新甘泉
新甘泉 しんかんせん | |
---|---|
属 | ナシ属 Pyrus |
種 | ナシ var. culta |
交配 |
メス 筑水 オス おさ二十世紀 |
品種 | 新甘泉(2008年品種登録) |
商品名 | 新甘泉 |
種畜 | 鳥取県園芸試験場 |
概要
編集「筑水」と「おさ二十世紀」を掛け合わせてられた、赤梨系の早生種。甘みはこれまでの早生品種の中では最も高い。鳥取県では明治時代から二十世紀を中心に栽培されており、ほぼ県下全域へ梨栽培が広がっている。「新甘泉」は鳥取県園芸試験場が1989年(平成元年)から1990年(平成2年)に交配した2万本の実生群の中から選抜して誕生した梨新品種群の中の1品種。2008年(平成20年)に品種登録した高糖度の赤梨。苗木は鳥取県内向けにしか流通しておらず、鳥取県オリジナルブランド梨として栽培が広まっている。
果皮は黄褐色。果肉は、二十世紀系の梨を交配しているため、赤梨だが青梨特有のシャリシャリした食感を有する。糖度は極めて高く、中心部の酸味も少ない。
特性
編集鳥取県オリジナル梨品種の育成過程
編集鳥取県内で育成された主な梨新品種
編集- 青梨
- 夏さやか(なつさやか)
- なつひめ
- 涼月(りょうげつ)
- 優秋(ゆうしゅう)
- 瑞鳥(ずいちょう)
- 赤梨
- 早優利(さゆり)
- 新甘泉(しんかんせん)
- 秋甘泉(あきかんせん)
参考文献
編集- 『因伯の果樹』第60巻第4号、全国農業協同組合連合会鳥取県本部、2006年4月。
- “果樹研究室/とりネット/鳥取県公式サイト”. 鳥取県農林水産部農林総合研究所果樹研究室. 2023年10月29日閲覧。
- "鳥取県梨産業活性化ビジョン" (pdf). 鳥取県. 2008. 2023年10月29日閲覧。
- 鳥取県農林水産部生産振興課[1][リンク切れ]