教育評価
概要
編集教育評価は、教育に関する諸活動を改善するために行われるものであり、さまざまな立場から、さまざまな局面において行われる。
教育評価には、さまざまな種類がある。教育評価の例として、しばしば思い浮かべられるものに児童・生徒・学生などの成績評価があるが、教育評価には、そのほかに児童・生徒・学生などによる授業評価や、教師による自らの授業評価や教師相互の授業評価、さらに大学などの学校評価などもある。
学校評価としての教育評価は、大学のランキングや格付けと同一視されることもある。また、現代の日本において大学は、自ら点検および評価を行ってその結果を公表するものとされており(学校教育法第109条)、このような自己評価・自己点検に関する活動も教育評価が関係する活動であると考えられる。
評価方法の種類
編集成績評価の尺度によるタイプ
編集評点のつけ方によるタイプ
編集- n段階評価 - 相対評価による場合は例えば正規分布曲線を軸にクラスの中での成績の位置により、絶対評価による場合は課題の達成率により、いくつかの段階に割り振る評価。3段階、5段階、10段階など、段階の設定は様々である。5段階評価を例に取ると、日本では多くの場合、最もよい評価が5、もっとも悪い評価が1となる。欧米ではしばしばこれが逆になる。
- 観点別評価 - 理解度や実験、実習への態度、表現力、関心度などによりそのあるなしで評価する。
評価の機能によるタイプ
編集ベンジャミン・ブルーム(en)は教育評価をその評価の機能によって3つに分類した。
参考文献・URL
編集- 平沢茂 編『教育の方法と技術』図書文化社,2006年
- 佐藤学『教育方法学』岩波書店,1996年