新湊警察署

新湊警察署（しんみなとけいさつしょ）は、かつて富山県警察が管轄していた警察署である。

概要

2006年（平成18年）4月1日、富山県警察の警察署再編計画に伴い小杉警察署と統合し、射水警察署となり廃止。統合後に射水警察署新湊幹部交番へ名称を変更した^[1]^[2]。また、富山県警察本部生活安全部に発足された港湾地区特別捜査隊（PASIT）は射水警察署新湊幹部交番（当初）を拠点に、不法残留者や盗難車不正輸出などの摘発や周辺のパトロール、交通検問などの活動を行っていた。なお、PASITは射水警察署の新庁舎が2013年（平成25年）に竣工した際に移転し^[3]、2019年（平成31年）に組織改正で「国際捜査課」に名称を変更している^[4]。

沿革

1893年（明治26年）11月 - 高岡警察署新湊分署が新湊警察署に昇格^[5]。
1915年（大正4年）6月 - 新湊警察署庁舎が江柱に新築移転^[6]。
1948年（昭和23年）2月 - 自治体警察が発足し、新湊市警察署となる^[7]。
2005年（平成17年）11月1日 - 新湊市、射水郡小杉町、大門町、下村、大島町が合併し射水市となったが、管轄区域は変更されていない。
2006年（平成18年）4月1日 - 統廃合により廃止。旧新湊警察署庁舎に新湊幹部交番（警部交番）を開設^[2]。

所在地

富山県射水市緑町13番13号

管轄区域

射水市の一部（桜町、中新湊、二の丸町、緑町）
高岡市の一部（石丸、金屋、上牧野、下牧野、中曾根、姫野、放生津、堀岡又新） - 前述の区域以外の高岡市は高岡警察署の管轄となっている。

交番

以下は旧新湊警察署管轄の交番。警察署統合後に射水警察署管轄となり、交番名が変更されている^[2]。

中央交番（射水市中央町、統合後に奈呉の浦交番に名称変更）
南交番（射水市鏡宮、統合後に新南交番に名称変更）
東交番（射水市七美中野、統合後に射北交番に名称変更）

脚注

^ 平成18年度の行政改革について組織機構の見直し (PDF) - 富山県経営管理部人事課
^ ^a ^b ^c “広報いみず平成18年4月号” (PDF). 射水市秘書広報課 (2006年3月31日). 2020年8月22日閲覧。
^ “射水警察署移転新築の基本設計の概要について” (PDF). 富山県警察本部 (2010年12月28日). 2020年8月22日閲覧。
^ “富山県報平成31年3月15日号外(2)” (PDF). 富山県人事委員会 (2019年3月15日). 2020年8月22日閲覧。
^ 『しんみなとの歴史』（1997年10月31日、新湊市発行）217頁。
^ 『しんみなとの歴史』（1997年10月31日、新湊市発行）218頁。
^ 『新湊市制施行二〇周年記念見る新湊近大百年小史』（1971年5月31日、新湊市役所発行）154頁。

外部リンク

射水警察署交番・駐在所 - 富山県警察

[1] 平成18年度の行政改革について組織機構の見直し (PDF) - 富山県経営管理部人事課

[koho-2] “広報いみず平成18年4月号” (PDF). 射水市秘書広報課 (2006年3月31日). 2020年8月22日閲覧。

[3] “射水警察署移転新築の基本設計の概要について” (PDF). 富山県警察本部 (2010年12月28日). 2020年8月22日閲覧。

[4] “富山県報平成31年3月15日号外(2)” (PDF). 富山県人事委員会 (2019年3月15日). 2020年8月22日閲覧。

[5] 『しんみなとの歴史』（1997年10月31日、新湊市発行）217頁。

[6] 『しんみなとの歴史』（1997年10月31日、新湊市発行）218頁。

[7] 『新湊市制施行二〇周年記念見る新湊近大百年小史』（1971年5月31日、新湊市役所発行）154頁。

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