オリコン年間ランキング

オリコン年間ランキング（オリコンねんかんランキング）は、音楽情報サービス業のオリコンから毎年12月に発表される音楽賞である。

概要

1968年に日本レコードセールス大賞（にほんレコードセールスたいしょう）としてスタートし、2004年の第37回から現在の名称に改称した。

前年12月から当年11月までの調査協力店の集計による売上を基に、受賞者が決定される。

部門

部門が設けられたのは第17回（1984年）からであり、それまではシングル部門大賞（シングルセールス1位アーティスト）は「セールス大賞」^{[注 1]}、アルバム（LP）部門大賞（アルバムセールス1位アーティスト）は「LP大賞」と呼ばれていた。

アーティストトータルセールス
- アーティスト別の年間の合計売上金額により決定される。
- 本賞の部門としては第19回（1986年）に新設された。但し、それ以前もオリコンからアーティストトータルセールスのランキング自体は発表されていた。
シングルセールス
アルバムセールス
洋楽アルバムセールス
インディーズシングルセールス
インディーズアルバムセールス
新人シングルセールス
新人アルバムセールス
音楽DVDセールス
音楽Blu-ray Discセールス
作詞家部門
作曲家部門
編曲家部門

など。

シングル・アルバムセールスに関しては、作品別売上枚数部門、作品別売上金額、アーティスト別セールス部門がそれぞれ発表される。

歴代年間トータルセールス1位

回	年	第1位	備考	出典
第1回	1968年
第2回	1969年	森進一	初	^[1]
第3回	1970年	森進一	2度目	^[1]
第4回	1971年
第5回	1972年
第6回	1973年
第7回	1974年	井上陽水	初	^[1]
第8回	1975年	井上陽水	2度目	^[1]
第9回	1976年	荒井由実	初	^[2]
第10回	1977年	ピンク・レディー	初	^[1]
第11回	1978年	ピンク・レディー	2度目	^[1]
第12回	1979年	アリス	初	^[3]
第13回	1980年	イエロー・マジック・オーケストラ	初	^[4]
第14回	1981年	寺尾聰	初	^[5]
第15回	1982年	オフコース	初	^[6]
第16回	1983年	中森明菜	初	^[7]
第17回	1984年	松田聖子	初	^[8]
第18回	1985年	中森明菜	2度目	^[7]
第19回	1986年		3度目	^[7]
第20回	1987年		4度目	^[7]
第21回	1988年	光GENJI	初	^[9]
第22回	1989年	松任谷由実	2度目	^[10]
第23回	1990年	サザンオールスターズ	初	^[11]
第24回	1991年	B'z	初	^[1]
第25回	1992年	CHAGE and ASKA	初	^[12]
第26回	1993年	ZARD	初	^[13]
第27回	1994年	TRF	初	^[1]
第28回	1995年	TRF	2度目	^[1]
第29回	1996年	安室奈美恵	初	^[14]
第30回	1997年	GLAY	初	^[15]^[16]
第31回	1998年	B'z	2度目	^[1]
第32回	1999年	宇多田ヒカル	初	^[17]^[18]
第33回	2000年	浜崎あゆみ	初	^[19]
第34回	2001年	浜崎あゆみ	2度目	^[20]^[19]
第35回	2002年	宇多田ヒカル	2度目	^[19]
第36回	2003年	浜崎あゆみ	3度目	^[21]^[19]
第37回	2004年	宇多田ヒカル	3度目	^[19]
第38回	2005年	ORANGE RANGE	初	^[22]
第39回	2006年	倖田來未	初	^[19]
第40回	2007年	倖田來未	2度目	^[23]
第41回	2008年	EXILE	初	^[24]
第42回	2009年	嵐	初	^[25]
第43回	2010年	嵐	2度目	^[26]
第44回	2011年	AKB48	初	^[27]
第45回	2012年	AKB48	2度目	^[28]
第46回	2013年	嵐	3度目	^[1]
第47回	2014年		4度目	^[29]
第48回	2015年		5度目	^[7]
第49回	2016年		6度目	^[30]
第50回	2017年		7度目	^[31]
第51回	2018年	安室奈美恵	2度目	^[14]
第52回	2019年	嵐	8度目	^[32]
第53回	2020年	嵐	9度目	^[33]
第54回	2021年	BTS	初	^[34]
第55回	2022年	BTS	2度目	^[35]
第56回	2023年	King & Prince	初	^[36]

