3代目駅舎)が完成。西口完成。
  • 1977年(昭和52年)10月21日:当駅と森林公園間の2.7 kmが複線化。これに伴い当駅発着の列車は全て森林公園駅発着となり、不要となった外側2線が撤去され現行の相対式ホーム2面2線化、駅構内の分岐器も廃止され、停車場から停留場に格下げされる。
  • 1997年平成9年)3月:エスカレータが設置される。
  • 2006年(平成18年)10月:事務室側自動改札機1通路をバリアフリー化(車椅子通行可能)。
  • 2008年(平成20年)6月14日:東松山駅東口駅前広場整備事業により東松山市ステーションビルと南側広場が暫定開業。
  • 2008年(平成20年):東口の鳥居が撤去される。
  • 2010年(平成22年)4月6日:東松山駅東口北側広場完成。
  • 2013年(平成25年)3月16日:ダイヤ改正により快速が新設、停車駅となる。
  • 2023年令和5年)3月18日:ダイヤ改正により、快速が廃止。

駅構造

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相対式ホーム2面2線の地上駅で、橋上駅舎を有している。改札階とホーム間を連絡するエスカレーターエレベーターが設置されている。

かつては島式ホーム2面4線[注釈 2]で、半数程度の列車が当駅を始発・終着駅として池袋駅方面へ折り返していたが、1駅寄居駅寄りに森林公園駅と森林公園検修区(電車車庫)が新設されたことから、1977年10月21日ダイヤ改正から全列車が森林公園駅へ延長運転を行うようになり、不要になった外側2線が撤去され、現行の形態となった。

東松山駅周辺整備計画事業に合わせて、東口には2008年6月14日正午に市役所行政サービスコーナー・東松山駅前交番などが入居する「東松山市ステーションビル」が開業し、改札階への出入口が変更された。東松山市はオランダヘルダーラント州ナイメーヘン市姉妹都市提携していることから、ステーションビルの外壁にはレンガを使用している。既存の駅舎は1974年に建設されたものだが、2008年から2010年にかけてエレベーターの新設などを含めた改良工事が施工されている。2008年度は、エレベーター、オストメイト・多目的シート・ベビーチェアが設置された多機能トイレ、ベビーチェアが設置された一般トイレ、発車標コンコースへの新設、ホームに設置されたものの更新、ピクトグラムを使用した出口案内板を新設した。2009年度には、ホーム屋根の更新、壁塗装の塗り替え、二重手すり化、既存駅舎の外壁をレンガに変更された。加えて西口の駅舎改良・耐震補強工事も実施された。また、同年冬頃には自動券売機周辺のリニューアルが行なわれ、完成後に駅構内触地図が設置された。

坂戸駅管区傘下の駅長配置駅(坂戸駅副管区長兼務)で、高坂駅を管理する。

のりば

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番線 路線 方向 行先[3]
1   東上線 下り 小川町方面
2 上り 池袋方面

駅構内の施設

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利用状況

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2023年度の1日平均乗降人員26,017人である[東武 1]

近年の1日平均乗降人員および乗車人員の推移は下記の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員
年度 1日平均
乗降人員
[4][東武 2]
1日平均
乗車人員
[5]
出典
1954年(昭和29年) 8,346 4,244
1978年(昭和53年) 26,866
1990年(平成02年) 34,523 17,131
1991年(平成03年) 36,297 17,967
1992年(平成04年) 37,135 18,346
1993年(平成05年) 37,431 18,472
1994年(平成06年) 37,565 18,552
1995年(平成07年) 36,616 18,404
1996年(平成08年) 36,185 18,182
1997年(平成09年) 35,121 17,703
1998年(平成10年) 34,437 17,325
1999年(平成11年) 33,517 16,812 [* 1]
2000年(平成12年) 33,307 16,684 [* 2]
2001年(平成13年) 32,534 16,429 [* 3]
2002年(平成14年) 31,982 16,162 [* 4]
2003年(平成15年) 31,756 16,063 [* 5]
2004年(平成16年) 31,562 15,945 [* 6]
2005年(平成17年) 31,490 15,900 [* 7]
2006年(平成18年) 31,471 15,871 [* 8]
2007年(平成19年) 31,277 15,794 [* 9]
2008年(平成20年) 31,089 15,673 [* 10]
2009年(平成21年) 30,527 15,359 [* 11]
2010年(平成22年) 30,180 15,147 [* 12]
2011年(平成23年) 29,816 14,927 [* 13]
2012年(平成24年) 29,684 14,853 [* 14]
2013年(平成25年) 30,401 15,221 [* 15]
2014年(平成26年) 29,568 14,804 [* 16]
2015年(平成27年) 29,634 14,836 [* 17]
2016年(平成28年) 29,475 14,815 [* 18]
2017年(平成29年) 29,485 14,807 [* 19]
2018年(平成30年) 29,365 14,742 [* 20]
2019年(令和元年) 28,778 14,441 [* 21]
2020年(令和02年) 21,181 10,625 [* 22]
2021年(令和03年) 23,368 11,721 [東武 3]
2022年(令和04年) 25,010 12,541 [東武 4]
2023年(令和05年) 26,017 13,056 [東武 1]

