持光寺
広島県尾道市にある寺院
(日輪山から転送)
持光寺(じこうじ)は、広島県尾道市西土堂町にある浄土宗西山禅林寺派の寺院。山号は日輪山。院号は金剛台院。本尊は阿弥陀如来。
持光寺 | |
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山門 | |
所在地 | 広島県尾道市西土堂町9-2 |
位置 | 北緯34度24分26.1秒 東経133度11分44.9秒 / 北緯34.407250度 東経133.195806度座標: 北緯34度24分26.1秒 東経133度11分44.9秒 / 北緯34.407250度 東経133.195806度 |
山号 | 日輪山 |
宗派 | 浄土宗西山禅林寺派 |
本尊 | 阿弥陀如来 |
創建年 | 不詳 |
開基 | 不詳 |
正式名 | 日輪山 金剛台院 持光寺 |
文化財 |
絹本著色普賢延命像(国宝) 絹本著色釈迦八相図(県重要文化財) |
法人番号 | 7240005010922 |
歴史
編集この寺の創建年代等については不詳であるが、もとは天禅寺と号する天台宗の寺院であったが、室町時代前期から中期にかけて浄土宗に改宗したという。
文化財
編集国宝
編集- 絹本著色普賢延命像
- 平安時代末期。寸法は146.0×85.0センチ。長寿などを祈願する修法である普賢延命法の本尊画像である。普賢延命菩薩像には2臂像と20臂像があるが、本画像は20臂像であり、密教図像集『別尊雑記』所載の図像に近い。菩薩像は五仏宝冠を戴き、4頭の白象が支える蓮華座上に坐す。白象の頭上にはそれぞれ1体ずつの四天王像を表す。菩薩の肉身は白色で、輪郭には朱線を用い、朱色の隈取りを施す。着衣や台座蓮弁などには繧繝彩色(濃色から淡色へ、層をなすように彩色する技法)を用いるが、截金文様は用いていない。作風・技法には次の鎌倉時代にかけての過渡期的様相がうかがわれる。修理時に絵絹の裏に「延命像仁平三年四月廿一日供養」の墨書が発見され、平安時代末期、仁平3年(1153年)の作であることが知られる。平安時代の仏画のうち、制作年代の明らかな基準作として貴重である。[1]
その他の文化財
編集- 広島県指定文化財
- 絹本著色釈迦八相図
所在地
編集〒722-0032 広島県尾道市西土堂町9-2
交通アクセス
編集脚注
編集- ^ 『週刊朝日百科日本の国宝』29号、p.2 - 264 - 2 - 265(解説執筆は菅信博)
参考文献
編集- 『週刊朝日百科日本の国宝』29号、朝日新聞社、1997