集計対象の変遷

？〜1977年：シングル、LP、カセット、カートリッジ
1978年〜1985年：シングル、LP、カセット
1986年〜1989年：シングル、LP、カセット、CD
1990年〜1995年：シングル、カセット、CD
1996年〜2003年：シングル、アルバム^{[注 2]}
2004年〜2012年：シングル、アルバム、ミュージックDVD
2013年〜2018年：シングル、アルバム、ミュージックDVD・Blu-ray
2019年〜：シングル、アルバム、ミュージックDVD・Blu-ray、デジタルシングル(単曲)、デジタルアルバム、ストリーミング

脚注

[脚注の使い方]

注釈

^ 「セールス大賞」は第3回（1970年）で新設され、第1回（1968年）〜第2回（1969年）までは「ゴールデン賞」が最高位の賞であった。
^ 2001年版までのオリコン年鑑の「アーティストセールス比較」には「CD」と記載されている。

出典

^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k “【オリコン年間】嵐、総売上141億円で6冠男性初の3度目1位”. ORICON NEWS (オリコン). (2013年12月15日) 2021年8月2日閲覧。
^ 『コンフィデンス年鑑 1977年版』、31頁。
^ 『オリコン年鑑 1980年版』、30頁。
^ 『オリコン年鑑 1981年版』、31頁。
^ 『オリコン年鑑 1982年版』、30頁。
^ 『オリコン年鑑 1983年版』、27頁。
^ ^a ^b ^c ^d ^e “【オリコン年間】嵐、総売上143億円で史上初11冠明菜超え5度目のATS1位”. ORICON NEWS (オリコン). (2015年12月23日) 2021年8月2日閲覧。
^ 『オリコン年鑑 1985年版』、28頁。
^ 『オリコン年鑑 1989年版別冊オリコン・チャート・データ'88』、28頁。
^ 『オリコン年鑑 1990年版別冊オリコン・チャート・データ'89』、46頁。
^ 『オリコン年鑑 1991年版別冊オリコン・チャート・データ'90』、41頁。
^ 『オリコン年鑑 1993年版別冊オリコン・チャート・データ'92』、21頁。
^ 『オリコン年鑑 1994年版別冊オリコン・チャート・データ'93』、29頁。
^ ^a ^b “【オリコン年間】安室奈美恵が席巻、音楽ソフト総売上通算2度目の1位アルバムは43年ぶり史上2作目の快挙”. ORICON NEWS (オリコン). (2018年12月20日) 2021年8月2日閲覧。
^ 『オリコン年鑑 1998年版別冊オリコン・チャート・データ'97』、23頁。
^ オリコン、「第35回日本レコードセールス大賞」を発表。、Narinari.com、2002年12月29日。
^ 『オリコン年鑑 2000年版別冊オリコン・チャート・データ'99』、25頁。
^ オリコン「第35回日本レコードセールス大賞」発表、Musicman編集部、2002年12月12日。
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f “倖田來未、年間セールス127億円で初の大賞!”. ORICON NEWS. (2006年12月21日) 2023年3月16日閲覧。
^ 浜崎あゆみ、CD売り上げ2年連続ナンバーワン、SANSPO.COM、2001年12月14日。
^ あゆ２年ぶり｢セールス大賞｣、スポニチアネックス、2003年12月15日。
^ “2005年アーティストトータルセールスランキング”. ORICON STYLE. (2005年12月19日). オリジナルの2011年12月1日時点におけるアーカイブ。 2023年11月19日閲覧。
^ “年間ランキング特集『2007年年間アーティストトータルセールスランキング大発表！』”. ORICON STYLE. (2007年12月18日). オリジナルの2012年1月26日時点におけるアーカイブ。 2023年11月19日閲覧。
^ “【年間ランキング】EXILE、CD&DVD年間総売上195.8億円で4冠”. ORICON NEWS. (2008年12月11日) 2023年3月16日閲覧。
^ “嵐、史上初の年間4冠今年を漢字1文字で表すと「嵐」”. ORICON NEWS (オリコン). (2009年12月18日) 2021年8月2日閲覧。
^ “【年間ランキング】嵐、シングルTOP10に6作! 2010年7冠達成”. ORICON NEWS. (2010年12月20日) 2023年3月16日閲覧。
^ “【オリコン年間】AKB48、史上初の年間シングルTOP5独占総売上162.8億円で7冠”. ORICON NEWS (オリコン). (2011年12月19日) 2021年8月2日閲覧。
^ “【オリコン年間】AKB48、今年もシングルTOP5独占総売上191億円で最多5冠”. ORICON NEWS (オリコン). (2012年12月21日) 2021年8月2日閲覧。
^ “【オリコン年間】嵐、総売上138億円で10冠 4度目年間1位で明菜に並ぶ”. ORICON NEWS (オリコン). (2014年12月20日) 2021年8月2日閲覧。
^ “【オリコン年間】嵐、総売上121.8億円で1位前人未到4年連続6度目”. ORICON NEWS (オリコン). (2016年12月24日) 2021年8月2日閲覧。
^ “【第50回年間ランキング2017】嵐が総合売上5年連続首位記録更新、AKBはシングルV8、安室ベストが177万枚突破!”. ORICON NEWS (オリコン). (2017年12月23日) 2021年8月2日閲覧。
^ “【オリコン年間】嵐、18年ぶり200億円超えで年間売上1位ベスト盤は13年ぶりWミリオン突破”. ORICON NEWS (オリコン). (2019年12月23日) 2021年8月2日閲覧。
^ “【オリコン年間】嵐、休止前に通算9度目の年間売上トータル1位「作品を残すことで、これからも一緒に楽しんでいけたら」”. ORICON NEWS (オリコン). (2020年12月25日) 2021年8月2日閲覧。
^ “【オリコン年間】BTSが年間売上トータル1位海外アーティストの受賞は史上初「ポジティブなエネルギーをお伝えしたい」”. ORICON NEWS (オリコン). (2021年12月24日) 2021年12月24日閲覧。
^ “【オリコン年間】BTS、海外アーティスト史上初の2年連続年間売上トータル1位「僕たちの音楽を愛してくださる多くの方々のおかげ」”. ORICON NEWS. (2022年12月23日) 2023年3月16日閲覧。
^ “King & Princeが嵐以来の総売上200億円超え、年間ランキング作品別4冠を達成【オリコン年間】”. ORICON NEWS. (2023年12月20日) 2023年12月20日閲覧。

