木下 豊房(きのした とよふさ、1936年12月10日[1]- )は、日本のロシア文学者、比較文学者。千葉大学名誉教授、ドストエーフスキイの会代表。 国際ドストエフスキー学会(IDS)副会長。 (IDSサイト[1]

略歴

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長崎市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程(露文専攻)修了。千葉大学教養部教授、文学部教授を経て2002年定年退官、名誉教授。ドストエフスキー、および日本におけるドストエフスキー受容に関して研究。 2000年8月、千葉大学国際ドストエフスキー研究集会「ドストエフスキーの眼で見た21世紀人類の将来」を主宰。 (プログラム参照[2]

現在、亀山郁夫の新訳『カラマーゾフの兄弟』について誤訳が多いことの指摘の外に、亀山著のドストエフスキー論に見られる作家像の恣意的な解釈、歪曲について批判している([3][4])。 2011年10月22日~25日、北京第二外国語学院国際研究集会(「21世紀の文化的背景におけるドストエフスキー・伝統と現代」)で、「日本市場における作家像ドストエフスキーの歪曲」と題して報告(ロシア語) (http://www.ne.jp/asahi/dost/jds/dost405a.htm) N.ジヴォルーポワ教授追悼国際紀念論集“В направлении смысла" に「商業出版とマスコミにおけるドストエフスキーの作家像」を 発表(ロシア語) (http://www.ne.jp/asahi/dost/jds/dost406.htm

 2013年7月8日~14日、国際ドストエフスキー学会第15回シンポジュウーム(「ドストエフスキーとジャーナリズム」)では日本とロシアの商業主義メディア・ジャーナリズムに見られる作家像の歪曲について報告(ロシア語)。 https://www.ne.jp/asahi/dost/jds/dost409.htm

その内容の日本語版をドストエーフスキイの会会誌「広場」22号(2013・4)に「商品としてのドストエフスキー - 商業出版とマスメディアにおける作家像」と題して発表。同論文を以下のURLで公開 (https://www.ne.jp/asahi/dost/jds/dost218.htm

2008年12月5-6日 ソルジェニーツィン生誕90周年記念国際会議参加、報告(題名:「ソルジェニーツィンの語りのスタイルとドストエフスキーのポエチカ」)

木下豊房ネット論集『ドストエフスキーの世界』公開 ([5]) ロシア語論集公開([6]

上記論集を含む、その他の論稿の公開:「管理人T.Kinoshitaのページ」http://www.ne.jp/asahi/dost/jds/dost125.htm

著書

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  • 『近代日本文学とドストエフスキー 夢と自意識のドラマ』成文社 1993
  • 『ドストエフスキーその対話的世界』成文社 2002
  • 『ドストエフスキーの作家像』鳥影社、2016
  • https://www.ne.jp/asahi/dost/jds/dost610.htm
  • ロシア語論文集:Антропология и поэтика творчества Ф.М.Достоевского(Санкт-Петербург, 2005)
  •    〃  Творчество Ф.М. Достоевского. Прблема авторской позиции(Санкт-Петеобург, 2017)

編著

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  • 『論集・ドストエフスキーと現代』安藤厚共編 多賀出版 2001
  • 千葉大学国際研究集会"21век глазами Достоевского переспективы человечества"報告論集(Москва, 2002)

翻訳

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論文

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脚注

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  1. ^ 『著作権台帳』