駅周辺

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東口

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東口(北側ロータリー)
(2010年4月9日)
東口(南側ロータリー)
(2010年4月9日)

東口周辺は東松山市の中心地を形成する。特に駅前から市役所にかけての「ぼたん通り」と「まるひろ通り」は市内を代表する商店街である[要出典]。駅舎の南北には共にロータリーが設置されており、南側は路線バスタクシー用、北側は一般車用のロータリーとなっている。また、駅舎からはぼたん通り入口にかけてペデストリアンデッキが設置されている。

ビバモール東松山

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駅近くに存在するビバホームが運営する複合商業施設でビバモールの1つ。主要テナントは以下の通り。

合計30店が入居している。

その他東口方面

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西口

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西口は民家が多く、東口に比べると閑静である。[要出典]

バス

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路線バス・コミュニティバス

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最寄りのバス停は「東松山駅東口」停留所であり、鴻巣駅・熊谷駅・川越駅といった各方面の駅への連絡バスが発着する拠点となっている。

乗り場 運行事業者 系統 行先 備考
東松山駅東口 1 川越観光自動車 HM-01 マイタウン循環(東松山駅)
HM-03 市民病院前
2 国際十王交通 KM11 熊谷駅 共同運行[6]
川越観光自動車 KM-11
3 川越観光自動車 HM-11 鴻巣免許センター
HM-13 鴻巣駅西口
HM-21 パークタウン五領
4 東武バスウエスト 川越02 川越駅
東松山市内循環バス
(川越観光自動車)
大谷コース 大谷市民活動センター 日曜祝日運休
唐子コース 市民健康増進センター 日曜祝日運休
  • かつて川越発のミッドナイトアローの到着地の一つであったが、新型コロナウイルス感染症の影響による休止を経て、2020年11月20日を以て廃止された[7]
  • かつては当駅からは、大宮駅武蔵嵐山武蔵嵐山駅経由)、小川町駅明覚駅、田中経由)、鳩山ニュータウン(高坂駅経由)方面に向かう東武バスの路線も存在した。

送迎バス

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隣の駅

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東武鉄道
  東上本線(全種別とも小川町方面は当駅からは各駅に停車)
TJライナー・川越特急
坂戸駅 (TJ 26) - 東松山駅 (TJ 29) - 森林公園駅 (TJ 30)
快速急行・急行・準急・普通
高坂駅 (TJ 28) - 東松山駅 (TJ 29) - 森林公園駅 (TJ 30)

脚注

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注釈

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  1. ^ 鉄道省予讃線を松山市内まで延伸した1927年(昭和2年)に改称された。
  2. ^ 荷物輸送を実施していた時期には、東口側に荷物扱い専用ホームが設置されていた。

出典

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  1. ^ a b 「地方鉄道運輸開始」『官報』第3337号、1923年10月5日国立国会図書館デジタルコレクション
  2. ^ a b 東武鉄道年史編纂事務局 編『東武鉄道六十五年史』東武鉄道、1964年、212頁。全国書誌番号:64010839 
  3. ^ 東松山駅 構内マップ”. 東武鉄道. 2023年6月4日閲覧。
  4. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  5. ^ 埼玉県統計年鑑 - 埼玉県
  6. ^ 熊谷駅〜東松山駅線ダイヤ改正及び共同運行のお知らせ” (PDF). 国際十王交通、川越観光自動車 (2024年9月5日). 2024年10月12日閲覧。
  7. ^ 【運行情報】深夜急行バス(ミッドナイトアロー)の運休および一部系統廃止について

利用状況

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埼玉県統計年鑑
東武鉄道の1日平均乗降人員
  1. ^ a b c 駅別乗降人員 2023年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、13頁。オリジナルの2024年5月18日時点におけるアーカイブhttp://web.archive.org/web/20240518015737/https://www.tobu.co.jp/pdf/corporation/passengers_2023.pdf#page=13 
  2. ^ 駅情報(乗降人員)”. 東武鉄道. 2024年7月30日閲覧。
  3. ^ 駅別乗降人員 2021年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、13頁。オリジナルの2024年5月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240518021804/https://www.tobu.co.jp/pdf/corporation/passengers_2021.pdf#page=13 
  4. ^ 駅別乗降人員 2022年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、13頁。オリジナルの2024年5月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240518021731/https://www.tobu.co.jp/pdf/corporation/passengers_2022.pdf#page=13 

関連項目

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外部リンク

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