春採駅(はるとりえき)は、北海道釧路市春採8丁目にあった、太平洋石炭販売輸送臨港線

春採駅
駅建物(2011年11月)
はるとり
Harutori
(4.0 km) 知人
地図
所在地 北海道釧路市春採8丁目
北緯42度58分33秒 東経144度24分59秒 / 北緯42.97583度 東経144.41639度 / 42.97583; 144.41639座標: 北緯42度58分33秒 東経144度24分59秒 / 北緯42.97583度 東経144.41639度 / 42.97583; 144.41639
所属事業者 太平洋石炭販売輸送
所属路線 臨港線
キロ程 0.0 km(春採起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1925年大正14年)2月11日
廃止年月日 2019年令和元年)6月30日*
備考
* 2019年平成31年)3月31日より運転休止。
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1977年の釧路臨港鉄道 春採駅と周囲約1 km範囲。右端上が東釧路方面、左が知人方面。低い丘陵地帯の谷合に位置し、左端に春採湖が見える。
駅は既に旅客扱いを廃止していて、三叉路の真下に見える水色屋根の駅舎前の単式ホームは使用されていない。三叉路からは駅ホームの知人側にある踏切を通って海側へ向かう道が伸びるが、その脇に連絡橋が設けられている。三叉路北にあった炭住は撤去されている。
構内は西側(知人側)に多くの留置線があり、東側駅裏には車庫が見える。東側の分岐から先には太平洋炭礦の選炭設備と石炭積載用ホッパーを持つ工場があり、その工場南側には、海岸近くの2つの坑口、興津抗口と春採坑口からの坑外軌道がループを描いて運び込んでいる構造が見える。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

貨物専用駅であり、石炭輸送列車が発着していた。地上駅

歴史

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年表

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駅名の由来

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所在地名より。地名はアイヌ語の転訛であり、諸説ありはっきりしないが、「ハルウトル」(「食料とする草・沼」の意か)あるいは「ハルトゥル(haruturu)」(向こうの地[3])からとされる[4]

駅周辺

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隣の駅

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廃止時

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太平洋石炭販売輸送
臨港線
春採駅 - 知人駅

旅客営業当時

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釧路臨港鉄道
臨港線
永住町駅 - 春採駅 - 観月園駅

脚注

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  1. ^ 内閣印刷局, ed (1925-02-23). “彙報 地方鉄道貨物運輸開始 釧路臨港鐵道株式会社、西武鉄道株式会社(鉄道省)”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (3749). https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2955897/4. 
  2. ^ 釧路・臨港線 石炭列車ラストラン:どうしん電子版(北海道新聞)”. どうしん電子版(北海道新聞). 2019年3月31日閲覧。
  3. ^ 「アルト(ar-utor)」(向こう側の・側面)と同義。知人岬の向かいに当たることから。
  4. ^ アイヌ語地名リスト ノブト~ヒラキ P101-110”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年10月20日閲覧。

関連項目

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