月刊クォリティ
日本の雑誌
『月刊クォリティ』(げっかんクォリティ)は、株式会社太陽(札幌市)が発刊する北海道の月刊誌である。道内では『道民雑誌』のキャッチコピーでも知られる。
歴史と特徴
編集1966年多田幸右(令和元年没)により創刊。北海道地域の政治や経済を中心に、ノンフィクション・エッセイなども扱う総合誌。ライバル誌「財界さっぽろ」と比較して、政財界ゴシップ色は弱く、文芸色が強い。過去には渡辺淳一『北都物語』を連載した。政治記事の特色として、衆議院議員を「衆議」、参議院議員を「参議」と呼称する。
独自の文学賞として北海道文芸賞(従来の北海道文学賞と北海道ノンフィクション賞を統合する形で2014年に創設)を主催している。前身の文学賞時代を含めるとすでに30年以上の歴史を持ち、過去の受賞者には藤堂志津子、永井するみなど後に中央で活躍するようになった作家もいる。
主な連載
編集- 「北海道の医乱」
- 「医療最前線」
- 「天下の傍論・市民の戯論」
- 「本道国会議員の活動報告」
- 「ペンで書く墓碑銘」
- 「エッセーの小窓」
くま文庫
編集文学、ノンフィクション、評論、政治、経済などあらゆる分野で〈くま文庫〉というシリーズで文庫を発刊している。2009年創刊。