外部リンク

ORICON NEWS

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[1] 「セールス大賞」は第3回（1970年）で新設され、第1回（1968年）〜第2回（1969年）までは「ゴールデン賞」が最高位の賞であった。

[38] 2001年版までのオリコン年鑑の「アーティストセールス比較」には「CD」と記載されている。

[oricon2013-2] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k “【オリコン年間】嵐、総売上141億円で6冠男性初の3度目1位”. ORICON NEWS (オリコン). (2013年12月15日) 2021年8月2日閲覧。

[3] 『コンフィデンス年鑑 1977年版』、31頁。

[4] 『オリコン年鑑 1980年版』、30頁。

[5] 『オリコン年鑑 1981年版』、31頁。

[6] 『オリコン年鑑 1982年版』、30頁。

[7] 『オリコン年鑑 1983年版』、27頁。

[oricon2015-8] “【オリコン年間】嵐、総売上143億円で史上初11冠明菜超え5度目のATS1位”. ORICON NEWS (オリコン). (2015年12月23日) 2021年8月2日閲覧。

[9] 『オリコン年鑑 1985年版』、28頁。

[10] 『オリコン年鑑 1989年版別冊オリコン・チャート・データ'88』、28頁。

[11] 『オリコン年鑑 1990年版別冊オリコン・チャート・データ'89』、46頁。

[12] 『オリコン年鑑 1991年版別冊オリコン・チャート・データ'90』、41頁。

[13] 『オリコン年鑑 1993年版別冊オリコン・チャート・データ'92』、21頁。

[14] 『オリコン年鑑 1994年版別冊オリコン・チャート・データ'93』、29頁。

[oricon2018-15] “【オリコン年間】安室奈美恵が席巻、音楽ソフト総売上通算2度目の1位アルバムは43年ぶり史上2作目の快挙”. ORICON NEWS (オリコン). (2018年12月20日) 2021年8月2日閲覧。

