日夏響
日本の女性翻訳家
経歴
編集静岡県生まれ[2]。横浜国立大学史学部中退[3]。オカルト本、SF、幻想文学を翻訳した。
2012年の『終末期の赤い地球』電子版(グーテンベルク21社)には、日夏響の著作権の継承者を探している旨が、記載されている。
訳書
編集- 『オカルト入門』(ダル・リー、大陸書房) 1974
- 『図説・海の怪獣』(ジェイムス・B・スィーニ、大陸書房) 1974
- 『動物の謎』(オズモンド・ブレランド、大陸書房) 1974
- 『崩壊した銀河文明』(The Defiant Agents、アンドレ・ノートン、久保書店QTブックスSF) 1974
- 『悪魔の書』(エミール・グリヨ・ド・ジヴリ、大陸書房) 1975
- 『宇宙の放浪怪物』(VOR、ジェームズ・ブリッシュ、久保書店QTブックスSF) 1975.12
- 『終末期の赤い地球』(The Dying Earth 、ジャック・ヴァンス、久保書店QTブックスSF) 1975
- 『宇宙の神秘』(ジャック・ベルジエ, ルイ・ポーウェル共著、大陸書房) 1976
- 『失われた時間の鍵』(Key Out of Time、アンドレ・ノートン、久保書店QTブックスSF) 1976
- 『怪奇幻想の文学. 5 (怪物の時代)』(共訳、新人物往来社) 1977.11
- 「恐怖の山」(The Horror Horn、E・F・ベンスン)
- 「青白い猿」(The Pale Ape、M・P・シール)
- 「ウイリアムスン」(Williamson、H・S・ホワイトヘッド)
- 「換魂譚」(The Transformation、メアリ・シェリー)
- 「レッド・フック街怪事件」(The Horror at the Red Hook、H・P・ラヴクラフト)
- 「ゴーレム」(The Golem、エイブラム・デイヴィッドスン)
- 「緑色の怪物」(Le Monstre Vert、ジェラール・ド・ネルヴァル)
- 「ヤンドロの山小屋」(Deserick of Yondoro、マンリー・ウェイド・ウェルマン)
- 「セイレーンの歌」(The Song of Siren、E・L・ホワイト)
- 「難破船」(Derelict、ウィリアム・ホープ・ホジスン)
- 「
沼の怪 」(Slime、J・P・ブレナン) - 「ワンダースミス」(The Wondersmith、フィッツ=ジェイムズ・オブライエン)
- 「海魔」(The Sea Monster、ゲアハルト・ハウプトマン)
- 『怪奇幻想の文学. 6 (啓示と奇蹟)』(共訳、新人物往来社) 1977.12
- 「ジュリアン聖人伝」(Le Legende De Saint Julien L'hostitalier、グスタフ・フローベール)
- 「聖母の軽業師」(Le Jongleur De Notre-Dame、アナトール・フランス)
- 「沙漠のアントワーヌ」(Antoine-Du-Desert、ジュール・シュペルヴィエル)
- 「破戒の聖僧ヴィターリス」(Der Schrimm-Heilige Vitaalis、ゴトフリート・ケラー)
- 「黒い蜘蛛」(Die Schwarze Spinne、イエレミーアス・ゴットヘルフ)
- 「道」(Roads、シーベリイ・クイン)
- 「手と魂」(Hand and Soul、ダンテ・ガブリエル・ロセッティ)
- 「啓示と奇蹟」(Signs and Wonders、J・D・ベレスフォード)
- 「郵便局と蛇」(The Post Office and the Serprnt、A・E・コッパード)
- 「N」(N、アーサー・マッケン)
- 「白いダリア」(Die Weisze Georgine、エルゼ・ラスカー=シューラー)
- 「トランペット」(The Trumpet、ウォルター・デ・ラ・メア)
- 「屍衣を洗う女」(The Washer of the Ford、フィオナ・マクラウド)
- 「サルニダクの慈悲」(The Relenting of Sarnidac、ロード・ダンセイニ)
- 「夢の子供」(Dream-Children: A Reverie、チャールズ・ラム)
- 『怪奇幻想の文学. 7 (幻影の領域)』(共訳、新人物往来社) 1978.2
