木村元基
大相撲の行司 (1968-)
木村 元基(きむら もとき、本名:岡村 浩道(おかむら ひろみち)、1968年8月6日 - )は大相撲の幕内格行司。湊部屋所属。血液型はB型。
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基礎情報 | ||||
行司名 | 木村元基 | |||
本名 |
おかむら ひろみち 岡村 浩道 | |||
生年月日 | 1968年8月6日(56歳) | |||
出身 | 日本・東京都新宿区 | |||
所属部屋 | 湊部屋 | |||
データ | ||||
現在の階級 | 幕内格行司 | |||
最高位 | 幕内格行司 | |||
初土俵 | 1984年5月場所 | |||
幕内格 | 2011年11月場所 | |||
備考 | ||||
2015年11月18日現在 |
人物
編集エピソード
編集初土俵同期(1984年5月場所)に12代式守勘太夫がいる。当時は行司志望者が非常に多く、同場所で初土俵を踏んだ行司は歴代最多の10名を数えた。
2012年11月場所、幕内格以上の行司が3人休場(木村玉光・木村正直・木村玉治郎)した結果、幕内格行司なので通常2番のところ、14日目と千秋楽に3番を裁いた。
2021年1月4日、日本相撲協会は木村元基が新型コロナウイルス感染症と確認されたことを発表した。この日、発熱と咳の症状があったため、医療機関でPCR検査を受けて判明したという。行動記録から湊部屋所属の年寄と力士は濃厚接触者と認定されなかったが、念のため5日に協会としてPCR検査を行った[1][2]。検査結果は、全員陰性であったことを6日に芝田山広報部長が明かしている[3]。
2024年3月場所では、11日目から体調不良により休場したが、千秋楽は出場した。
アルファベット「D」をあしらった柄の装束を持っている。使用する軍配は表面に「気炎万丈」(圧倒するような意気込み)と書かれ、裏面には白鷹の刺繍が施されている珍しいもの[4]。行司監督を務めていて、若手行司の指導にも携わっている[5][6]。
2024年10月26日(25日深夜)放送のテレビドラマ『それぞれの孤独のグルメ』第4話(テレビ東京)では、木村元基をモデルとした木村正基(演・ユースケ・サンタマリア)がメインゲストとして登場した[7][8](本人は行司監修)。
略歴
編集脚注
編集- ^ “協会からのお知らせ(2021年1月4日)”. 日本相撲協会. 2021年1月4日閲覧。
- ^ “幕内格行司で湊部屋所属の木村元基がコロナ感染 - 大相撲 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com(2021年1月4日). 2021年1月4日閲覧。
- ^ “芝田山広報部長「何とも言えない」初場所の開催方式 - 大相撲 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com(2021年1月6日). 2021年1月6日閲覧。
- ^ 『知れば知るほど行司・呼出し・床山』p.32
- ^ 『知れば知るほど行司・呼出し・床山』p.55
- ^ 座布団をどかして正座 新米行司を見守る先輩行司の姿に「座布団使ってください」「ストイック元基」驚きと称賛の声ABEMA TIMES
- ^ 湊部屋 [@minatobeya1981] (2024年10月22日). "お知らせ📢 今週放送の孤独のグルメ特別編にて 「湊部屋所属の幕内格行司 木村元基」が 木村正基として描かれます🙇♂️". X(旧Twitter)より2024年10月27日閲覧。
- ^ “ユースケ・サンタマリア、松重豊によって“行司役”に起用 『それぞれの孤独のグルメ』ゲスト主人公に”. ORICON NEWS (2024年10月19日). 2024年10月27日閲覧。
参考文献
編集- 「相撲」編集部 編『令和四年大相撲力士名鑑』ベースボール・マガジン社(原著2022年1月19日)。ISBN 978-4583113944。 NCID BA63845295。
- 「相撲」編集部『知れば知るほど行司・呼出し・床山』2019年5月15日発行、ベースボール・マガジン社 ISBN 978-4-583-11204-6
外部リンク
編集- 木村 元基 - 日本相撲協会