日立シビックセンター
日本の茨城県日立市にある複合公共施設
日立シビックセンター(ひたちシビックセンター)は、茨城県日立市にある日立市立の文化センターである。管理・運営は、地下駐車場、記念図書館、視聴覚センターを除き、指定管理者制度に基づき、公益財団法人日立市民科学文化財団が行っている。
日立シビックセンター | |
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情報 | |
用途 |
展示館/音楽ホール/図書館/公民館/社会福祉事務所/多用途ホール/天球劇場/市民情報センター 他 |
設計者 | 坂倉建築研究所東京事務所 |
施工 |
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事業主体 | 日立市 |
管理運営 | 公益財団法人日立市民科学文化財団(指定管理者) |
構造形式 | SRC造+S造 |
敷地面積 | 7,582 m² |
建築面積 | 4,671 m² |
延床面積 | 24,212 m² |
階数 | 地上10階、地下1階、塔屋2階 |
着工 | 1988年7月 |
竣工 | 1990年11月 |
開館開所 | 1990年11月8日 |
所在地 |
〒317-0073 茨城県日立市幸町1丁目21-1 |
座標 | 北緯36度35分24.2秒 東経140度39分34.0秒 / 北緯36.590056度 東経140.659444度座標: 北緯36度35分24.2秒 東経140度39分34.0秒 / 北緯36.590056度 東経140.659444度 |
歴史
編集1988年(昭和63年)7月に着工し、1990年(平成2年)11月8日に日立シビックセンターが開館した。2006年(平成18年)4月1日に公益財団法人日立市科学文化情報財団が指定管理者となった。
2016年(平成28年)にはKENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭の作品展示場所のひとつになった[1]。
ル・コルビュジエに師事した建築家、坂倉準三氏が創設した研究所を前身とする坂倉建築研究所が設計し[2]、1992年にBCS賞(建築業協会賞)を受賞している[3]。
年表
編集- 1977年(昭和57年) - 「日立駅前開発基本構想」がまとまる[4]。
- 1983年(昭和58年)
- 1985年(昭和60年)12月 - 都市施設等の都市計画が決定[4]。
- 1987年(昭和62年)1月 - 日立シビックセンター設計コンペ実施(5月まで)[4]。
- 1988年(昭和63年)
- 1990年(平成2年)
- 1992年度(平成4年度) - 遊びと創造の都市(まち)「日立駅前地区」が公益財団法人 日本都市計画学会の「計画設計賞」を受賞する[7]。
- 1994年(平成6年)12月 - 「日立駅前開発整備事業」換地処分及び清算事業が終了[8]。
- 2010年(平成22年)10月 - 「日立シビックセンター天球劇場」リニューアル工事着工[9]。
- 2011年(平成23年)
- 2019年(令和元年)6月4日 - 「日立シビックセンター科学館・天球劇場」の入場者数が300万人に到達する[11]。
- 2020年(令和2年)12月 - 日立シビックセンター科学館の愛称が「サクリエ」に決定[12]。
- 2021年(令和3年)4月17日 - 日立シビックセンター科学館がリニューアルオープン[13][14][15][16][17]。
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日立シビックセンター1階
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フロア案内
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日立駅前開発事業計画模型(地下1階に展示)
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日立風流物(1階に展示)
施設
編集日立シビックセンター 音楽ホール | |
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情報 | |
完成 | 1990年11月 |
開館 | 1990年11月8日 |
開館公演 | 東京交響楽団演奏会[18] |
客席数 | 825席[19] |
所在地 |
〒317-0073 茨城県日立市幸町1-21-1 |
最寄駅 | JR常磐線 日立駅 |
最寄IC | 常磐自動車道 日立中央IC |
外部リンク | http://www.civic.jp/center/ |
球状の部分は天球劇場と呼ばれるプラネタリウムとなっている。展望台の高さは約42 mである。
階下室にはパソコンが置いてあり、そこでタイピングやマウスの操作の基本が体験できる。
施設名 | フロア | 施設概要 |
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地下駐車場 | B1F[20] |
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日立市視聴覚センター | B1F | 教育メディアに関するサービスや映像ソフトの貸出を行っている。 |
音楽室・スタジオ | B1F | 第1-4音楽室、スタジオ |
マーブルホール・マーブルホール会議室・新都市広場 | B1F、屋外 |
