早熟のアイオワ』(原題:The Poker House)は2008年アメリカ合衆国の映画。監督・脚本を行った俳優のロリ・ペティが、自身の少女期の実話を基に描いた作品[3]。ブレイク前のジェニファー・ローレンスクロエ・グレース・モレッツが出演し、2008年のロサンゼルス映画祭にて、ローレンスが優秀賞(Outstanding Performance)を受賞した[4]。2009年全米公開、日本では2014年に劇場公開された[2]

早熟のアイオワ
The Poker House
監督 ロリ・ペティ
脚本 ロリ・ペティ
デヴィッド・アラン・グリア
原案 ロリ・ペティ
製作 マイケル・ドゥベルコ
スティーブン・J・キャネル
出演者 ジェニファー・ローレンス
セルマ・ブレア
クロエ・グレース・モレッツ
音楽 マイク・ポスト
撮影 ケン・セング
編集 Tirsa Hackshaw
配給 アメリカ合衆国の旗 Phase 43 Films
日本の旗 アット エンタテインメント
公開 アメリカ合衆国の旗 2009年7月17日[1]
日本の旗 2014年2月22日[2]
上映時間 93分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $1,000,000[1]
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ストーリー

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1976年アイオワ州の小さな町。14歳のアグネスは、幼い2人の妹と"ポーカーハウス"と呼ばれる家で暮らしていた。夜になると家には、ポーカー賭博や売春目的の男たちが集まってくる。母親のサラは、恋人デュバルに言われるまま売春を繰り返し、アグネスにも売春するよう迫る。

そんな過酷な環境でも、3人の姉妹はたくましく日々を送っていた。妹のビーは新聞配達で家計を助け、末っ子のキャミーは"ポーカーハウス"の間、近所のバーでジュースを飲んでやり過ごす。バスケットボールに打ち込むアグネスは、地元新聞に掲載されるほどの腕前で、州大会への出場をかけた試合を控えていた。

ところが試合当日、アグネスは惹かれていたデュバルに突然レイプされ、処女を喪失する。シャワーで下半身を洗っているところにサラが現れ、助けを求めるが、石鹸がもったいないと見捨てられる。デュバルがアグネスを味見したことをサラに告げる中、銃を持ったアグネスが現れ、デュバルに銃を向ける。しかし娘がレイプされたと叫ぶ中、サラはデュバルを庇ったあげく、アグネスに家を出て行けと言い包丁を向ける。絶望したアグネスは銃を降ろし、試合に行ってくると言い残し家を出る。

アグネスは盗んだデュバルの車を運転し、バスケットボールの試合会場に向かう。後半戦も終わりかけ、アグネスのチームは負けていたが、自分が出れば勝てると言いアグネスは試合に加わる。アグネスはたった7分で27得点を挙げ、チームは優勝するが、車に戻ると涙を流す。そして家に帰れず外で待っていた2人の妹を車に乗せると、もう家には戻らないことを告げる。3人の姉妹は、大好きな歌を歌いながら家出の道を行く。

キャスト

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評価

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レビュー・アグリゲーターRotten Tomatoesでは8件のレビューで支持率は63%、平均点は6.20/10となった[5]

脚注

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  1. ^ a b The Poker House (2009)” (英語). THE NUMBERS. 2018年11月17日閲覧。
  2. ^ a b 早熟のアイオワ (2008)”. シネマトゥデイ (2014年2月22日). 2018年11月17日閲覧。
  3. ^ 早熟のアイオワ”. アット エンタテインメント. 2016年9月5日閲覧。
  4. ^ Distributor bets on Lori Petty's "Poker House"” (英語). ロイター通信 (2009年7月2日). 2018年11月17日閲覧。
  5. ^ The Poker House”. Rotten Tomatoes. Fandango Media. 2022年7月6日閲覧。

外部リンク

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