救世主顕栄教会 (ヴェルィーキ・ソローチンツィ)
救世主顕栄教会(ウクライナ語: Спасо-Преображенська церква)は、ウクライナ・ポルタヴァ州ムィールホロド地区ヴェルィーキ・ソローチンツィ村に位置する正教会の教会である。主イエスの変容(主の顕栄祭)を記憶する。ウクライナ・バロックの代表的な建築の一つ。国重要文化財。
救世主顕栄教会 | |
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救世主顕栄教会 | |
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所在地 | ポルタヴァ州ムィールホロド地区ヴェルィーキ・ソローチンツィ村 |
国 |
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教派 | ウクライナ正教会 |
歴史 | |
創設日 | 1732年 |
沿革
編集1732年に、コサック国家の頭領ダヌィーロ・アポーストルの命と資金により、アポーストル家の廟所として、頭領の生まれ故郷ムィールホロド連隊ソローチンツィ村に建立された。建築家を務めたのは修道士ステパーン・コウニールであった。2年後、この教会ではダヌィーロ・アポーストルの遺体が葬られた。
1809年には、この教会において幼いムィコーラ・ホーホリが洗礼を受けた。
当初、教会は9つのドームを有していたが、1811年に落雷によって一部が焼失した。その後、7つのドームを持つ教会として復元された。
現在、教会はウクライナ正教会(モスクワ総主教庁系)に属している。教会内には18世紀前半の113のイコンからなる貴重な聖障が安置されている。