月の夜汽車(つきのよぎしゃ)は、美空ひばりシングル1975年9月1日日本コロムビアから発売された[1]

「月の夜汽車」
美空ひばりシングル
A面 月の夜汽車
B面 風の流れに
リリース
規格 レコード
録音 1975年3月1日[1]
ジャンル 歌謡曲
レーベル 日本コロムビア
作詞・作曲 岡林信康(作詞・作曲)
美空ひばり シングル 年表
ひとりぼっち
(1975年)
月の夜汽車
(1975年)
白い勲章
(1976年)
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概要

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  • A面『月の夜汽車』とB面『風の流れに』は共に岡林信康作詞・作曲の作品であり、岡林が同年12月16日中野サンプラザで開いた約4年半ぶりとなる単独コンサートでは、リサイタル終盤にひばりが客席から飛び入り参加して1曲まるごと歌った[2]
  • 岡林がレコーディングに立ち会った際、ひばりは譜面ではなく歌詞の紙に矢印を書き込んでいた[3]。岡林が「どうして」と尋ねると、ひばりは恥ずかしげに「楽譜が読めないから、こうして読んでるの」と返した。岡林が「僕も楽譜を読めないんだ」と言ったところ、ひばりは「ウソー!私と一緒ね」と笑顔になった[3]。レコーディング終了後に原宿夕食を共にしたが、岡林はひばりに「ウチにきて飲まない?」と誘われた。残った食事を包んでもらい、目黒区青葉台のひばり邸に伺った[3]
  • ひばり邸では綺麗に手入れされた芝生でレコード会社の関係者と相撲を取ってひばりから「芝生が傷む」と言われたり、「越後獅子の唄」を目の前で歌い、「その裏声のところ、間違ってる」と歌唱指導もされた[3]
  • 当時の岡林は京都山村に移住して「3反ほどの田圃に食い切れるだけのを1反ほど作る」という農作業に励んでおり、人前に立つことは避けていたが、ひばりにハッパをかけられて中野サンプラザでコンサートを行った[3]。心配で見に来たひばりは“私も歌いたいわ”と言って『風の流れに』を歌い、岡林も負けるもんかと思って歌ったが、歌詞を忘れてしまう。それからは、ひばりの歌を聴き出した[3]
  • ひばり20回忌の2009年に奇跡的に岡林が保有していたカセットテープが発見され、ひばりと岡林のMCも含めてノーカット収録でCD化された[2]

収録曲

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両曲共 作詞・作曲:岡林信康、編曲:佐伯亮

  1. 月の夜汽車
  2. 風の流れに

関連項目

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脚注

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