星間赤化(せいかんせきか、英語: interstellar reddening[1])とは、星間塵による散乱によって、透過力の弱い短波長側の光が強く減衰し、長波長側の光に対し選択的に弱くなる現象可視領域だけで考えれば赤っぽく見えることに相当するため、可視領域でなくても赤化という。

星間塵は短波長の光ほど効果的に散乱するため、星間塵の影響を強く受けるほど長波長の光が相対的に強く見える。

夕日が赤く見えるのは大気中のなどで同じような現象が起こるためであり、原理的には同じ現象であるといえる。

脚注

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  1. ^ 文部省日本天文学会編『学術用語集 : 天文学編』(増訂版)日本学術振興会、1994年。ISBN 4-8181-9404-2 

関連項目

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