旭屋書店
日本の大阪府大阪市北区にある書店を経営する企業
株式会社旭屋書店(あさひやしょてん)は、 大阪府大阪市北区に本社を置く日本の書店。TSUTAYAの子会社で近畿地方で4店舗を展開。関連会社に東京旭屋書店と旭屋出版がある。
本社所在地の若杉ビル | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒531-0071 大阪府大阪市北区中津1-18-18 若杉ビル2階 |
設立 | 1946年(昭和21年)6月10日 |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 9120001060048 |
事業内容 | 書籍・雑誌・AVソフト関連商品の小売販売 |
代表者 | 脇尊裕(代表取締役社長) |
資本金 | 20百万円 |
従業員数 | 500名 |
主要株主 | 株式会社TSUTAYA |
主要子会社 | 関連会社の項目を参照 |
外部リンク | https://www.asahiya.com/ |
沿革
編集- 1946年(昭和21年) - 産経新聞社長の早嶋喜一が大阪市北区梅田の大阪駅前で「旭屋商店」を創業。社名は、喜一の生地である岡山県の河川、旭川に由来。雑貨・化粧品の販売から始め、翌1947年に書店「旭屋書店」となる。
- 1947年(昭和22年) - 株式会社旭屋書店を設立。
- 1955年(昭和30年) - 関連企業として、株式会社産経学園を創設。
- 1963年(昭和38年)
- 関連会社として、株式会社地下街書店を設立。
- 11月 - 梅田地下街店を開店。
- 1964年(昭和39年)1月31日 - 深夜、隣接するパチンコ店から出た火が燃え移り、書店本館の1階、2階が全焼。
- 1965年(昭和40年)
- 1966年(昭和41年) - 当時社長であった早嶋喜一が全日空羽田沖墜落事故で死去、65歳没。これにより息子の早嶋健が継ぐ。
- 1968年(昭和43年) - 関連企業として、株式会社旭屋出版を設立。
- 1969年(昭和44年) - 本店を大阪駅前再開発により御堂筋東側の曾根崎に移転。
- 1975年(昭和50年) - 水道橋店開業。
- 1977年(昭和52年) - 札幌店開業、北海道に進出(2003年、札幌駅前に移転)。
- 1983年(昭和58年) - 関連企業として、ASAHIYA BOOKSTORES HONG KONG LTD.を設立。
- 1986年(昭和61年)
- 1989年(平成元年)9月 - ASAHIYA BOOKSTORES OF CHICAGO INC.が、シカゴ店を開店。
- 1993年(平成5年)
- 関連会社として、株式会社ブックスあさひやを設立。
- 4月 - ASAHIYA BOOKSTORES NEW YORK INC.が、ニューヨーク店を開店。
- 2000年(平成12年)
- 1月 - ネットダイレクト旭屋書店(オンライン書店)を開設。
- 3月 - プラッツ近鉄(京都近鉄百貨店京都店)に京都店開業。京都府の書店として初の1000坪を超える店舗となる。
- 2003年(平成15年)3月 - 堺東店閉店。
- 2004年(平成16年)11月 - イオンモールりんくう泉南店開店。
- 2005年(平成17年)
- 2006年(平成18年)
- 5月 - イオン浦和美園ショッピングセンター(現・イオンモール浦和美園)店、モレラ岐阜店開業。
- 7月 - ASAHIYA CULTURE SQUARE イオン奈良登美ヶ丘店開業。
- 7月 - イオン八幡東店開業。
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)
- 2009年(平成21年)
- 1月 - 札幌店閉店、北海道から撤退。
- 7月 - マリノアシティ福岡店閉店。
- 2011年(平成23年)12月 - 本店閉店。
- 2012年(平成24年)12月 - 株式会社地下街書店、株式会社ブックスあさひやを株式会社旭屋書店に統合。
- 2013年(平成25年)
- 2016年(平成28年)
- 1月 - アリオ上尾店開店。KuLaSu seasonなんばパークス店閉店。
- 11月 - イオンモールりんくう泉南店閉店。
- 2017年(平成29年)11月 - イオンモール宮崎店閉店。
- 2018年(平成30年)4月 - カルチュア・コンビニエンス・クラブと資本提携を締結[2]。
- 2019年(平成31年)
- 2020年(令和2年)5月 - 京阪守口店閉店。
運営店舗
編集大阪市北区曾根崎にあった本店は「協同組合 大阪有名大店会」の会員でもあった。店舗は7フロアで構成され、専門書・軍事関係・鉄道に強みを持っていた。本店ビルは老朽化が進んでおり、改築のため2011年12月31日をもって閉店した[5]。これに伴い、本店の鉄道コーナーはなんばCITY店に移転した[6]。
当初は「一時閉店」との名目で、ビル建替え後の2015年に再出店する予定であったが、跡地に建設され2015年4月にオープンした「清和梅田ビル」には家賃の高さから旭屋書店は出店していない[7]。