[16] 『オリコン年鑑 1998年版別冊オリコン・チャート・データ'97』、23頁。

[nari0212-17] オリコン、「第35回日本レコードセールス大賞」を発表。、Narinari.com、2002年12月29日。

[18] 『オリコン年鑑 2000年版別冊オリコン・チャート・データ'99』、25頁。

[MN-19] オリコン「第35回日本レコードセールス大賞」発表、Musicman編集部、2002年12月12日。

[oricon2006-20] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f “倖田來未、年間セールス127億円で初の大賞!”. ORICON NEWS. (2006年12月21日) 2023年3月16日閲覧。

[21] 浜崎あゆみ、CD売り上げ2年連続ナンバーワン、SANSPO.COM、2001年12月14日。

[22] あゆ２年ぶり｢セールス大賞｣、スポニチアネックス、2003年12月15日。

[23] “2005年アーティストトータルセールスランキング”. ORICON STYLE. (2005年12月19日). オリジナルの2011年12月1日時点におけるアーカイブ。 2023年11月19日閲覧。

[24] “年間ランキング特集『2007年年間アーティストトータルセールスランキング大発表！』”. ORICON STYLE. (2007年12月18日). オリジナルの2012年1月26日時点におけるアーカイブ。 2023年11月19日閲覧。

[25] “【年間ランキング】EXILE、CD&DVD年間総売上195.8億円で4冠”. ORICON NEWS. (2008年12月11日) 2023年3月16日閲覧。

[26] “嵐、史上初の年間4冠今年を漢字1文字で表すと「嵐」”. ORICON NEWS (オリコン). (2009年12月18日) 2021年8月2日閲覧。

[27] “【年間ランキング】嵐、シングルTOP10に6作! 2010年7冠達成”. ORICON NEWS. (2010年12月20日) 2023年3月16日閲覧。

[28] “【オリコン年間】AKB48、史上初の年間シングルTOP5独占総売上162.8億円で7冠”. ORICON NEWS (オリコン). (2011年12月19日) 2021年8月2日閲覧。

[29] “【オリコン年間】AKB48、今年もシングルTOP5独占総売上191億円で最多5冠”. ORICON NEWS (オリコン). (2012年12月21日) 2021年8月2日閲覧。

[30] “【オリコン年間】嵐、総売上138億円で10冠 4度目年間1位で明菜に並ぶ”. ORICON NEWS (オリコン). (2014年12月20日) 2021年8月2日閲覧。

[31] “【オリコン年間】嵐、総売上121.8億円で1位前人未到4年連続6度目”. ORICON NEWS (オリコン). (2016年12月24日) 2021年8月2日閲覧。

[32] “【第50回年間ランキング2017】嵐が総合売上5年連続首位記録更新、AKBはシングルV8、安室ベストが177万枚突破!”. ORICON NEWS (オリコン). (2017年12月23日) 2021年8月2日閲覧。

[33] “【オリコン年間】嵐、18年ぶり200億円超えで年間売上1位ベスト盤は13年ぶりWミリオン突破”. ORICON NEWS (オリコン). (2019年12月23日) 2021年8月2日閲覧。

[34] “【オリコン年間】嵐、休止前に通算9度目の年間売上トータル1位「作品を残すことで、これからも一緒に楽しんでいけたら」”. ORICON NEWS (オリコン). (2020年12月25日) 2021年8月2日閲覧。

[35] “【オリコン年間】BTSが年間売上トータル1位海外アーティストの受賞は史上初「ポジティブなエネルギーをお伝えしたい」”. ORICON NEWS (オリコン). (2021年12月24日) 2021年12月24日閲覧。

[36] “【オリコン年間】BTS、海外アーティスト史上初の2年連続年間売上トータル1位「僕たちの音楽を愛してくださる多くの方々のおかげ」”. ORICON NEWS. (2022年12月23日) 2023年3月16日閲覧。

[37] “King & Princeが嵐以来の総売上200億円超え、年間ランキング作品別4冠を達成【オリコン年間】”. ORICON NEWS. (2023年12月20日) 2023年12月20日閲覧。

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[注 2]

オリコン年間ランキング

目次

概要

部門

歴代年間トータルセールス1位

脚注

注釈

出典

関連項目

外部リンク