木村慎太郎
木村 慎太郎(きむら しんたろう、1987年6月30日 - )は、日本の陸上競技選手。専門は短距離走。奈良県磯城郡三宅町出身。奈良県立添上高等学校から早稲田大学を経て、現在はアシックスに所属している。
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2008年日本選手権(左端) | ||||||||||||||||||
選手情報 | ||||||||||||||||||
フルネーム | 木村慎太郎 | |||||||||||||||||
ラテン文字 | Shintaro Kimura | |||||||||||||||||
国籍 | 日本 | |||||||||||||||||
種目 | 短距離走 | |||||||||||||||||
所属 | アシックス (2010年 - ) | |||||||||||||||||
大学 | 早稲田大学 (2006年 - 2010年) | |||||||||||||||||
生年月日 | 1987年6月30日(37歳) | |||||||||||||||||
出身地 | 日本 奈良県磯城郡三宅町 | |||||||||||||||||
身長 | 171cm | |||||||||||||||||
体重 | 68kg | |||||||||||||||||
引退 | 2014年 | |||||||||||||||||
成績 | ||||||||||||||||||
世界選手権 |
世界選手権 100m 2次予選3組8着(2009年) | |||||||||||||||||
地域大会決勝 |
東アジア競技大会 100m 2位(2009年) | |||||||||||||||||
国内大会決勝 |
日本選手権 100m 2位(2009年) 国民体育大会 成年100m 優勝(2010年) | |||||||||||||||||
自己ベスト | ||||||||||||||||||
100m | 10秒21(2009年) | |||||||||||||||||
200m | 21秒03(2009年) | |||||||||||||||||
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編集 |
経歴
編集式下中学校3年だった2002年に、全日本中学校陸上競技選手権の100mで優勝した。10月のジュニアオリンピック陸上競技大会のB男子100mも11秒03(-0.6)で優勝し、2003年2月の日本ジュニア室内陸上競技大会の中学60mも6秒95の大会記録で優勝した[1]。
添上高校3年時には、インターハイの100mで2位、国民体育大会の少年A100mで4位、日本ジュニア室内の60mで優勝を果たした。2006年に早稲田大学に入学。
2006年の大学1年時には日本インカレに出場したが、100mは11秒09の予選3組7着で敗退した。4×100mリレーは予選で1走を務めて決勝進出に貢献するも、決勝は出番なしに終わった(決勝の早稲田の結果は2位)。
2007年の大学2年時、6月の日本インカレ100mは10秒78の準決勝2組3着で敗退し、初の決勝進出はならなかった。しかし、4×100mリレーでは予選で3走、決勝で1走を務め、2位入賞に貢献した。9月の全日本学生陸上競技チャンピオンシップ100mは10秒42で優勝を果たした。
2008年の大学3年時には、6月の日本学生個人選手権100mを10秒38の自己ベスト(当時)で優勝すると、同月の日本選手権の100mでは塚原直貴、朝原宣治に次ぐ3位入賞を果たした。9月の日本インカレ100mでは初めて決勝に進出して5位、4×100mリレーでは1走を務めて優勝した。同月の早慶対抗陸上競技会4×200mリレーではアンカーを務め、江里口匡史らとともに1分22秒67の日本記録(当時)を樹立した。
2009年の日本選手権100mでは、予選で自己ベストの10秒21を記録した。決勝でも江里口に次ぐ2位になり(記録は10秒22)、世界選手権の代表に選ばれた。8月の世界選手権では、2次予選のスタート前に遅延行為で警告を受け、10秒54で敗退した[2]。9月の日本インカレでは、100mで江里口匡史に次ぐ2位、4×100mリレーは決勝のみ出場し、2走を務めて連覇を達成した。12月の東アジア大会では、100m、4×100mリレーでともに銀メダルを獲得した[3]。
2010年は日本選手権100mで8位に終わったが、IAAFコンチネンタルカップの4×100mリレーで「アジア・太平洋」の4走を務め2位に入った。全日本実業団選手権を制した後、10月の国民体育大会でも10秒31を記録して優勝した[4][5]。
2011年、5月のゴールデングランプリ川崎に出場し、100mは10秒54(-0.8)の4位、4×100mリレーでは日本Aチームの2走を務めて38秒78で優勝した。9月の全日本実業団選手権100mでは、塚原直貴に次ぐ2位に終わり連覇を逃した。10月の国民体育大会成年100mでは、決勝で10秒27(+1.8)を記録して4位に終わった。
