日本ライン今渡駅
岐阜県可児市にある名古屋鉄道の駅
日本ライン今渡駅(にほんラインいまわたりえき)は、岐阜県可児市今渡にある名古屋鉄道広見線の駅。駅番号はHM05。
日本ライン今渡駅* | |
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犬山方面駅舎 | |
にほんラインいまわたり NIHONRAIN-IMAWATARI[1] | |
◄HM04 可児川 (2.5 km) (2.7 km) 新可児 HM06► | |
所在地 | 岐阜県可児市今渡406-2 |
駅番号 | HM 05 |
所属事業者 | 名古屋鉄道 |
所属路線 | 広見線 |
キロ程 | 12.2 km(犬山起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
1,536人/日(降車客含まず) -2019年- |
乗降人員 -統計年度- |
3,083人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1925年(大正14年)4月24日 |
備考 |
* 1969年(昭和44年)今渡駅から改称 * 無人駅(自動券売機 有) 管理駅:犬山 |
歴史
編集名鉄今渡線の終着駅として開業し[2]、日本ライン下りの玄関口となった[3]。
現在の駅舎は3代目で、初代駅舎は、愛知県犬山市にある博物館明治村の蒸気機関車の「東京駅」として現存している[3]。2代目駅舎には構内に名鉄パレ(現在のパレマルシェ)を含めた総合駅ビルが立地していたが、現在の駅舎に改築される際に取り壊された[3]。なお、日本ライン下りは現在は運行中止中である。
年表
編集- 1925年(大正14年)4月24日:今渡駅として開業[2]。
- 1961年(昭和36年)度:貨物営業廃止[4]。
- 1969年(昭和44年)11月10日:日本ライン今渡駅に改称[3]。
- 1974年(昭和49年):初代駅舎を解体し明治村に移築[3]。
- 1977年(昭和52年)
- 2006年(平成18年)9月21日:3代目駅舎竣工。駅集中管理システムを導入し、同時に無人化。年内に2代目駅舎解体[3]。
- 2007年(平成19年)8月8日:トランパス導入。
- 2011年(平成23年)2月11日:ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日:トランパス供用終了。
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初代駅舎(1925年)
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明治村に移設された初代駅舎
駅構造
編集2面2線相対式ホームの地上駅。駅舎は2つのホームそれぞれの東端部(新可児寄り)に1つずつ、幹線道路(旧国道248号)に面する部分にある。各改札口付近には自動券売機(継続manaca定期乗車券・新規manaca通勤定期乗車券の購入も可能ではあるが、名鉄ミューズカードでの決済は7:00~22:00の間に限られる)及び自動精算機(ICカードのチャージ等も可能)を1台ずつ備えている。自動改札機は方面別に2つずつあり、うち1つは車椅子対応で幅が広くとられている。改札内に互いのホームを行き来できる通路がないので、入口ののりば案内を確認してから改札口を通る必要がある。2代目駅舎時代は下り側にあった駅ビル内に改札があり、両ホームとは地下通路で結ばれていた[6]。
トイレは改札内にはなく、改札外の新可児・御嵩方面ホーム隣のロータリーに設置されている。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | HM 広見線(犬山〜新可児)[7] | 下り | 新可児ゆき[8] |
2 | 上り | 犬山・名鉄名古屋・金山方面[8] |
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新可児方面駅舎
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改札口
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ホーム
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駅名標
配線図
編集 ← 犬山・ 名古屋方面 |
→ 新可児方面 |
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凡例 出典:[9] |
利用状況
編集現在、技術上の問題で一時的にグラフが表示されなくなっています。 |
- 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は3,236人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中133位、広見線(11駅)中4位であった[10]。
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は4,382人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中107位、広見線・八百津線(16駅)中4位であった[11]。
『岐阜県統計書』『可児市の統計』各号によると、一日平均乗車人員および一日平均乗降人員の推移は以下の通りである。
年 | 乗車人員 | 乗降人員 | 備考 | |
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総数 | 定期 | |||
1934(昭和 | 9)年度51 | [12] | ||
1935(昭和10)年度 | 42 | [13] | ||
1936(昭和11)年度 | ||||
