木内昭胤
日本の外交官
木内 昭胤(きうち あきたね、1927年(昭和2年)9月1日 - )は、日本の外交官。フランス駐箚特命全権大使などを歴任した。
経歴・人物
編集東京都出身。父は外交官の木内良胤[1][2]、母は宮内次官、枢密顧問官を歴任した関屋貞三郎の長女淑子[3]。次男は元衆議院議員の木内孝胤[4]。
東京大学法学部を卒業し、1951年(昭和26年)4月、外務省に入省する。外務省ではパリ、モスクワ、ワシントンD.C.、ロンドン等の在外公館勤務を経て、田中角栄が首相時代、総理大臣秘書官を務めた。
- 1980年(昭和55年) 外務省アジア局長
- 1983年(昭和58年) マレーシア駐箚特命全権大使
- 1986年(昭和61年) タイ王国駐箚特命全権大使
- 1989年(平成元年) フランス駐箚特命全権大使
- 1992年(平成4年) 外務省を退官
退官後は、住友銀行顧問、アクサ生命保険会長、アジア開発キャピタル会長などを歴任した[4][5]。 また、細川内閣では細川護熙首相の私的諮問機関であった「経済改革研究会」のメンバーとして規制改革に関するレポートを作成した。
同期
編集参考文献
編集- 早川隆 『日本の上流社会と閨閥』 角川書店 1983年(昭和58年)9月10日初刷発行 56-63頁
- 佐藤朝泰 『門閥 旧華族階層の復権』 立風書房 1987年(昭和62年)4月10日第1刷発行 ISBN 4-651-70032-2
- 『昭和人名事典 第1巻』1987年(昭和62年)10月5日初版発行、日本図書センター、ISBN 4-8205-0693-5
- 神一行 『閨閥 - 新特権階級の系譜』 講談社(講談社文庫) 1993年(平成5年)10月第1刷発行 ISBN 4-06-185562X
- 小谷野敦 『日本の有名一族 近代エスタブリッシュメントの系図集』幻冬舎〈幻冬舎新書〉 2007年(平成19年)9月30日第1刷発行、ISBN 978-4-3449-8055-6
- 服部龍二『日中国交正常化 - 田中角栄、大平正芳、官僚たちの挑戦』中央公論新社〈中公新書〉、2011年。ISBN 412102110X。