2012年、6月の日本選手権100mには2年ぶりの出場を果たし、10秒55(0.0)の7位に終わった。9月の全日本実業団選手権では、100mは11秒31(-0.6)の準決勝1組8着、200mは22秒29(-1.0)の予選3組6着で敗退した。
2013年、6月の日本選手権100mに出場し、10秒56(+0.9)の予選2組5着で敗退した。
2014年、6月の日本選手権100mに出場し、10秒54(+0.7)の予選2組5着で敗退した。同月28日の大阪選手権100mに出場し、10秒95(+1.0)の予選3組5着で敗退した。その日の夜に、大阪選手権を最後に競技生活から退くことを自身のtwitterで明らかにした[6]。10月12日の所沢市選手権で引退記念レースが行われたが、写真判定機故障のため記録なしに終わった[7]。
主な成績
編集年 | 大会 | 種目 | 順位 | 記録 | 備考 |
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2009年 | ユニバーシアード | 100m | 準決勝敗退 | 10秒49 | 1組6着 |
4×100mリレー | 予選失格 | 1,2走間でオーバーゾーン | |||
世界選手権 | 100m | 2次予選敗退 | 10秒54 | 3組8着 | |
東アジア競技大会 | 100m | 2位 | 10秒39 | ||
4×100mリレー | 2位 | 39秒40 | |||
2010年 | コンチネンタルカップ | 4×100mリレー | 2位 | 39秒28 | アジア太平洋チーム |
記録
編集種目 | 記録 | 年月日 | 場所 | 備考 |
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100m | 10秒21 (+1.4) | 2009年6月27日 | 広島 | 奈良県記録 |
200m | 21秒03 (+0.8) | 2009年5月24日 | 東京 |
脚注
編集- ^ “三段跳びで藤林が連覇/日本ジュニア室内陸上”. 四国新聞社 (2003年2月11日). 2014年10月15日閲覧。
- ^ 世界陸上ベルリン 男子100m2次予選 TBSテレビ. 2011年3月29日閲覧
- ^ Ram. Murali Krishnan (2009-12-12).China's Liu Qing completes double but overall it's Japan's day - East Asian Games, Day 3 IAAF.
- ^ 陸上男子百は木村V、塚原2位 全日本実業団最終日 共同通信社 (2010-09-26). 2011年3月28日閲覧
- ^ 福島千里、大会新で初V 陸上成年女子100 千葉国体 朝日新聞社 (2010-10-02). 2011年3月28日閲覧
- ^ @kimurash0630 twitter (22:48 - 2014-6-28) 2014年6月30日閲覧。
- ^ “第15回所沢市陸上競技選手権大会”. 早稲田大学競走部 (2014年10月12日). 2014年10月15日閲覧。
外部リンク
編集- 木村慎太郎 - 日本陸上競技連盟の選手名鑑
- 木村慎太郎 - ワールドアスレティックスのプロフィール
- 木村慎太郎 (@kimurash0630) - X(旧Twitter)
- TBS「世界陸上ベルリン」木村慎太郎
- wasedasport.com 旅立ちを前に…木村慎太郎インタビュー(1)
- wasedasport.com 旅立ちを前に…木村慎太郎インタビュー(2)
- 2008年度早稲田スポーツ総括 競走部 木村慎太郎選手インタビュー
記録 | ||
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先代 早稲田大学 (1分22秒94) 穴井伸也、田村和宏、佐藤真太郎、中川博文 |
4×200mリレー日本記録保持者 (1分22秒67) 早稲田大学 江里口匡史、楊井佑輝緒、木原博、木村慎太郎 2008年9月27日 - 2013年9月22日 |
次代 早稲田大学 (1分22秒41) 木村賢太、竹下裕希、愛敬彰太郎、永沼賢治 |
先代 早稲田大学 (39秒16) 中川裕介、相川誠也、大前祐介、野田浩之 北村和也、大前祐介、中川裕介、相川誠也 |
日本選手権リレー4×100mリレー大会記録保持者 (38秒97) 早稲田大学 江里口匡史、木村慎太郎、楊井佑輝緒、木原博 2008年10月24日 - 2014年11月1日 |
次代 法政大学 (38秒81) 西垣佳哉、大瀬戸一馬、冨田智、長田拓也 |
先代 永坂佳紀 (7秒00) |
日本ジュニア室内中学60m大会記録保持者 (6秒96 - 6秒95) 2003年2月11日 - 2010年2月11日 |
次代 大瀬戸一馬 (6秒87) |