村上学 (国文学者)

日本の国文学者

村上 学(村上 學、むらかみ まなぶ、1936年3月12日 - )は、日本の国文学者。元名古屋大学教授。

略歴

編集

愛知県宝飯郡出身。名古屋大学文学部国文科卒、同大学院修士課程修了。1984年「曽我物語の基礎的研究 本文研究を中心として」で文学博士静岡女子短期大学国文学研究資料館豊橋技術科学大学助教授、教授、1990年名古屋工業大学教授をへて、名古屋大学文学部教授となる。99年定年退官[1]大谷大学教授を務めた[2]

著書

編集
  • 『曽我物語の基礎的研究 本文研究を中心として』風間書房 1984
  • 『語り物文学の表現構造 軍記物語・幸若舞・古浄瑠璃を通じて』風間書房 2000
  • 『中世宗教文学の構造と表現 佛と神の文学』三弥井書店 2006

共編著

編集
  • 『伝承文学資料集 曽我物語 彰考館蔵』徳江元正,福田晃共編 三弥井書店 1971-78
  • 『赤木文庫本義経物語』角川源義共編 角川書店(貴重古典籍叢刊 1974
  • 『舞の本 毛利家本』横山重共著 角川書店 1980
  • 義経記』(日本の文学 古典編)校注・訳 ほるぷ出版 1986
  • 神道大系 文学編 2 諏訪大明神御本地.祇園牛頭天王御縁起.塩竈大明神御本地.日光山宇都宮因位御縁起 中世神道物語』校注 神道大系編纂会 1989
  • 平家物語と語り』編 三弥井選書 三弥井書店 1992
  • 『義経記・曽我物語』編 (日本文学研究大成) 国書刊行会 1993
  • 『講座日本の伝承文学 第5巻 宗教伝承の世界』福田晃,美濃部重克共編著 三弥井書店 1998

脚注

編集
  1. ^ 村上學教授略歴・業績目録 名古屋大學文學部研究論集. 文學 45, 5-13, 1999-03-31
  2. ^ 『中世宗教文学の構造と表現』著者紹介