1937(昭和12)年度 | ||||
1938(昭和13)年度 | ||||
1939(昭和14)年度 | ||||
1940(昭和15)年度 | ||||
1941(昭和16)年度 | ||||
1942(昭和17)年度 | ||||
1943(昭和18)年度 | ||||
1944(昭和19)年度 | ||||
1945(昭和20)年度 | ||||
1946(昭和21)年度 | ||||
1947(昭和22)年度 | ||||
1948(昭和23)年度 | ||||
1949(昭和24)年度 | ||||
1950(昭和25)年度 | ||||
1951(昭和26)年度 | ||||
1952(昭和27)年度 | ||||
1953(昭和28)年度 | ||||
1954(昭和29)年度 | ||||
1955(昭和30)年度 | 934 | [14] | ||
1956(昭和31)年度 | 975 | [15] | ||
1957(昭和32)年度 | 945 | [16] | ||
1958(昭和33)年度 | 957 | [17] | ||
1959(昭和34)年度 | 1001 | [18] | ||
1960(昭和35)年度 | 1052 | [19] | ||
1961(昭和36)年度 | 1068 | 811 | [20] | |
1962(昭和37)年度 | 1093 | 840 | [20] | |
1963(昭和38)年度 | 1153 | 867 | [20] | |
1964(昭和39)年度 | 1160 | 865 | [20] | |
1965(昭和40)年度 | 1162 | 857 | [20] | |
1966(昭和41)年度 | 1202 | 883 | [20] | |
1967(昭和42)年度 | 1283 | 912 | [20] | |
1968(昭和43)年度 | 1466 | 1053 | [20] | |
1969(昭和44)年度 | 1574 | 1077 | [20] | |
1970(昭和45)年度 | 1711 | 1119 | [20] | |
1971(昭和46)年度 | 1783 | 1154 | [20] | |
1972(昭和47)年度 | 1879 | 1185 | [20] | |
1973(昭和48)年度 | 1954 | 1197 | [20] | |
1974(昭和49)年度 | 2107 | 1349 | [20] | |
1975(昭和50)年度 | 2001 | 1329 | [20] | |
1976(昭和51)年度 | 1995 | 1368 | [20] | |
1977(昭和52)年度 | 2192 | 1483 | [20] | |
1978(昭和53)年度 | 2305 | 1584 | [20] | |
1979(昭和54)年度 | 1987 | 1275 | [20] | |
1980(昭和55)年度 | 1995 | 1296 | [20] | |
1981(昭和56)年度 | 1984 | 1315 | [20] | |
1982(昭和57)年度 | 2012 | 1341 | [20] | |
1983(昭和58)年度 | 1924 | 1291 | [21] | |
1984(昭和59)年度 | 2015 | 1349 | [21] | |
1985(昭和60)年度 | 2285 | 1498 | [21] | |
1986(昭和61)年度 | 2223 | 1445 | [21] | |
1987(昭和62)年度 | 2223 | 1454 | [21] | |
1988(昭和63)年度 | 2253 | 1485 | [22] | |
1989(平成元)年度 | 2269 | 1499 | [22] | |
1990(平成 | 2)年度2251 | 1490 | [22] | |
1991(平成 | 3)年度2272 | 1499 | [22] | |
1992(平成 | 4)年度2172 | 1443 | [22] | |
1993(平成 | 5)年度2105 | 1407 | [23] | |
1994(平成 | 6)年度2057 | 1386 | [23] | |
1995(平成 | 7)年度2042 | 1333 | [23] | |
1996(平成 | 8)年度2013 | 1298 | [23] | |
1997(平成 | 9)年度1905 | 1236 | [23] | |
1998(平成10)年度 | 1826 | 1205 | 3689 | [24] |
1999(平成11)年度 | 1750 | 1166 | 3534 | [24] |
2000(平成12)年度 | 1729 | 1147 | 3484 | [24] |
2001(平成13)年度 | 1694 | 1119 | 3423 | [24] |
2002(平成14)年度 | 1634 | 1071 | 3296 | [24] |
2003(平成15)年度 | 1558 | 1012 | 3158 | [25] |
2004(平成16)年度 | 1552 | 1018 | 3132 | [25] |
2005(平成17)年度 | 1573 | 1040 | 3165 | [25] |
2006(平成18)年度 | 1556 | 1020 | 3132 | [25] |
2007(平成19)年度 | 1548 | 983 | 3117 | [25] |
2008(平成20)年度 | 1541 | 983 | 3107 | [26] |
2009(平成21)年度 | 1458 | 945 | 2945 | [26] |
2010(平成22)年度 | 1447 | 942 | 2926 | [26] |
2011(平成23)年度 | 1489 | 979 | 3005 | [27] |
2012(平成24)年度 | 1546 | 1030 | 3117 | [27] |
