新村拓
新村拓(しんむら たく、1946年12月- )は、日本の医療史学者、北里大学名誉教授。専攻・日本医療社会史。
静岡県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程中退。1990年「古代医療官人制の研究」で文学博士。神奈川県立茅ヶ崎高等学校定時制教諭をしていた92年『古代医療官人制の研究』『日本医療社会史の研究』『死と病と看護の社会史』『老いと看取りの社会史』の四冊でサントリー学芸賞受賞、その後京都府立医科大学医学部教授、2001年北里大学一般教育部教授。副学長をへて2012年退任、名誉教授。
著書
編集- 『古代医療官人制の研究 典薬寮の構造』法政大学出版局 (叢書・歴史学研究) 1983
- 『日本医療社会史の研究 古代中世の民衆生活と医療』法政大学出版局 (叢書・歴史学研究) 1985
- 『死と病と看護の社会史』法政大学出版局 1989
- 『老いと看取りの社会史』法政大学出版局 1991
- 『ホスピスと老人介護の歴史』法政大学出版局 1992
- 『出産と生殖観の歴史』法政大学出版局 1996
- 『医療化社会の文化誌 生き切ること・死に切ること』法政大学出版局 1998
- 『在宅死の時代 近代日本のターミナルケア』法政大学出版局 2001
- 『痴呆老人の歴史 揺れる老いのかたち』法政大学出版局 2002
- 『日本医療史』(編)吉川弘文館 2006
- 『健康の社会史 養生、衛生から健康増進へ』法政大学出版局 2006
- 『国民皆保険の時代 1960,70年代の生活と医療』法政大学出版局、2011
- 『日本仏教の医療史』法政大学出版局、2013
- 『近代日本の医療と患者 学用患者の誕生』法政大学出版局 2016
- 『売薬と受診の社会史 健康の自己管理社会を生きる』法政大学出版局 2018
- 『医療と戦時下の暮らし 不確かな時空を生きる』法政大学出版局 2022
- 『北里柴三郎と感染症の時代 ハンセン病、ペスト、インフルエンザを中心に』法政大学出版局 2024
外部リンク
編集参考文献
編集- 著書、「サントリー学芸賞選評集」
- [ISBN 978-4-588-31211-3]
- [ISBN 978-4-588-31212-0]