日向藍子

競技麻雀のプロ雀士

日向 藍子(ひなた あいこ、1988年9月24日 - )は、競技麻雀プロ雀士最高位戦日本プロ麻雀協会所属[1]Mリーグ渋谷ABEMAS所属[2]。愛称は「ラブフェニックス」[1]、「小さなビッグマム」、「笑顔のサンシャイン」。長野県茅野市出身[1]。19歳で麻雀と出会い、22歳でプロ試験に合格[3]。2023年時点ではB2リーグに所属している。

日向 藍子
2020年10月7日に実施された大洋技研・AMOSアンバサダー就任式にて撮影
基本情報
出身地 長野県茅野市
生年月日 (1988-09-24) 1988年9月24日(36歳)
プロ入会 2011年
所属団体 最高位戦日本プロ麻雀協会
Mリーグ
ドラフト 2019年/全体8番目
2019- 渋谷ABEMAS
 
YouTube
チャンネル
活動期間 2015年-
ジャンル 麻雀、バラエティ
登録者数 9.9万人
総再生回数 4560万回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2024年5月1日時点。
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プロフィール

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諏訪実業高等学校を卒業し[4]、服飾科の短大進学を機に上京した際、「知り合いの雀荘がオープンするから、ウエイトレスをやってみない?」と声をかけられ、高校時代のデニーズでウエイトレスのアルバイトに比べて1200円という破格の時給は“都内価格”なのかなと思い込んで即OKしたことで麻雀の道へ進む[5]。将来の夢はアパレル業界で働くことだったが、卒業後は就職せずフリーターとして雀荘で働き、人生の将来設計が出来ず悩んでいたところを新津潔に「プロになってみないか」と勧められ、2011年にプロデビュー[5]。同期入会には土田浩翔日本プロ麻雀連盟RMUを経て入会)など。

2016年3月に第1回女流モンド新人戦を優勝し[6]、女流モンド杯への出場権を得る。同月、Moreに加入[7]

2018年3月にMore卒業[8]。6月からYouTuberとして麻雀ウォッチのYouTubeチャンネル内で「ひなたんの麻雀するしない」を開始[9]

同月、AbemaTVで放送されたRTDガールズファイト3を制した[10]

同年10月に行われた第16期プロクイーン決定戦に進出すると最終日の最後の2戦は当時のプロクイーンだった西嶋ゆかりと挑戦者の浅見真紀との三つ巴になったが、最終戦で総合2位からの逆転で同決定戦を制した[11][12]。同月からは2018大和証券Mリーグのパブリックビューイング会場MCも務めた。

同年12月に結婚と妊娠を本人のツイッターで発表し[13]、2019年4月7日に第一子となる女の子を出産した[14]

同年7月9日に行われたMリーグドラフト会議で渋谷ABEMASから指名を受け、10月18日の1戦目でMリーグ初勝利を挙げた[15]

同月から翌11月にかけて行われた第17期プロクイーン決定戦の最終日で、最後の2戦は挑戦者の童瞳・二階堂瑠美との三つ巴になったが、最終戦の南3局でカンドラが表裏両方が乗るドラ9の三倍満ツモを決め、黒沢咲以来2人目となるプロクイーン連覇を果たした。

現在は女流プロとYouTuberとして活動する他、最高位戦の主要タイトル戦や対局番組の実況を務める等、マルチな活躍をしている。

人物

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昔から運動が嫌いで将棋オセロUNO花札のような頭を使うゲームが好きで、次の趣味を探していたときに麻雀に出会ったとしている。日向は麻雀について、「将棋と違って、覚えたてでもプロに勝てることがあるんですよ。偶然取った牌を残すか切るかを判断する、独特のゲーム性が理由なんですけど、初心者でも勝てるという長所にひかれていきました」と語っている。なお父が将棋愛好家で小学生のころから父の将棋相手をしていたが、素人が強い相手に勝つことは不可能な将棋のゲーム性と「父も子ども相手にまったく手を抜いてくれなくて」という理由から心が折れてやめている[5]

