早川洋行
早川 洋行(はやかわ ひろゆき、1960年 - )は、日本の社会学者。博士(社会学)(名古屋大学・論文博士・2001年)(学位論文「ジンメル社会学の研究」)。滋賀大学名誉教授。名古屋学院大学現代社会学部教授。専門社会調査士。
略歴
編集静岡県静岡市生まれ。三重県立伊勢高等学校、横浜市立大学文理学部卒業、中央大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。2001年、名古屋大学より博士(社会学)の学位を取得。博士論文の題名は「ジンメル社会学の研究」。
1993年滋賀大学教育学部専任講師[1]、1996年同助教授、2005年同教授[2]、2015年同大学名誉教授、
→「滋賀大学の人物一覧」を参照
日本社会学史学会、地域社会学会、日本都市社会学会、日本社会学理論学会、関西社会学会の理事、日本社会学会代議員、『ソシオロジ』編集委員を歴任。2018年より2020年まで日本社会学理論学会会長。2024年より日本社会学史学会会長。
著書
編集単著
編集- 『流言の社会学――形式社会学からの接近』(青弓社, 2002年)
- 『ジンメルの社会学理論――現代的解読の試み』(世界思想社, 2003年)
- 『ドラマとしての住民運動――社会学者がみた栗東産廃処分場問題』(社会評論社, 2007年)
- 『虚飾の行政――生活環境主義批判』(学文社, 2012年)
- 『われわれの社会を社会学的に分析する』(ミネルヴァ書房、2020年)
- 『サウナ室のマダムとオヤジたち――新型コロナ禍における地方都市のソシアビリテ』(風媒社,2023年)
共著
編集- (守弘仁志・岩佐淳一・大野哲夫・小谷敏・城戸秀之・新井克也)『情報化の中の<私>』(福村出版, 1996年)
- 『21世紀社会とは何か』(恒星社厚生閣、2014年)
- (徳田剛・杉本学・川本格子・浜日出夫)『ジンメルの論点』(ハーベスト社、2018年)
- 『社会学史入門』(ミネルヴァ書房、2020年)
- 『よくわかる社会学 第2版』(ミネルヴァ書房、2020年)
編著
編集- 『よくわかる社会学史』(ミネルヴァ書房, 2011年)
共編著
編集論文
編集単行本所収論文
編集- 「政治と自治-政治的楽しみの奪われ方」藤田弘夫・西原和久編『権力から読みとく現代人の社会学・入門』(有斐閣, 1996年)
- 「政治社会の今を問う」西原和久・宇都宮京子編『クリティークとしての社会学――現代を批判的に見る眼』(東信堂, 2004年)
- 「ジェンダーと現代」・「情報とコミュニケーション」船津衛・山田真茂留・浅川達人編『21世紀の社会学』(放送大学教育振興会, 2005年)
- 「流行の社会学」井上俊・伊藤公雄編『ポピュラー文化』(世界思想社, 2009年)
- 「名著に学ぶ質的社会調査」谷富夫・山本努編『よくわかる質的社会調査プロセス編』(ミネルヴァ書房, 2010年)
- 「情報空間の意味と変容」前納弘武・岩佐淳一・内田康人編『変わりゆくコミュニケイション 薄れゆくコミュニティ』(ミネルヴァ書房, 2012年)
脚注
編集- ^ 早川洋行 リサーチマップ 2022年1月閲覧
- ^ 早川洋行 リサーチマップ 2022年1月閲覧
- ^ 早川洋行 名古屋学院大学 2022年1月閲覧