東方紅2号
東方紅2号(中国語: 东方红二号、英: Dong Fang Hong 2, DFH-2)は中国が20世紀後半に使用していた放送衛星。中国空間技術研究院(CAST)が開発を行い、設計寿命は4.5年。この衛星シリーズは1984年から対地同期軌道へ打ち上げられた。この衛星からの放送は中国全土と周辺国の一部をカバーしていた。スピン安定方式の円筒型で、直径2.1m、高さ3.1m。1990年から1991年まで運用された[1]。
東方紅2号A
編集東方紅2号A(DFH-2A)は東方紅2号の後継機で、放送用のパラボラ通信アンテナを衛星の頂点に取り付けていた。1993年まではすべての東方紅衛星が軍によって運用されていた[2]。東方紅2号Aは全て1990年代には燃料を使い果たし、運用を終了している[2]。DFH-2A-1、2A-2、2A-3はそれぞれ後にChinaSat-1、ChinaSat-2、ChinaSat-3へ改名されている[2]。
リスト
編集日時 | 名称 | 別名 | ロケット | 成否 |
---|---|---|---|---|
1984-01-29 | DFH-2 1 | STTW T1 | CZ-3 | 失敗 |
1984-04-08 | DFH-2 2 | STTW T2 | CZ-3 | 成功 |
1986-01-01 | DFH-2A 1 | STTW 1 | CZ-3 | 成功 |
1988-03-07 | DFH-2A 2 | STTW 2, ZX 1 | CZ-3 | 成功 |
1988-12-22 | DFH-2A 3 | STTW 3, ZX 2 | CZ-3 | 成功 |
1990-02-04 | DFH-2A 4 | STTW 4, ZX 3 | CZ-3 | 成功 |
1991-12-28 | DFH-2A 5 | STTW 5, ZX 4 | CZ-3 | 失敗 |
引用資料:[1][2] |
参考文献
編集- ^ a b “DFH-2 1, 2”. GUNTER'S SPACE PAGE. 2010年9月7日閲覧。
- ^ a b c d “DFH-2A 1, 2, 3, 4, 5 (STTW, ZX 1, 2, 3, 4)”. GUNTER'S SPACE PAGE. 2010年9月7日閲覧。