本部 均(ほんぶ ひとし、1908年1月22日 - 2005年5月9日[1])は、日本数学者東京都立大学 (1949-2011)名誉教授。専攻は微分幾何学。多数の学習参考書、受験参考書の執筆、編著でも知られる。

石川県出身。第四高等学校を経て、1930年東北帝国大学数学科卒業。北海道帝国大学助手、九州帝国大学助教授、同教授を歴任。1952年旧・東京都立大学教授となる。1971年定年後、東海大学教授に転ずる。

東京出版の月刊誌『大学への数学』で、創刊号から[2]長年執筆を続けていた。

2005年5月9日、肺気腫のため死去[1]

主な著書

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単著

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  • 数Iの研究、旺文社
  • 数学Ⅰの傾向と対策 旺文社(年度版、昭和40年版から昭和45年版、昭和46年版からは改題)
  • 新しい代数(新しい数学へのアプローチ5)、共立出版、1969
  • 解析幾何学(基礎数学講座)、共立出版、2000

共著・編著

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  • 幾何学要論-大学教課、養賢堂、1955
  • 幾何学演習-大学教課、養賢堂、1955
  • 数学序論-文科教養、養賢堂、1960
  • 数Ⅰ代数の研究 旺文社 (穂刈四三二と共著)
  • 数Ⅰ幾何の研究 旺文社 (穂刈四三二と共著)
  • 数Ⅱの研究 旺文社 (穂刈四三二と共著)

脚注・出典

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  1. ^ a b 『現代物故者事典2003~2005』(日外アソシエーツ、2006年)p.543
  2. ^ 「東京出版創立30周年記念の集い」『大学への数学 1986年7月号』第30巻第7号、東京出版、東京都渋谷区広尾3-12-7、1986年7月1日、36頁、雑誌 05949-7。 

関連項目

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