日立エナジー
日立エナジー(ひたちエナジー、英: Hitachi Energy Ltd)は、スイス・チューリッヒに本社を置く日立グループの企業。日立製作所によるスイスの重電大手ABBのパワーグリッド事業買収によって2020年に設立された[1]。
種類 | 株式会社 |
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略称 | HE |
本社所在地 |
スイス チューリッヒ 北緯47度24分53秒 東経8度32分10秒 / 北緯47.41472度 東経8.53611度座標: 北緯47度24分53秒 東経8度32分10秒 / 北緯47.41472度 東経8.53611度 |
設立 | 2020年 |
業種 | 電気・ガス業 |
事業内容 | パワーグリッド(送配電システム) |
代表者 |
アリステア・ドーマー(取締役会長) クラウディオ・ファキン(CEO) |
売上高 | 1兆4139億円(2022年度) |
従業員数 | 約40,000人(90ヵ国)(2022年) |
主要株主 | 日立製作所(100%) |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
沿革
編集前史
編集- 1883年 - スウェーデンのストックホルムでアセア(ASEA)が創業。
- 1891年 - スイスのバーデンでブラウン・ボベリ(BBC)が創業。
- 1988年1月5日 - ASEAとBBCの合併によりアセア・ブラウン・ボベリ(ABB)が設立。
日立製作所による子会社化
編集- 2018年12月17日 - 日立製作所がABBのパワーグリッド事業の買収を発表。
- 2020年7月1日 - 日立製作所はABBから分社化されたパワーグリッド事業会社の株式の80.1%を68億5000万米ドル(約7400億円)で取得し、日立ABBパワーグリッドを設立。
- 2021年10月1日 - 日立ABBパワーグリッドから日立エナジーに社名変更。
- 2022年12月 - 日立製作所はABBが保有していた日立エナジーの株式19.9%を16億7900万米ドル(約2180億円)で取得し、完全子会社化が完了[2]。
日立エナジーとして
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事業部門
編集4つのグローバルビジネスユニットから成る組織体制で、ローカルオフィスと研究センターを90ヵ国以上に配備。
- グリッドオートメーション(ソフトウェア、SCADAシステムなど)
- グリッドインテグレーション(変電所システム、HVDCシステムなど)
- 超高電圧製品(ガス開閉装置など)
- 変圧器
日本法人
編集種類 | 株式会社 |
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略称 | HEJ |
本社所在地 |
日本 〒141-6022 東京都品川区大崎二丁目1番1号 |
設立 | 2019年[注 1] |
法人番号 | 8010701037860 |
代表者 | 中尾紀芳(代表取締役社⻑) |
従業員数 | 約80人(2023年) |
主要株主 | 日立エナジー(100%) |
日本法人である日立エナジージャパン(ひたちエナジージャパン、英: Hitachi Energy Japan Ltd.)は、ABBジャパンと同じく東京都品川区を中心とする大崎副都心のThinkPark Towerに本社を置く[1]。親会社の日立エナジーと同じく4つの事業部門から成る[3]。
沿革
編集- 2019年7月 - ABB Power Grids Japanが設立。
- 2020年7月 - 日立ABBパワーグリッドの発足に伴い、同社日本法人として営業開始。
- 2021年10月 - 日立ABBパワーグリッドから日立エナジーへの社名変更に伴い、日立エナジージャパンとなる。
脚注
編集注釈
編集- ^ ABB Power Grids Japan株式会社として。
出典
編集- ^ a b 公式サイト
- ^ “日立が日立エナジーを2180億円で完全子会社化、ABBから株取得”. Bloomberg (2022年9月30日). 2023年12月30日閲覧。
- ^ “日立エナジージャパン(株)”. マイナビ2024 (2023年5月22日). 2024年1月12日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 公式ウェブサイト
- Hitachi Energy (hitachienergy.global) - Facebook
- Hitachi Energy (@HitachiEnergy) - X(旧Twitter)
- Hitachi Energy (@HitachiEnergy) - Instagram
- Hitachi Energy - YouTubeチャンネル