日本オラクル
日本オラクル株式会社(にほんオラクル、英: Oracle Corporation Japan)は、米国企業オラクルコーポレーション (Oracle Corporation) (1977年設立)が、1985年に日本で設立した法人である。
種類 | 株式会社 |
---|---|
機関設計 | 指名委員会等設置会社[1] |
市場情報 | |
略称 | オラクル |
本社所在地 |
日本 〒107-0061 東京都港区北青山二丁目5-8 オラクル青山センター |
設立 | 1985年10月15日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 4010401078085 |
事業内容 | オラクル製品の販売および関連サービスの提供 |
代表者 |
藤森義明(取締役会長) 三澤智光(執行役社長) 内海寛子(代表執行役) |
資本金 |
248億8840万円 (2020年5月31日時点) |
発行済株式総数 |
1億2818万4271株 (2020年5月31日時点) |
売上高 |
2113億5700万円 (2020年5月期) |
営業利益 |
688億6500万円 (2020年5月期) |
純利益 |
476億8500万円 (2020年5月期) |
純資産 |
1913億6200万円 (2020年5月31日時点) |
総資産 |
2941億3900万円 (2020年5月31日時点) |
従業員数 |
2,504人 (2020年5月31日時点) |
決算期 | 5月末日 |
主要株主 | オラクル・ジャパン・ホールディング・インク 74.7% |
主要子会社 | 子会社なし |
関係する人物 | 佐野力(初代CEO) |
外部リンク |
www |
日本国内を拠点とした情報システム構築のためのクラウドサービス、ソフトウェア製品、ハードウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、保守サービス、情報教育の事業を展開している。
1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月28日に東京証券取引所1部上場[2]。JPX日経インデックス400の構成銘柄および東証スタンダード市場TOP20の構成銘柄の一つである[3]。
企業理念
編集同社の企業理念は「私たちのミッションは、人々が新たな方法でデータを理解し、本質を見極め、無限の可能性を解き放てるよう支援していくことです。」[4]。また、2020年12月に三澤智光が社長に就任し、ビジョンとして「Be a TRUSTED TECHNOLOGY ADVISOR[5]」を掲げている。
事業
編集旧来からデータベース管理ソフトに強いとされてきたオラクルだが、近年の本社による買収戦略もあり、データベース管理ソフトの企業から、サーバーやストレージ等のハードウェア、OS、ミドルウェア、アプリケーション等、ラインナップを拡充している。
また、オラクルはカスタマー・エクスペリエンスやERPを中心としたSaaS事業を展開している。さらに、PaaS型サービス「Oracle Cloud Platform」およびIaaS型サービス「Oracle Cloud Infrastructure」の展開について、オラクル本社CEOのラリー・エリソンが2014年9月に同社のプライベートイベント「Oracle OpenWorld」で公表している。
2009年1月にはエンジニアド・システムと呼ぶ、ソフトウェアとハードウェアを密に統合した製品の投入を開始。当初はデータベース専用マシン「Exadata」からスタートしたエンジニアド・システムは、ミドルウェア・Javaアプリケーション用の「Exalogic」、BI専用の「Exalytics」、ビッグデータの処理に特化した「Big Data Appliance」、小規模システム向けデータベース専用アプライアンス「Oracle Database Appliance」等、各用途に特化したエンジニアド・システムに加え、SPARCプロセッサーにSolarisを搭載した汎用型エンジニアド・システム「Oracle SuperCluster」と、そのラインナップを広げている。
オフィス
編集かつて日本オラクルのオフィスはニューオータニガーデンコートにあったが、2008年9月に北青山二丁目に新しく建てた社屋(オラクル青山センター)へ移転した。[6]
2022年5月19日、三井不動産、明治神宮、日本スポーツ振興センター、伊藤忠商事の4者により、「神宮外苑まちづくり」プロジェクトが発足[7]。オラクル青山センターのビル建て替えを含む、2036年までの再開発計画が発表された[8]。
主要製品
編集- Oracle Cloud
- Oracle Engineered Systems
- Oracle Database
- Oracle Fusion Middleware
- Oracle Applications
- Oracle Linux
過去の製品
編集- Developer/2000
- Developer/2000 R2.1、Developer/2000 Server R2.1:ビジュアル開発ツールとその実行環境。1998年5月6日に発表[9]。
社員犬
編集日本オラクルでは、社員を癒し、激励することを主業務とする社員犬を雇用している[10]。3代目社員犬としてオールド・イングリッシュ・シープドッグの「ウェンディ」が就任し、Twitterに「!」(エクスクラメーションマーク1文字)と投稿[11]するなどの活動を行っていたが、2010年7月1日に死去したと報じられた[12]。
2010年10月1日に、同じくオールド・イングリッシュ・シープドッグの「キャンディ」が4代目社員犬に就任したが、2021年1月7日に死去したと報じられた。[13]
1代目「サンディ」は契約社員扱いだったが、2代目の「ハイディ」から正式社員として社員番号0番となっている。
脚注
編集- ^ Oracle Leadership - 日本オラクル株式会社
- ^ “株式情報”. 2021年1月31日閲覧。
- ^ “東証スタンダード市場TOP20の定期選定(2023年10月31日実施)結果及び構成銘柄一覧” (PDF). 東京証券取引所 (2023年10月7日). 2023年10月7日閲覧。
- ^ ミッションステートメント - 日本オラクル公式サイト
- ^ “2021年年頭所感”. 2021年1月31日閲覧。
- ^ 日本オラクル株式会社 オラクル青山センター(本社) 前編 - 三幸エステート
- ^ “神宮外苑地区まちづくり”. www.jingugaienmachidukuri.jp. 2022年6月6日閲覧。
- ^ “神宮外苑が「高層ビルの森」に、再開発計画の全貌判明で浮かぶ疑問”. ダイヤモンド・オンライン (2019年6月5日). 2022年6月6日閲覧。
- ^ 「Developer/2000の次版 R2.1は今夏に発売」『日経ソフトウエア(創刊号 1998/7)』第1巻第1号、日経BP、1998年6月24日、10頁。
- ^ “働く社員犬ウェンディに密着!--「あったらいいな」を実現する企業:日本オラクル”. ZDNet (2009年9月15日). 2020年10月5日閲覧。
- ^ オラクル社員犬ウェンディちゃんもSun買収にびっくり? Twitterで「!」とつぶやく - ITmedia (2009年4月21日)
- ^ オラクルの「社員犬」ウェンディ死去 Twitterでお悔やみ集まる - ITmedia (2010年7月1日)
- ^ 社員犬キャンディに関するお知らせ - A blog about Oracle Japan News Portal (2021年1月19日)
関連項目
編集この節には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
- Oracle Database
- 米国Oracle社が開発した関係データベース管理システム (RDBMS)。世界のデータベース市場においてトップシェアを占めている。日本国内においては、海外とは異なり、販売代理店経由による販売が主流。
- オラクルマスター
- オラクルデータベース技術者の認定資格。同社が主催するオラクル認定試験により取得することができる。
外部リンク
編集- Oracle Corporation
- 日本オラクル
- キャンディプロフィール
- 日本オラクル (OracleJP) - Facebook
- 日本オラクル (@Oracle_Japan) - X(旧Twitter)
- 日本オラクル - YouTubeチャンネル