村田数之亮
村田 数之亮(むらた かずのすけ、1900年11月30日 - 1999年1月20日)は、日本の西洋史学者。大阪大学名誉教授。 古代ギリシア史が専門。
生涯
編集京都府出身。1924年東京帝国大学文学部西洋史学科卒。京都帝国大学大学院進学。 1936年ヨーロッパに留学。帰国後京都帝大講師、1948年「クレタ文明の性格」で、文学博士(京都大学)。 1949年大阪大学文学部教授。1964年定年退官、名誉教授。 甲南大学教授。
著書
編集- 『ギリシア史 西洋史講座』(雄山閣) 1932
- 『希臘美の性格』(弘文堂書房、教養文庫)1940
- 『ギリシャの瓶絵』(アルス) 1942
- 『概観西洋歴史』(河原書店) 1947
- 『史蹟の希臘』(大八洲出版、古文化叢刊)1947
- 『エーゲ文明の研究』(弘文堂) 1949
- 『概観西洋史』(創元社) 1952
- 『新書西洋史 第1 文明の生成』(創元社) 1955
- 『世界の歴史 第4 ギリシャ』(河出書房) 1968 、のち文庫
- 『英雄伝説を掘る ギリシア』(新潮社、沈黙の世界史3) 1969
- 『ギリシアの陶器』(中央公論美術出版) 1972
- 『ギリシア美術』(新潮社) 1974
- 『私のギリシア』(新潮選書) 1976
- 『エーゲ美術』(中央公論美術出版) 1979
- 『ギリシア美をもとめる』(ブレーンセンター、対話講座なにわ塾叢書) 1988
共編著
編集翻訳
編集- 『希臘主義の東漸』(マイエル、二宮善夫共訳、創元社、史学叢書) 1942
- 『先史世界への熱情 シュリーマン自叙伝』(星野書店) 1942、のち改題『古代への情熱』(岩波文庫) 1954
- 『考古学の歩み』(ジョルジュ・ドー、樋口隆康共訳、白水社、文庫クセジュ) 1954
- 『神・墓・学者 考古学物語』(C・W・ツェーラム、養徳社) 1956、のち中公文庫
- 『ギリシア美術の誕生』(ピエール・ドマルニュ、高橋たか子共訳、新潮社、人類の美術) 1966
- 『ギリシア以前のエーゲ世界』(シンクレア・フッド、創元社、世界古代史双書) 1970
- 『地中海のフェニキア人』(ウィリアム・キュリカン、創元社、世界古代史双書) 1971
- 『ギリシア・クラシック美術 前480 - 前330』(ジャン・シャルボノー, ロラン・マルタン, フランソワ・ヴィラール、新潮社、人類の美術) 1973
脚注
編集
参考
編集- 村田数之亮氏(1900~1999)〔含 略歴〕 (追悼) 宇都木慎一「山岳」1999