新人戦
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新人戦(しんじんせん)は、スポーツの競技において、新規に入部・入学、あるいは直近数年間にプロ選手の資格を得た選手を対象に行う公式戦の試合のことをいう。
主な例
編集- 学生スポーツの場合、春季・秋季の期間中に新チーム(特に秋季は引退する3年生<大学生は4年生も>を除いたメンバーで新チームを組むことが多い)を編成しての最初の公式戦として「新人大会」を開催する競技・種目が多い。
- 東京六大学野球連盟 - 毎年春・秋のリーグ戦終了後、1年生・2年生の選手を対象にしたフレッシュトーナメントを開催する
- 日本高等学校野球連盟 - 毎年各都道府県・地区単位で行われる春季大会・秋季大会が実質的な新人戦(新チームによる編成の大会)。なお秋季ブロック大会の優勝校は明治神宮野球大会の地区代表として出場する権利が与えられる(事実上ブロック大会が明治神宮大会の予選を兼ねている)。秋季大会は次年度の選抜高等学校野球大会の出場校選出審査の参考資料となるため、単独での出場枠が与えられている東京都高等学校野球連盟代表校はは他の関東地方7県が出場する関東地区大会には出場しない。
- 全国高等学校体育連盟 - 毎年種目ごとに各都道府県・地区単位で「新人大会」が行われている
- 日本中学校体育連盟 - 毎年種目ごとに各都道府県・地区単位で「新人戦」が行われている
- プロスポーツにおいても次の大会が広義の新人戦と位置づけられている
- フレッシュオールスターゲーム - 日本野球機構加盟プロ野球球団に支配下登録された新人選手、並びに2年目以上5年目以内である場合は新人王の資格がある者(それまでに新人王を受賞しておらず、かつ前年度まで投手30イニングス以内、打者60打席以内しか試合出場してない選手)による大会で、イースタン・リーグとウエスタン・リーグの対抗戦で争われる。
- 新鋭王座決定戦競走(競艇) - デビュー6年未満までの選手により全国各地で「新鋭リーグ戦」を開催し、その後上位選手によってG1「新鋭王座決定戦」を開催する。一時期は勝ち抜け制を採用していたが、2012年以後は過去に優勝した選手であっても6年未満なら優先出場権で再出場が可能となった。2013年度で発展終了となり、2014年度からは「ヤングダービー」(プレミアムGI)として行われる。
- 若手騎手限定競走(中央競馬) - 見習騎手(通常デビュー4年未満)を中心としてデビューして7年未満の選手によって争われる。主に東西2箇所で行う時、あるいは第3場のローカル開催時に実施される
- 全日本新人王争覇戦(地方競馬) - 毎年高知競馬場で行われる競走。見習騎手で、中央、および地方競馬の優秀成績者によって選抜されて行われる
- ヤングジョッキーズシリーズ(中央競馬・地方競馬) - 2017年創設。JRA(中央競馬)、NAR(地方競馬)に所属する見習騎手による対抗戦。トライアルラウンド(予選シリーズ)は、関東以東と北信越・東海以西とに分け、それぞれの地区ごと[1]の所属ジョッキーごとに各競馬場につき2レースを行い、着順に応じた規定ポイントの上位者16名[2](2017-19年は14名[3])が年末にNAR・JRAそれぞれ2レースずつ・合計4レースで争うファイナルラウンド(決勝シリーズ)に進出する。
- アジアヤングガンズチャレンジ(アジア競馬連盟) - 毎年同会議加盟各国の持ち回り開催で、同会議加盟各国の成績優秀な見習騎手を招待して争われる。
- ルーキーチャンピオンレース(男子)/ガールズ フレッシュクイーン(女子)(競輪) - 毎年、3月に選手登録され、新人リーグを経て同年7月以降に本格的にレースデビューした新人選手を対象に、男子は当年12月までの半年間、女子は翌々年6月までの2年間、それぞれの競走成績を基に男子は上位9名、女子は上位7名を選抜し行われる、一発勝負の競走。毎年3月ないし4月にいずれかのGIII開催に組み込まれて行われる。男子の「ルーキーチャンピオンレース」は40回以上を数えるが、女子の「ガールズ フレッシュクイーン」は2019年4月に初開催。
- 過去には、男子は新人選手のみのレース「新人リーグ戦」というのがあった(旧競輪学校39期生 - 76期生)。男子77期生で一旦新人リーグ戦は廃止され、それ以降、女子も含めてデビュー戦は通常のレースに配分される形で出走していたが、男子117期・女子118期からは再び新人リーグが「競輪ルーキーシリーズ」という名称で復活し、養成所を卒業後の5月〜6月の3〜4開催をこなしたあと、7月より通常のレースに配分されている。また、男子に限り、その「競輪ルーキーシリーズ」での成績上位14名が7名ずつに分かれて同年10月に2会場で一発勝負の「競輪ルーキーシリーズプラス」が行われている。
- ヤンググランプリ(競輪) - 開催年またはその前年(2期分)にデビューした男子選手のうち、選考期間の競走成績が最も優秀な9選手によって行われる「新人王決定戦」。かつては競輪祭開催期間中に「全日本新人王決定戦」として行っていたが、日程的な面から2001年以後は競輪祭から分離・独立し一発勝負の競走となり、原則としてKEIRINグランプリシリーズ2日目である12月29日に開催されている。
- 全日本新人王決定戦 - 日本ボクシングコミッションのC級プロテスト合格から原則1戦以上4勝未満の選手対象による大会
- プロボウリング男子新人戦 - 日本プロボウリング協会のプロテスト合格から直近3年以内の選手対象による大会(アマチュア含む)
- プロボウリングレディース新人戦 - 同じく日本プロボウリング協会のプロテスト合格から直近5年以内の選手対象による大会(アマチュア含む)
- 日本プロゴルフ新人選手権大会 - この大会は文字通りの「新人戦」で、その年度に日本プロゴルフ協会のプロゴルファー認定テストに合格した選手のみに出場権が与えられる
- JLPGA新人戦 加賀電子カップ - これも文字通りの「新人戦」で、その年度に日本女子プロゴルフ協会の女子プロゴルファー認定テストに合格した選手のみに出場権が与えられる