木下里都
木下 里都(きのした りと、2001年1月27日 - )は、福岡県福岡市早良区出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。阪神タイガース所属。
阪神タイガース #54 | |
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基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 福岡県福岡市早良区 |
生年月日 | 2001年1月27日(23歳) |
身長 体重 |
183 cm 87 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2024年 ドラフト3位 |
年俸 | 1000万円(2025年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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経歴
編集福岡市立小田部小学校1年から原北ウイングス少年野球クラブで野球を始め、福岡市立原北中学校では白龍ベースボールクラブに所属した。
福岡舞鶴高等学校では1年夏からベンチ入りし、同年秋から正遊撃手に定着[2]。2年夏の福岡県大会では、4回戦で三浦銀二を擁する福岡大大濠と対戦。木下は三浦から3打席で2安打を放つも、チームは敗れた[3][4]。
高校卒業後は福岡大学に進学。木製バットに馴染めなかったことや、同学年の遊撃手に対抗できないと悟ったことから、「大学で野球を辞めるつもりなので、最後くらいは」と投手に転向することを決意した[5]。4年春のリーグ戦で先発として初登板を果たすと、最速149km/hの直球を武器に初完投初完封勝利を挙げ開花[6]。第71回全日本大学野球選手権大会では準々決勝の対上武大学戦に先発として登板し、5回を無失点に抑える好投を見せた(チームは敗戦)[7]。プロ志望届は提出しなかった。
大学卒業後は九州三菱自動車に入社し、硬式野球部に入団。福岡ソフトバンクホークスでコーチを務めた経験もある加藤伸一監督の下で大きく成長を遂げ、2024年の都市対抗野球では自己最速となる156km/hを記録するなど、プロ注目の存在となった[8][9]。
2024年のドラフト会議で阪神タイガースから3位指名を受けた。11月11日、契約金6000万円、年俸1000万円(金額はいずれも推定)[1]。背番号は54[10]。担当スカウトは前田忠節[11]。
人物
編集「プロを目指して野球をしてきたのではなく、野球を好きで続けてきたら、プロに誘われた」と語っており、プロ野球の観戦に行ったことがないばかりか、どの球団がどのリーグに所属するかすらも知らなかった[12]。
詳細情報
編集背番号
編集- 54(2025年[10] - )
脚注
編集- ^ a b 「阪神D3位右腕・木下里都が仮契約「将来的には日本を代表する投手に」最速156キロ」『サンスポ』2024年11月11日。2024年11月15日閲覧。
- ^ 「【スポニチスカウト部(24)】KMGホールディングス・木下里都 投手歴5年 最速156キロの新星」『スポニチ Sponichi Annex』2024年8月12日。2024年11月15日閲覧。
- ^ 「試合結果 | バーチャル高校野球 | スポーツブル」『バーチャル高校野球』。2024年11月15日閲覧。
- ^ 「福岡大大濠、逆転16強 三浦「苦しい投球」/福岡」『日刊スポーツ』。2024年11月15日閲覧。
- ^ 「もっと社会人野球:涙の数だけ強くなる 幼さと伸びしろ兼ねたKMGの大器・木下里都」『毎日新聞』2024年10月19日。2024年11月15日閲覧。
- ^ 「福岡大3勝目、木下が初先発初完封 九州六大学野球」『西日本新聞me』2022年4月18日。2024年11月15日閲覧。
- ^ 「上武大学に3-5で惜敗、2年連続ベスト4にあと一歩届かず」『FUKUDAism(フクダイズム)|福岡大学』2022年6月9日。2024年11月15日閲覧。
- ^ 「卒業生の木下里都投手(KMGホールディングス)がプロ野球ドラフト会議で阪神タイガースから3位指名」『FUKUDAism(フクダイズム)|福岡大学』2024年10月24日。2024年11月15日閲覧。
- ^ 「直球にこだわり最速156キロ プロ注目KMG・木下里都 都市対抗」『毎日新聞』2024年7月23日。2024年11月15日閲覧。
- ^ a b 「阪神が新入団選手発表会を実施 ドラフト1位・伊原は背番号「18」 2位の今朝丸は「28」」『サンスポ』2024年12月9日。2024年12月9日閲覧。
- ^ 「【阪神】ドラ3木下里都はNPB最速投手目標「開幕1軍。1年間でみると新人王も狙いたい」」『日刊スポーツ』2024年11月3日。2025年1月13日閲覧。
- ^ 柴田美絵「阪神ドラ3木下里都「プロ野球分かんなくて…セ・リーグがどこかも分かんない」プロ野球観戦せず」『日刊スポーツ』2024年10月26日。2024年11月15日閲覧。
- ^ 「阪神 ドラフト3位・木下は美文字がウリ「日本習字で準8段」最高位の一歩手前 スピードもアピール「球速に限界はない」」『デイリースポーツ online』2024年11月15日。2024年11月15日閲覧。