天然と呼ばれる先の読めない性格であり、言動は日向劇場と呼ばれている[16]

独特なアニメ声の持ち主で、おそらく本人は意識せず「ツモ」と発声しているとみられるが、日向がツモアガリする度に、視聴者はそれに即座に反応し「ちゅも」というコメントが埋め尽くされる[17]。Mリーグ中継に挟まれるソニー損保のCM(2022-23シーズン)では、天獅子悦也による日向のイラストに合わせて「ちゅも」という吹き出しが書かれていた[18]

Mリーグ成績

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レギュラーシーズン成績
シーズン チーム 半荘 個人スコア 最高スコア 4着回避率 連対率 トップ率 平均
着順
1着 1.5 2着 2.5 3着 3.5 4着 参照
Pt 順位 平均 順位 順位
2019-20 渋谷ABEMAS 16 18.6 13/29 1.2 51,200 19/29 0.6875 22T/29 56.3% 31.3% 2.44 5 0 4 0 2 0 5 [19]
2020-21 渋谷ABEMAS 17 38.1 12/30 2.2 40,700 30/30 0.8235 6/30 58.8% 23.5% 2.35 4 0 6 0 4 0 3 [20]
2021-22 渋谷ABEMAS 17 ▲168.5 24/32 ▲9.9 51,300 24/32 0.8235 8/32 29.4% 17.6% 2.71 3 0 2 0 9 0 3 [21]
2022-23 渋谷ABEMAS 21 128.6 11/32 6.1 65,800 12/32 0.8571 3/32 57.1% 23.8% 2.33 5 0 7 0 6 0 3 [22]
2023-24 渋谷ABEMAS 21 ▲69.1 21/36 ▲3.3 64,700 13T/36 0.8095 7/36 47.6% 14.3% 2.57 3 0 7 0 7 0 4 [23]
通算 92 ▲52.3 ▲0.6 65,800 80.4% 50.0% 21.7% 2.48 20 0 26 0 28 0 18
  • 個人賞は規定打荘数(20半荘)以上の選手が対象
  • 着順の1.5、2.5、3.5は1着同着、2着同着、3着同着
ポストシーズン成績
シーズン チーム 半荘 個人スコア 最高スコア 4着回避率 連対率 トップ率 平着 1着 1.5 2着 2.5 3着 3.5 4着
Pt 平均
セミファイナルシリーズ
2019-20 渋谷ABEMAS 4 27.6 6.9 37,100 75.0% 75.0% 50.0% 2.00 2 0 1 0 0 0 1
2020-21 渋谷ABEMAS 4 27.3 6.8 50,200 75.0% 75.0% 25.0% 2.25 1 0 2 0 0 0 1
2021-22 渋谷ABEMAS 3 7.2 2.4 34,200 66.7% 66.7% 33.3% 2.33 1 0 1 0 0 0 1
2022-23 渋谷ABEMAS 3 ▲19.1 ▲6.4 37,900 66.7% 33.3% 33.3% 2.67 1 0 0 0 1 0 1
2023-24 渋谷ABEMAS 4 27.4 6.9 42,900 75.0% 75.0% 50.0% 2.00 2 0 1 0 0 0 1
セミファイナル通算 18 70.4 3.9 50,200 72.2% 66.7% 38.9% 2.22 7 0 5 0 1 0 5
ファイナルシリーズ
2019-20 渋谷ABEMAS 2 39.6 19.8 43,600 100% 50.0% 50.0% 2.00 1 0 0 0 1 0 0
2020-21 渋谷ABEMAS 2 70.9 35.5 40,100 100% 100% 50.0% 1.50 1 0 1 0 0 0 0
2021-22 渋谷ABEMAS 2 37.6 18.8 37,500 100% 50.0% 50.0% 2.00 1 0 0 0 1 0 0
2022-23 渋谷ABEMAS 2 ▲71.1 ▲35.6 22,800 50.0% 0% 0% 3.50 0 0 0 0 1 0 1
ファイナル通算 8 77.0 9.6 43,600 87.5% 50.0% 37.5% 2.25 3 0 1 0 3 0 1
ポストシーズン通算 26 147.4 5.7 50,200 76.9% 61.5% 38.5% 2.23 10 0 6 0 4 0 6

