曽根元吉
曽根 元吉(そね もときち、1912年10月12日[1] - 2000年9月28日[1])は、日本の翻訳家・編集者。専門はフランス文学。本名・谷口 正元[1]。明治大学教授などを歴任。
略歴
編集京都帝国大学文学部仏文科卒業[1]。1955年に、休刊していた文芸誌『同時代』の再刊に参加。同志社大学、大谷大学各講師を経て、関西日仏学館教授、明治大学教養部教授などを歴任[1]。
翻訳
編集- 『奇巌城』(ルブラン、中央公論社、世界推理名作全集) 1961年
- 『ロートレックによるロートレック』(フィリップ・ユイスマン、M・G・ドルチュ、美術出版社) 1965年
- 『ジャン・ジュネ全集 第3巻』(エッセイ担当、新潮社) 1967年、復刊1992年
- 『わんぱくニコラ』(ゴシニ、ジャン=ジャック・サンペ絵、一羽昌子共訳、文藝春秋) 1969年、のち文庫
- 『日々の泡』(ボリス・ヴィアン、新潮社) 1970年、のち文庫
- 『ウジェニー・グランデ』(バルザック、新潮社、新潮世界文学) 1971年
- 『南十字星』(ジュール・ヴェルヌ、中央公論社、世界の文学) 1972年、のち文庫
- 『パルジファルの復活祭:世紀末傑作短篇集』(川口顕弘ほか共訳、国書刊行会、フランス世紀末文学叢書) 1988年
編集
編集- 「ジャン・コクトー全集」 全8巻(ジャン・コクトー、堀口大学,佐藤朔監修、東京創元社) 1980年 - 1987年
- 『評論・随想集』(ジュール・ラフォルグほか、国書刊行会、フランス世紀末文学叢書14) 1990年