2013(平成25)年度 | 1606 | 1079 | 3236 | [27] |
2014(平成26)年度 | 1575 | 1048 | 3174 | [27] |
2015(平成27)年度 | 1626 | 1091 | 3271 | [27] |
2016(平成28)年度 | 1640 | 1097 | 3296 | [28] |
2017(平成29)年度 | 1617 | 1073 | 3247 | [28] |
2018(平成30)年度 | 1611 | 1069 | 3234 | [28] |
2019(令和元)年度 | 1536 | 1019 | 3083 | [28] |
2020(令和 | 2)年度1084 | 812 | 2173 | [28] |
駅周辺
編集駅の南側に時間・日貸しの駐車場・駐輪場がある。
主な施設
編集- 今渡郵便局
- 十六銀行今渡支店
- 可児市立蘇南中学校
- 可児市立今渡北小学校
- 名鉄資料館 *現在は閉館。
- エディオン可児今渡店
- 日本ライン下り美濃加茂乗船場(現在は運行中止)
- 今渡地区センター
- 可児市文化創造センター
- 可児市福祉センター
- 国道248号旧道
- 岐阜県道84号土岐可児線
- 太田橋
バス路線
編集- 可児市コミュニティバス - 平日・土曜運転。かつては東鉄バスがJR美濃太田駅から日本ライン下り乗船場及び当駅前を経由して御嵩町方面へ向かっていた。
隣の駅
編集脚注
編集- ^ “Inuyama Line/Kakamigahara Line/Hiromi Line/Komaki Line”. Nagoya Railroad Co.,Ltd.(名古屋鉄道). 2015年4月24日閲覧。
- ^ a b 「地方鉄道運輸開始」『官報』1925年5月2日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b c d e f g h 徳田耕一『名鉄 昭和のスーパーロマンスカー』JTBパブリッシング、2015年、73頁。ISBN 978-4533106392。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、340頁。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、1040頁。
- ^ 宮脇俊三・原田勝正 『東京・横浜・千葉・名古屋の私鉄 (JR・私鉄全線各駅停車)』小学館、1993年、202頁、ISBN 978-4093954112
- ^ 日本ライン今渡駅 - 電車のご利用案内、2019年3月23日閲覧
- ^ a b “日本ライン今渡(HM05)(にほんらいんいまわたり) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
- ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
- ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。
- ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和9年』、岐阜県、1936年、5 交通及運輸
- ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和10年』、岐阜県、1937年、5 交通及運輸
- ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和30年』、岐阜県、1957年、10 運輸・通信
- ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和31年』、岐阜県、1958年、11 運輸・通信
- ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和32年』、岐阜県、1959年、12 運輸・通信
- ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和33年』、岐阜県、1960年、12 運輸・通信
- ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和34年』、岐阜県、1961年、12 運輸・通信
- ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和35年』、岐阜県、1962年、12 運輸・通信
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 可児市企画調整課(編)『可児市の統計 昭和58年版』、可児市、1984年、54頁
- ^ a b c d e 可児市企画調整課(編)『可児市の統計 昭和63年版』、可児市、1989年、39頁
- ^ a b c d e 可児市企画調整課(編)『可児市の統計 平成5年度版』、可児市、1994年、39頁
- ^ a b c d e 可児市総務部企画調整課(編)『可児市の統計 平成10年版』、可児市、1999年、59頁
- ^ a b c d e 可児市企画部総合政策課(編)『可児市の統計 平成15年版』、可児市、2004年、59頁
- ^ a b c d e 可児市企画部総合政策課(編)『可児市の統計 平成20年版』、可児市、2009年、63頁
- ^ a b c 可児市企画経済部総合政策課(編)『可児市の統計 平成25年版』、可児市、2013年、52頁
- ^ a b c d e 可児市企画経済部総合政策課(編)『可児市の統計 平成28年版』、可児市、2017年、51頁
- ^ a b c d e 可児市企画経済部総合政策課(編)『可児市の統計 令和3年版』、可児市、2022年、49頁
関連項目
編集外部リンク
編集- 日本ライン今渡駅 - 名古屋鉄道