獲得タイトル

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著書

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出演

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テレビドラマ

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テレビ

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脚注

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  1. ^ a b c 近代麻雀2019年4月号特別付録 麻雀プロ全選手名鑑2019 p32
  2. ^ 2019シーズンドラフト会議開催 8人が指名・交渉へ/麻雀・Mリーグ”. ABEMA麻雀TIMES (2019年7月9日). 2019年7月10日閲覧。
  3. ^ Mリーガー 日向藍子・二階堂亜樹が贈る「17歳の自分へ」 | FEATUReS サイバーエージェント公式オウンドメディア”. 株式会社サイバーエージェント. 2020年2月25日閲覧。
  4. ^ ママ雀士の活躍見せたい ABEMASの日向プロ、Mリーグ初V語る 2023年6月23日 朝日新聞 2023年10月31日閲覧。
  5. ^ a b c 美人雀プロ図鑑 File.002 日向藍子プロ 最高位戦日本プロ麻雀協会“ひなたん”人気急上昇中!”. ドカント.com (2014年9月16日). 2014年9月16日閲覧。
  6. ^ 第1回女流モンド新人戦 優勝者は日向藍子”. 最新麻雀プロ名鑑 (2016年3月27日). 2019年7月10日閲覧。
  7. ^ More [@More_Stage] (2016年3月1日). "※重大発表※". X(旧Twitter)より2022年10月7日閲覧
  8. ^ More [@More_Stage] (2018年3月31日). "【卒業】". X(旧Twitter)より2022年10月7日閲覧
  9. ^ 麻雀ウォッチYouTubeチャンネル
  10. ^ 【祝】RTDガールズファイト3優勝【緊急インタビュー】
  11. ^ プロクイーン決定戦”. 日本プロ麻雀連盟. 2019年7月10日閲覧。
  12. ^ 第16期プロクイーン決定戦最終日観戦記”. 日本プロ麻雀連盟. 2019年7月14日閲覧。
  13. ^ 《ご報告》
  14. ^ 無事に女の子出産しました
  15. ^ 麻雀LOVE、家族もLOVE 日向藍子、愛が溢れる初トップ!うれし涙はVまで待って/麻雀・MリーグABEMA麻雀TIMES 2019年10月19日
  16. ^ 天然?計算? 美人雀士・日向藍子が自由過ぎる 珍発言連発でボートレース芸人を圧倒”. AbemaTIMES (2019年8月24日). 2019年8月27日閲覧。
  17. ^ 日向藍子のアニメ声に反響 ツモアガリ時にファンが一斉に「ちゅも」/麻雀・Mリーグ”. AbemaTIMES. 2020年1月10日閲覧。
  18. ^ ソニー損保の自動車保険(公式) [@sonysonpo_jp] (2022年10月10日). "\ #ソニー損保の大好きCM 公開中/". X(旧Twitter)より2023年5月23日閲覧
  19. ^ チーム成績表”. M.LEAGUE(Mリーグ). 2020年8月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月4日閲覧。※着順について同着時に誤差あり
  20. ^ チーム成績表”. M.LEAGUE(Mリーグ). 2021年5月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月30日閲覧。※着順について同着時に誤差あり
  21. ^ チーム成績表”. M.LEAGUE(Mリーグ). 2022年3月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月14日閲覧。※着順について同着時に誤差あり
  22. ^ チーム成績表”. M.LEAGUE(Mリーグ). 2023年3月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月23日閲覧。※着順について同着時に誤差あり
  23. ^ チーム成績表”. M.LEAGUE(Mリーグ). 2024年5月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月5日閲覧。※着順について同着時に誤差あり
  24. ^ 日向藍子がフジテレビのドラマ「この素晴らしき世界」に出演”. キンマweb. 竹書房 (2023年7月17日). 2023年10月19日閲覧。

外部リンク

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