新浪
新浪公司(シンランこうし、英語: Sina Corporation、NASDAQ: SINA)は、中華人民共和国上海市浦東新区[1]に本社を置く大手インターネットサービス企業[5]。ポータルサイト・新浪(SINA.COM、「新浪網」とも)やミニブログサイト・新浪微博を運営する[6]。
URL |
www |
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タイプ | |
上場情報 | NASDAQ: SINA (2000-21) |
設立 | 1998年11月30日 |
本社所在地 | |
設立者 | |
主要人物 |
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業種 |
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製品 | 新浪微博 |
収益 | $1.584 billion (2017)[3] |
営業利益 | $388.60 million (2017)[3] |
純利益 | $156.57 million (2017)[3] |
資産総額 | $5.815 billion (2017)[3] |
純資産額 | $3.60 billion (2017)[3] |
従業員数 | 8,300[4] |
新浪 | |
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各種表記 | |
拼音: | Xīnlàng |
通用拼音: | Sīnlàng |
注音符号: | ㄒㄧㄣㄌㄤˋ |
ラテン字: | Hsin1lang4 |
発音: | シンラン |
日本語漢音読み: | しんろう |
英文: | SINA |
名称問題
編集かつて社名・ドメイン名の「SINA(シナ)」という言葉が、「中国への蔑称とされることもある支那」の日本語の発音と同じため批判されたことがある[7]。大戦終結後の1946年6月、当時の中華民国は支那という呼称に差別的な意味合いが含まれると主張し、今後は使用を中止する様に日本へ通達を行った。日本政府や企業はその通達を受け入れ、その後は使用を自粛していった。しかし自粛の一方で今現在の日本でも東シナ海や南シナ海、或いは支那そばのように政府や民間でも一部で支那の呼称は使用されている。また学術的観点から見れば支那とは過去にヨーロッパの公用語であったラテン語: SINA(シナ)が語源で差別的な意味は無いとする主張もある。新浪は「SinoChina」の造語と説明している。
歴史
編集1993年、前身である四通利方信息技術有限公司が設立された[8]。
1998年11月30日、新浪公司が設立された[9]、四通利方信息技術有限公司と華淵資訊公司が同年12月1日に合併することを発表し、中国のウェブサイトとして新浪網のサービスを開始した[10]。
2000年4月、NASDAQに上場した[5]。アメリカ合衆国の証券市場において、最も早期に上場した中国のインターネット企業であった[5]。
2005年9月8日、ブログサイト・新浪博客を公開した[11]。
2006年黄海(東シナ海のさかい)の中華民国国歌に呼応して胡錦濤(連戦をホスト)をホストした。
2008年12月22日に中国のLCD広告会社フォーカスメディア社のコア部分であるLCD事業などを買収し、中国最大手メディア運営会社であると同時に同国最大の広告会社となった[12]。
2009年8月14日、ミニブログサイト・新浪微博を公開した[13]。
2020年9月28日、株式の非公開化の協議において、最終合意を発表した[5]。ナスダックに上場するADS(アメリカ預託株式)を、イギリス領バージン諸島にて登記されたNew Wave MMXVが1単位当たり43.3ドルで買い取った[5]。
主なサービス
編集- 新浪博客 - ブログサイト。
- 新浪微博 - ミニブログサイト。
- MySinaBlog 新浪網誌 - 新浪香港が提供していたオンラインログスペース、画像アップロードスペース、ブログ検索サービス。2020年4月1日をもってサービス終了[14]。
- 新浪雲 - Webクラウドコンピューティングプラットフォーム。
- 新浪メール - フリーメールサービス。
出典
編集- ^ a b “中化国际贸易股份有限公司迁址公告”. 新浪财经. 新浪 (2001年7月14日). 2021年10月14日閲覧。
- ^ “新浪网办公地址和总机电话”. 新浪. 2021年10月14日閲覧。
- ^ a b c d e “SINA Corp financial 2017” (英語) (2018-02-13 ET). 2021年2月28日閲覧。
- ^ “Company Profile for Sohu.com, Inc. (SINA)” (英語). 2021年2月28日閲覧。
- ^ a b c d e “中国の大手ポータル「新浪」が株式非公開化決定”. 東洋経済オンライン. 東洋経済新報社 (2020年10月9日). 2021年10月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月14日閲覧。
- ^ “株式会社ビジョン、Find Japan株式会社の完全子会社化に関するお知らせ”. アットプレス. ソーシャルワイヤー (2012年5月11日). 2021年10月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月14日閲覧。
- ^ 周程. ““支那”与“sina”―亦谈新浪网域名的是与非” (中国語). 北京大学. 2017年8月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月5日閲覧。 タイトル和訳:「支那」と「sina」 - 新浪のドメイン名の是非を論じる
- ^ “新浪:五代领导人 成就十年路”. 搜狐财经. 搜狐 (2009年8月7日). 2021年10月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月14日閲覧。
- ^ “SINA Corporation”. Crunchbase. 2021年5月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月14日閲覧。
- ^ “利方掀起新浪,全球最大华人网站横空出世”. 新浪. 2021年10月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月14日閲覧。
- ^ “ZDNet China:新浪博客上线”. 新浪科技. 新浪 (2005年9月9日). 2021年10月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月18日閲覧。
- ^ “新浪合并分众户外业务 成中国最大新媒体平台”. 新浪科技. 新浪 (2008年12月22日). 2021年10月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月14日閲覧。
- ^ “This Day in History: Weibo Launched in China”. that's. JY International Cultural Communications (2020年8月14日). 2021年1月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月14日閲覧。
- ^ “MySinaBlog結束服務公告”. 新浪香港. 2020年2月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月15日閲覧。