星谷寺
星谷寺(しょうこくじ・ほしやでら)は、神奈川県座間市入谷西にある真言宗大覚寺派の寺院。山号は妙法山。院号は持宝院。本尊は聖観世音菩薩で坂東三十三観音第8番札所である。星の谷観音とも称される。
星谷寺 | |
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観音堂 | |
所在地 | 神奈川県座間市入谷西三丁目12-22 |
位置 | 北緯35度29分5.6秒 東経139度23分56秒 / 北緯35.484889度 東経139.39889度座標: 北緯35度29分5.6秒 東経139度23分56秒 / 北緯35.484889度 東経139.39889度 |
山号 | 妙法山[1] |
院号 | 持寶院(持宝院)[1] |
宗派 | 真言宗大覚寺派 |
本尊 | 聖観世音菩薩 |
開山 | 行基[1] |
中興 | 理現[1] |
正式名 | 妙法山持寶院星谷寺 |
別称 | 星の谷観音 |
札所等 | 坂東三十三観音 第8番 |
文化財 | 銅鐘(重要文化財) |
法人番号 | 6021005004846 |
本尊真言:おん あろりきゃ そわか
ご詠歌:障りなす迷ひの雲をふき払ひ 月もろともに拝む星の谷
歴史
編集この寺は、もとは寺の北東にある山頂(現在の座間谷戸山公園・伝説の丘)にあった観音堂の別当寺として建立されたもので、観音堂とともに行基によって創建されたと伝えられる。観音堂は鎌倉時代に焼失し、現在地に移されたと伝えられる。江戸時代には、江戸幕府から朱印状を与えられていた。この寺には、古くから「星谷寺の七不思議」(銅鐘・星の井・楠の化石・咲き分け散りの椿・観音草・根不断開花の桜・下りの紅葉)の言い伝えがある。
逸話
編集星谷寺の七不思議といわれるものがある[2]。
- 撞木が一つの梵鐘(普通は撞座が二つ、日本三奇鐘の一つ)
- 咲き分け散り椿(一本の椿より5通りの花が咲き、花弁が一枚ずつ分かれて落ちる)
- 観音草(別名、田村草。坂上田村麻呂がこの寺の境内にあったこの草で、東北遠征時奇病を治したといわれる)
- もみじの老木(幹が乳房のようになっている。現在は枯れている)
- 不断桜(開花期のほか年中どこかの枝に花をつけている)
- くすの木の化石(揺すると水の音がする)
- 星の井戸(昼でも星が見える)
非公認だが、鎌倉郡座間郷と宝篋印塔に書かれている(高座郡の真ん中に座間は所在している)
文化財
編集重要文化財
編集- 銅鐘[3]
所在地
編集- 神奈川県座間市入谷西三丁目12-22
交通
編集前後の札所
編集脚注
編集- ^ a b c d 新編相模国風土記稿 座間入谷村 星谷寺.
- ^ 横浜鉄道沿線探勝遊覧の友実益社、1913、p42
- ^ 座間市ホームページ.
参考文献
編集- 「澁谷庄 座間入谷村 星谷寺」『大日本地誌大系』 第38巻新編相模国風土記稿3巻之66村里部高座郡巻之8、雄山閣、1932年8月。NDLJP:1179219/176。
- “国指定重要文化財 嘉禄三年紀梵鐘”. 座間市ホームページ. 2021年9月15日閲覧。