- 「宇宙を駆ける男」(The Jet-Propelled Couch、ロバート・リンドナー)
- 「死んでいる時間」(Le Temps Mort、マルセル・エイメ)
- 「キルシーランから来た男」(The Man from Kilsheelan、A・E・コッパード)
- 「死んでいる女」(The Dead Woman、デイヴィッド・H・ケラー)
- 「黒い玉」(La Boule Noire、トーマ・オウエン)
- 「奇妙な町」(Die Sonderbare Stadt、パウル・エルンスト)
- 「続いている公園」(Concinuidad De Lous Parques、フリオ・コルタサル)
- 「遠く遥かな調べ」(A Far-Away Melody、メアリ・E・ウイルキンズ=フリーマン)
- 「古い衣」(Old Clothes、アルジャーノン・ブラックウッド)
- 「白いひと」(The White People、フランシス・ホジスン・バネット)
- 「ローウムの狂気」(Rooum、オリヴァー・オニオンズ)
- 「ラジャの贈りもの」(The Rajah's Gift、E・ホフマン・プライス)
- 「ゼリュシャ」(Xelucha、M・P・シール)
- 『カインの市』(City of Cain、ケイト・ウィルヘルム、サンリオ、サンリオSF文庫) 1978.10
- 『神鯨』(The Godwhale、T.J.バス、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 1978.10
- 『忘却の惑星 ワールド・ベスト1966』(ドナルド・A・ウォルハイム,テリー・カー編、浅倉久志他共訳、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 1978.4
- 「太陽からの風」(アーサー・C・クラーク)
- 「時計じかけの医者」(ロン・グーラート)
- 「地獄で立往生」(ラリイ・ニーヴン)
- 「居留区」(ヴァーナー・ヴィンジ)
- 「河を渡って木立をぬけて」(クリフォード・D・シマック)
- 「忘却の惑星」(ジェイムズ・H・シュミッツ)
- 「「悔い改めよ、ハーレクィン!」とチクタクマンはいった」(ハーラン・エリスン)
- 「決断者たち」(ジョセフ・グリーン)
- 「旅人の憩い」(デイヴィッド・I・マッスン)
- 「未収録作品」(リン・カーター)
- 「消失点」(ジャナサン・ブランド)
- 「うちの町内」(R・A・ラファティ)
- 「赤色偏移の仮面」(フレッド・セイバーヘーゲン)
- 「とらわれの魔人」(クリストファー・アンヴィル)
- 「新しき良い時代」(フリッツ・ライバー)
- 『双生児』(Twins、バリ・ウッド, ジャック・ギースランド、早川書房、Hayakawa novels) 1979.11
- のち改題『戦慄の絆』(バリ・ウッド,ジャック・ギースランド、早川書房、ハヤカワ文庫NV、モダンホラー・セレクション) 1989.3
- 『大予言者カルキ』(Kalki、ゴア・ヴィダル、サンリオ) 1980.1
- 『マストドニア』(Mastodonia、クリフォード・D・シマック、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 1980.10
- 『ワイルダーの手』上・下(Wylder's Hand、ジョセフ・シェリダン・レ・ファニュ、紀田順一郎,荒俣宏責任編集、国書刊行会、世界幻想文学大系第23巻A・B) 1981.10
- 『多彩の地』上・下(The Many-colored Land、ジュリアン・メイ、早川書房、ハヤカワ文庫SF、エグザイル・サーガ1) 1983.6
- 『黄金の首環』上・下(The Golden Torc、ジュリアン・メイ、早川書房、ハヤカワ文庫SF、エグザイル・サーガ2) 1984.3
- 『デ・ラ・メア幻想傑作集』(ウォルター・デ・ラ・メア、サンリオ) 1985
脚注
編集- ^ 国立国会図書館著者名典拠
- ^ 「動物の謎」訳者紹介
- ^ 『神鯨』訳者紹介。なお『動物の謎』訳者紹介では「横浜国大教育学部史学科卒業」となっている。