日刊スポーツ新聞西日本

沖縄県をのぞく西日本全域で日刊スポーツを発行する新聞社

株式会社日刊スポーツ新聞西日本(にっかんスポーツしんぶんにしにっぽん、英語:The Nikkan Sports News West Japan)は、スポーツ新聞日刊スポーツ』を発行する日本新聞社である。東京都に本社を置く日刊スポーツ新聞社の子会社であり、沖縄県を除く西日本地区を管轄する。

株式会社日刊スポーツ新聞西日本
The Nikkan Sports News West Japan
日刊スポーツ新聞西日本の本社が入居する中之島フェスティバルタワー
日刊スポーツ新聞西日本の本社が入居する中之島フェスティバルタワー
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
530-8334
大阪府大阪市北区中之島2-3-18
中之島フェスティバルタワー東館23階
設立 1956年3月19日1977年2月1995年6月
業種 情報・通信業
法人番号 3120001112770 ウィキデータを編集
事業内容 日刊スポーツ新聞の発行およびそれに付随する事業
代表者 代表取締役社長橘 尚雄
資本金 9800万円
従業員数 330名
主要株主 株式会社日刊スポーツ新聞社
株式会社朝日新聞社
外部リンク 大阪本社
西部本社
名古屋本社
特記事項:上記は登記上の本部・大阪本社の住所。そのほかの地域本社は本文を参照。
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概要

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1950年1月20日セ・リーグ読売新聞社からの強い要望を受けて、神戸市神港夕刊新聞社によって創刊した『オールスポーツ』が起源[1]1956年3月にオールスポーツ新聞社が発足したが、経営が行き詰まり廃刊の危機となったところを、枚方市朝日新聞宅配所(現・ASA)を経営していた折田平市[2]が仲介役となり、1957年4月に日刊スポーツ新聞社(東京本社)と提携(この当時は事実上フランチャイズ契約に同じ)し、6月に正式に経営権を日刊スポーツ新聞社と朝日新聞社に引き継いで社名を大阪日刊スポーツ新聞社に改称。日刊スポーツの地方進出第1号となる。1977年2月に北九州市西部日刊スポーツ新聞社1995年6月には名古屋市名古屋日刊スポーツ新聞社を設立。

2009年4月1日、大阪・西部・名古屋の3社が合併し、日刊スポーツ新聞西日本となった。存続会社は大阪日刊スポーツ新聞社となり、大阪が本部(会社登記上の本店)となった。

管轄地域はその名の通り、西日本であり、近畿地方北陸3県、静岡県を除く東海地方中国地方四国地方沖縄県を除く九州地方である。

本部(大阪本社)版は、阪神タイガース、西部本社版は、福岡ソフトバンクホークス、名古屋本社版は、中日ドラゴンズのそれぞれ地元球団の報道を主力としている。また大阪本部管轄の広島県版は、広島東洋カープ関連の報道に力を入れている。近畿地方以外の大阪本社版は、阪神タイガース以外のプロ野球選手の活躍や有名人の結婚・訃報などがあった場合は記事を差し替えている。なお経営統合前の西部版は東京本社版をベース(中央競馬のみ大阪版)にした構成にしていた。

本部は旧法人の大阪日刊社時代の当初は豊中市に、また広告・販売部門は大阪市福島区の「北大阪支社」に分散していたが、北大阪支社が2002年中之島にある新朝日ビルディング朝日新聞大阪本社の分館)に移転。2005年に大阪本社の機能を新朝日ビルに統合。2009年に同ビルの建て替えのため、いったん福島区にある阪神ダイヤビルへ暫定的に移転後、2013年1月1日朝日新聞大阪本社の新社屋などが入居する中之島フェスティバルタワー東館に本社機能を移転。

事業所

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西部本社が入居する福岡朝日ビル
 
名古屋本社が入居する朝日会館

各本社の管轄

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印刷工場

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本部(大阪本社)

西部本社

名古屋本社

  • 愛知県北名古屋市(朝日プリンテック名古屋工場、朝日新聞名古屋本社と共同)
    名古屋工場では富山県向けの朝日新聞(東京本社版)を1989年9月から2011年3月末まで印刷していた名残りで、富山県内では現在も同工場で印刷された名古屋本社版を販売。名古屋印刷以前は大阪版を販売していた。なお、富山向けの朝日新聞については、現在は中日新聞北陸本社の工場(石川県金沢市)で印刷された大阪本社版を販売。日刊スポーツの他の北信越地方各県のうち、石川県・福井県は大阪市福島区の工場で製作されている本部(大阪本社)版、長野県新潟県は東京本社版である。

番組欄(2023年4月1日から)

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2023年4月1日から番組解説ページを廃止し、番組表のレイアウトも大幅に変更された。

近畿2府4県・三重(伊賀市・名張市・熊野市・南牟婁郡)
石川・福井・鳥取・島根・岡山・香川・徳島
2008年ごろまでとほぼ同じパターンである。その後2023年3月までは石川・福井・伊賀・熊野版ではテレビ大阪以外の在阪4局・石川4局(以上フルサイズ)、福井2局(ハーフ)。山陰・瀬戸内・徳島版は山陰3局・瀬戸内5局をフルサイズ、四国テレビ・在阪局をハーフ以下で扱っていた。
伊賀・熊野版では、本来の放送対象地域である東海3県をカバーする在名5局と周辺県のぎふチャン・三重テレビの番組表は収録されていなかった(親会社・朝日新聞大阪本社版にはテレビ愛知とぎふチャンを除き収録されている)。現在は近畿2府4県で発行されているものと同じ版が発行されている。
愛知・岐阜・三重(伊賀市・名張市・熊野市・南牟婁郡を除く)・富山
  • BSハーフサイズ:NHK BS、NHK BSP4K
  • BSクォーターサイズ:BS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSテレ東、BSフジ、BS11 イレブン、WOWOWプライム、同ライブ、同シネマ、BSよしもと、BS12トゥエルビ、J SPORTS1、同2、同3、同4、
  • CSクォーターサイズ:スカイA
広島・山口(東部)
九州(山口西部含む)

関連項目

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出典・脚注

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  1. ^ 球団売却に新興企業参入…球界波乱含みの五輪イヤー”. 日刊スポーツ(2020年1月20日作成). 2020年1月20日閲覧。
  2. ^ 関心空間・オールスポーツ

外部リンク

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