日本出版美術家連盟
一般社団法人日本出版美術家連盟(にほんしゅっぱんびじゅつかれんめい、Japan Publication Artist League)は、雑誌・書籍・新聞などの挿絵、プラモデルの箱絵などを描く美術家の団体。略称は、「JPAL」または「出版美」。
小説の挿絵画家が発起人の多くを占めた。岩田専太郎、鴨下晁湖、宮尾しげを、田河水泡、田中比佐良、小野佐世男、富田千秋、川原久仁於、田代光、嶺田弘、清水三重三、細木原青起、寺本忠雄、須藤しげる、梁川剛一が発起人メンバー[1]。
連盟に所属する300名を越える物故作家を中心に、明治以降の挿絵文化を築いた挿絵画家の画業を研究し、世界に紹介する(『粋美挿画』の発行など)。 連盟展などの活動を通じて、イラストレーションの新しい可能性を提案し、発展させてゆくことを目指している。 日本美術著作権連合(略称:美著連)に設立当初(昭和40年)から所属し、美術著作権を擁護し、重要性を啓蒙する活動を続けている。
日本美術著作権連合の構成団体
(一社)日本美術家連盟、(公社)日本グラフィックデザイナー協会、(一社)日本児童出版美術家連盟、(一社)日本図書設計家協会、(一社)日本理科美術協会、(一社)日本出版美術家連盟、(一社)東京イラストレーターズソサエティ
沿革
編集- 1948年4月、「出版美術家連盟」発足。
- 1953年、文芸美術国民健康保険組合の創設に参加。
- 1965年、日本美術家連盟、日本漫画家協会、日本理科美術協会、日本童画家協会、日本児童出版美術家連盟とともに、日本美術著作権連合を設立[2]。
- 2000年、第1回連盟「理事展」開催。同年、第15回5人展「艶」展[3]開催。
- 2001年、連盟「m.m」展[3]開催。
- 2003年、出版美術家「麗」展[3]開催。
- 2005年、第20回連盟5人展「艶」[3]開催。
- 2008年、第23回連盟5人展「艶」[3]、第39回 日本出版美術家連盟展 開催。
- 2009年、第40回 日本出版美術家連盟展 開催。
- 2010年、第41回 日本出版美術家連盟展 開催。
- 2011年、第42回 日本出版美術家連盟展、粋美挿画展 開催。
- 2012年、粋美挿画展 2012、第43回 日本出版美術家連盟展 開催。
- 2013年、第44回 日本出版美術家連盟展 開催。
- 2014年、粋美挿画展 2014、第45回 日本出版美術家連盟展 開催。
- 2015年、JPAL紀伊國屋展2015、第46回 日本出版美術家連盟展 開催。
- 2016年、JPAL紀伊國屋展2016、日本挿絵大賞2016、JPAL紀伊國屋展2016 in NEW YORK、JPALニューヨーク凱旋展 開催。
- 2017年、一般社団法人 日本出版美術家連盟となる。
- 2018年、一般社団法人日本出版美術家連盟 創立70周年記念 『2018JPAL展 70周年記念-「出版」と出版美術』開催。
- 2019年、2月紀伊國屋書店本店にて『本とさし絵。』フェア開催。
- 2024年、1月26日〜14日 大崎のO美術館にて『JPAL挿絵美術展 – 日本出版美術家連盟75年の軌跡』開催