日油技研工業
日油技研工業株式会社(にちゆぎけんこうぎょう、英: NiGK Corporation)は、日油株式会社の化薬事業部に属する日本の化学メーカー。
種類 | 株式会社 |
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略称 | 日油技研・日技・NiGK |
本社所在地 |
日本 〒350-1107 埼玉県川越市的場新町21-2 |
設立 | 1980年(昭和55年)12月1日 |
業種 | 化学 |
法人番号 | 7030001055356 |
事業内容 |
機能製品(ケミカルインジケータ、建設資材、機器類)の製造及び販売 特機製品(化工材、火工品)の製造及び販売 |
代表者 | 代表取締役社長 井堀誠人 |
資本金 |
14億78百万円 (2022年3月31日現在) |
従業員数 |
340人 (2022年3月期) |
決算期 | 3月31日 |
主要子会社 |
株式会社カクタス 株式会社テルモ |
外部リンク | https://www.nichigi.co.jp/ |
概要
編集「海洋から宇宙まで」のスローガンのとおり、海洋事業から宇宙事業まで多岐にわたる幅広い事業をカバーしている企業である。その他にも、医療機関での滅菌工程の安全のためのインジケータ、製造業の工程管理に欠かせない温度を確認するための示温材「サーモラベル®」、耐震強度を高める建設資材など、生活のあらゆる点において独自の技術が活かされている。
沿革
編集- 1938年 - 帝国火工品製造株式会社設立。
- 1941年 - 雷管製造開始。
- 1943年 - 国光火薬工業株式会社を吸収合併し、植木工場とする。
- 1956年 - 閃絡表示器®製造開始。
- 1957年 - 宇宙ロケット用固体推進薬事業開始。
- 1958年 - 美唄工場建設。
- 1962年 - テルミット溶接材「テイカウエルド®」製造開始。
- 1962年 - 示温材製造開始。
- 1970年 - 帝国火工品製造が日本油脂株式会社(現・日油)に吸収合併される。
- 1972年 - 銃用雷管を昭和金属工業に移管。
- 1973年 - 植木工場を分離し、九州日油住宅工業株式会社を設立。
- 1976年 - 信管、起爆薬を昭和金属工業に移管。
- 1977年 - 川越工場の大半を日本住宅公団に売却。
- 1979年 - 宇宙ロケット用固体推進薬を日本油脂武豊工場に、原料雷管を同美唄工場(現・北海道日油)にそれぞれ移管。新川越工場完成。
- 1980年 - 日油技研工業株式会社設立。
- 1986年 - H-Ⅱロケット用火工品(点火装置、隔壁型起爆管、分離ナット等)開発開始。
- 1989年 - 土木用岩盤固結剤「注入レジン」販売開始。
- 1990年 - 地絡点表示器「G・ファインダー®」販売開始。
- 1995年 - 日本証券業協会に株式を店頭公開。
- 1996年 - 深海ボーリングマシンBMS1号機納入。
- 2001年 - 株式会社カクタスを設立。
- 2003年 - 株式会社サーモを買収し、子会社化。
- 2004年 - JASDAQに株式上場。
- 2010年 - 株式上場を廃止し、株式交換により日油の完全子会社となる[1]。
- 2012年 - 株式会社テルモを完全子会社化。株式会社サーモを株式会社カクタスに吸収合併。
- 2013年 - 英文社名をNiGK Corporationに変更。
工場
編集- 川越工場(埼玉県川越市)
主要グループ会社
編集脚注
編集- ^ “大証、日油技研株の上場廃止を決定 8月27日付で”. 日本経済新聞 (2010年6月23日). 2022年2月5日閲覧。
外部リンク
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