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アトリウム | 1F | 正面玄関を入ってすぐの大空間 |
インフォメーション | 1F | 施設や催し物の案内、チケットの販売、科学館の入館受付を行う。 |
カフェハルモニア | 1F | --- |
日立市立記念図書館 | 1F・2F | 詳細は「日立市立記念図書館」の記事を参照 |
会議室 | 1F・4F・5F・6F・7F | 計16部屋 |
特別室 | 1F・4F・5F | ギャラリー、トレーニングルーム、料理室、和室、茶室、こどものへや |
多用途ホール | 2F | ホール、21-23号楽屋、主宰者控室 |
音楽ホール | 3F | くつ箱型の音楽専用ホール。音響工学が駆使されている。 |
一般社団法人 日立市観光物産協会 | 4F | --- |
公益財団法人 日立市民科学文化財団事務室 | 5F | --- |
日立市女性若者支援課 | 6F | --- |
日立市消費生活センター | 6F | --- |
日立シビックセンター科学館「サクリエ」 | 8F・9F | 詳細は「日立シビックセンター科学館」を参照 |
日立シビックセンター天球劇場 | 9F・10F | 詳細は「日立シビックセンター天球劇場」を参照 |
展望台 | 10F(屋上) | 無料 |
利用案内
編集- 開館時間
- 施設利用:8:50 - 22:10
- 科学館:9:00 - 17:00(最終入館16:30)
- 図書館:9:00 - 18:00(水曜のみは9:00 - 19:00)
- 休館日:12月28日から1月4日、毎月最終月曜日(祝日の場合は開館)
ロケ地
編集特撮を中心として、さまざまな作品でロケ地として使用されている。
映画
編集テレビドラマ
編集- 仮面ライダーシリーズ(テレビ朝日・東映・ASATSU-DK)
DVD
編集Webドラマ
編集アクセス
編集周辺施設
編集- 平和通り(日本さくら名所100選)
- 「日立駅前開発整備事業」関連施設
- 日立新都市広場(多目的広場・多目的ホール・地下駐車場)
- ヒタチエ・パティオモール商店街
脚注
編集- ^ “KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭公式ホームページ”. 2017年6月24日閲覧。
- ^ “公共建築「日立シビックセンター」”. 坂倉建築研究所. 2023年1月5日閲覧。
- ^ “日建連表彰 BCS賞受賞作品検索「日立シビックセンター」”. 一般社団法人 日本建設業連合会. 2023年1月5日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 「公益財団法人日立市科学文化情報財団 25年のあゆみ」(82-83頁)公益財団法人日立市科学文化情報財団.2023年9月21日閲覧。
- ^ PMRコーナー「プログラムマネジメント実践の難しさ」日本プロジェクトマネジメント協会 「オンラインジャーナル」.2023年9月21日閲覧。
- ^ 「日立駅前開発整備事業について」『土木計画学研究・講演集』第15回 271-278頁土木学会.2023年9月21日閲覧。
- ^ 1992年学会賞受賞作品・授賞理由公益財団法人 日本都市計画学会.2023年9月21日閲覧。
- ^ 『都市と交通』第28号(24-27頁)全国街路事業促進協議会、社団法人 日本交通計画協会.2023年9月21日閲覧。
- ^ a b “日立市のプラネタリウム“天球劇場”がリニューアルオープン”. ほっとメール@ひたち. 2023年9月24日閲覧。
- ^ a b c “事業計画(茨城県日立市)”. 復興庁. 2023年9月24日閲覧。
- ^ “シビックセンター科学館・天球劇場 入場300万人達成 助川小児童に記念品”. 茨城新聞社. 2023年9月24日閲覧。
- ^ “「日立シビックセンター科学館の愛称が決定 はじめまして 『サクリエ』です」『日立市報』(2020年12月5日号、No.1688)”. 日立市. 2023年9月24日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “科学館「サクリエ」リボーンオープン!”. 日立市. 2023年9月24日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “科学館リニューアルオープンチラシ”. 日立市民科学文化財団. 2023年9月24日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 「体験型ジャングルジムで遊ぼう 日立の科学館17日新装」『朝日新聞社』2021年4月17日。
- ^ 「科学館30年ぶり刷新、17日オープン 当面予約制 日立シビックセンター /茨城」『毎日新聞社』2021年4月14日。
- ^ 「日立シビックセンター科学館リニューアル 体験型多数 17日再オープン、事前予約制」『茨城新聞社』2021年4月17日。
- ^ “『日立シビックセンターオープン10周年記念誌 輝くまち“ひたち”』(71頁)”. 日立市民科学文化財団. 2023年9月24日閲覧。[リンク切れ]
- ^ a b c “日立シビックセンターパンフレット(詳細版)”. 日立市民科学文化財団. 2023年9月24日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 新都市広場からの階段ではB2F表示である。
- ^ “アクセス”. 日立市民科学文化財団. 2023年9月24日閲覧。[リンク切れ]