春採駅
春採駅(はるとりえき)は、北海道釧路市春採8丁目にあった、太平洋石炭販売輸送臨港線の駅。
春採駅 | |
---|---|
![]() 春採駅(2011年11月) | |
はるとり Harutori | |
(4.0 km) 知人► | |
所在地 | 北海道釧路市春採8丁目 |
所属事業者 | 太平洋石炭販売輸送 |
所属路線 | 臨港線 |
キロ程 | 0.0 km(春採起点) |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1925年(大正14年)2月11日 |
廃止年月日 | 2019年(令和元年)6月30日 |
備考 |
貨物専用駅 2019年(平成31年)3月31日より運転休止。 |
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/ac/Kushiro_Coal_Mine_2011.jpg/240px-Kushiro_Coal_Mine_2011.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/65/KushiroRinko_Harutori_eki.jpg/240px-KushiroRinko_Harutori_eki.jpg)
駅は既に旅客扱いを廃止していて、三叉路の真下に見える水色屋根の駅舎前の単式ホームは使用されていない。三叉路からは駅ホームの知人側にある踏切を通って海側へ向かう道が伸びるが、その脇に連絡橋が設けられている。三叉路北にあった炭住は撤去されている。
構内は西側(知人側)に多くの留置線があり、東側駅裏には車庫が見える。東側の分岐から先には太平洋炭礦の選炭設備と石炭積載用ホッパーを持つ工場があり、その工場南側には、海岸近くの2つの坑口、興津抗口と春採坑口からの坑外軌道がループを描いて運び込んでいる構造が見える。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/aa/Harutori.stn.jpg/260px-Harutori.stn.jpg)
歴史
編集駅名の由来
編集所在地名より。地名はアイヌ語の転訛であり、諸説ありはっきりしないが、「ハルウトル」(「食料とする草・沼」の意か)あるいは「ハルトゥル(haruturu)」(向こうの地[3])からとされる[4]。
駅周辺
編集隣の駅
編集廃止時
編集- 太平洋石炭販売輸送
- 臨港線
- 春採駅 - 知人駅
旅客営業当時
編集城山駅より、5.5キロ。
脚注
編集- ^ 内閣印刷局, ed (1925-02-23). “彙報 地方鉄道貨物運輸開始 釧路臨港鐵道株式会社、西武鉄道株式会社(鉄道省)”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (3749) .
- ^ “釧路・臨港線 石炭列車ラストラン:どうしん電子版(北海道新聞)”. どうしん電子版(北海道新聞). 2019年3月31日閲覧。
- ^ 「アルトロ(ar-utor)」(向こう側の・側面)と同義。知人岬の向かいに当たることから。
- ^ “アイヌ語地名リスト ノブト~ヒラキ P101-110”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年10月20日閲覧。