関東地方においては、主に東武鉄道の関連商業施設(東武百貨店、VARIEなど)に出店している。
- その他、各店舗の詳細については公式サイトの店舗一覧を参照。
過去に存在した店舗
編集国内
編集- 北海道
- 埼玉県
- 東京都
- 銀座店 - 2008年4月に閉店。
- 水道橋店 - 2008年6月に閉店。
- 渋谷店 - 閉店後は跡地にブックファースト文化村通り店が入居したが、それも閉店し、現在はヴィレッジヴァンガード渋谷本店が入っている。
- ベルビー赤坂店 - 2012年3月に閉店。
- 愛知県
- 名古屋ラシック店 - 2012年1月15日に閉店。
- 岐阜県
- モレラ岐阜店 - 2008年6月に閉店。
- 京都府
- 大阪府
- 大阪駅前店(旧本店) - 旭屋書店発祥の地で、現在のヒルトンプラザイースト付近にあった。1983年にヒルトンホテル建設に伴い閉店。
- 東梅田店 - Whityうめだ・イーストモール扇町・泉の広場に向かって、7-75出入口の2軒隣に出店していた。
- 堂島地下街店 - 堂島地下センターに出店していたが、2013年7月に閉店。
- 梅田阪神店 - 阪神百貨店梅田本店にテナントとして入居。
- 大丸梅田店 - 大丸梅田店の書籍売場として入居。
- ギャレ大阪店 - JR大阪駅高架下商業施設。
- リーガロイヤル店
- KuLaSu seasonなんばパークス店 - なんばパークス5F。2016年1月31日に閉店後、「くまざわ書店」が出店したが、現在はロフトが入る。
- 近鉄上本町店 - 2009年2月に閉店。閉店後、近鉄百貨店グループの「KINTETSU BOOK CENTER 上本町店」が出店したが、現在はジュンク堂書店が入る。
- アベノ店 - 旧・高橋ビル2階。1995年9月に閉店(実質は天王寺ミオへ移転)後、「喜久屋書店」が出店したが、阿倍野地区再開発事業に伴い、ビルごと解体(現在はあべのキューズタウンの一部)。
- アベノ・アポロ店 - あべのアポロ2F。閉店後は「福家書店」が出店したが、後にあべのベルタへ移転した。現在、アベノ店跡から移転した喜久屋書店が営業中。
- 枚方近鉄店 - 1975年、丸物#ひらかた丸物(後の枚方近鉄百貨店→近鉄百貨店枚方店)6Fに開店。1990年代後半に閉店。
- 千里中央店 - 2005年7月に閉店。
- 堺東店 - 高島屋堺店UPル内。2003年1月に閉店。閉店後、「天牛堺書店」が出店したが、その後4Fに移転したが2019年に破産、跡地に丸善が出店。
- 堺プラットプラット店 - 2008年6月に閉店。閉店後はTSUTAYAになっている。
- 新金岡店 - しんかなCITY内。2008年7月に閉店。
- ジャスコシティ日根野店
- イオンモールりんくう泉南店 - 2016年11月6日閉店。当該店舗の閉店後の跡地と「ソユー ロケットドライブ」の跡地を組み合わせた場所には、未来屋書店とユニクロが出店。
- 天王寺ミオ店 - 2019年1月6日に閉店。上述のアベノ店から事実上の移転営業をしていた。跡地には3月から紀伊國屋書店が出店。
- 守口店 - 2020年5月31日に閉店。跡地には6月からくまざわが出店。
- 香川県
- 福岡県
- マリノアシティ福岡店 - 2009年7月20日閉店。
- 宮崎県
- 鹿児島県
- イオンモール鹿児島店 - 2013年9月1日閉店。閉店後は未来屋書店が開店している。
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国外
編集- 香港ジャスコ店 - 2008年3月に閉店。
- 香港そごう店
関連会社
編集- 株式会社東京旭屋書店 - 池袋・アトレヴィ大塚・船橋・志木・新越谷・イオンモール浦和美園・アリオ上尾を運営。
- 旭屋出版
脚注
編集- ^ 『商業界二十年 : 日本商業20年譜 1948-1967』 商業界、1967年。pp208
- ^ “【新文化】 - CCC、旭屋書店と東京旭屋書店と資本提携”. 新文化. 新文化通信社. 2018年11月5日閲覧。
- ^ “株式会社旭屋書店および株式会社東京旭屋書店 子会社化に関するお知らせ”. CCC. 2019年4月2日閲覧。
- ^ “CCC、旭屋書店を子会社化”. 日本経済新聞. (2019年4月1日) 2023年3月8日閲覧。
- ^ “本店ビル建替えによる閉店のお知らせ(旭屋倶楽部>>あなたの町の、旭屋書店>>本店)”. 2011年12月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年12月22日閲覧。
- ^ 鉄道コーナー拡大オープン!(旭屋倶楽部>>あなたの町の、旭屋書店>>なんばCITY店)
- ^ “(関西@まち町街)激突、梅田書店戦争 5月に蔦屋、心地よさPR 【大阪】”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2015年3月4日)
- ^ “[現代かわら版]大手書店集客合戦 札幌駅VS大通へ”. どうしんウェブ (北海道新聞社). (2008年11月5日). オリジナルの2014年10月6日時点におけるアーカイブ。 2011年12月21日閲覧。