杖立権現越
杖立権現越(つえたてごんげんごえ)は、徳島県勝浦郡勝浦町と名東郡佐那河内村の境界にある峠。標高約650m。「杖立峠」とも表記される。
杖立権現越 | |
---|---|
所在地 |
日本 徳島県勝浦郡勝浦町・名東郡佐那河内村 |
標高 | 650 m |
山系 | 四国山地 |
プロジェクト 地形 |
地理
編集勝浦郡勝浦町坂本と名東郡佐那河内村村下の境にある峠。昭和30年頃までは両地区の往来も多く、勝浦町から剣山へ行く道としても利用していた。峠はクロマツ・ヒノキ・アセビなどの樹木が茂っており、その中に杖立権現が祀られている。峠名は、杖をついて越えるほどの急坂で、峠に着くとその杖を突きたてたことに由来する。また峠のすぐ西には杖立山もある[1]。
峠の1km北西にはシャクナゲで有名な徳円寺がある。また北東の尾根道を辿ると、婆羅尾峠から八多五滝へ通じ、西へ行けば、大川原高原から梅ノ木峠方面まで足をのばすことができる。杖立権現越は四国のみちの分岐点ともなっている[1]。
脚注
編集- ^ a b 『角川日本地名大辞典 36 徳島県』(1986年 ISBN 4040013603)