放鶴亭 (杭州市)
放鶴亭(ほうかくてい)は、中華人民共和国浙江省杭州市西湖区西湖孤山にある亭。現亭は1915年の所建である。
放鶴亭 | |
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放鶴亭、2017年 | |
概要 | |
用途 | 亭 |
所在地 | 浙江省杭州市西湖区西湖孤山 |
国 | 中国 |
座標 | 北緯30度15分35秒 東経120度09分00秒 / 北緯30.259613度 東経120.149983度座標: 北緯30度15分35秒 東経120度09分00秒 / 北緯30.259613度 東経120.149983度 |
起工 | 元代 |
完成 | 1915年(再建) |
高さ | |
構造 | 中国建築 |
技術的詳細 | |
資材 | 木、石 |
歴史
編集北宋の詩人林逋、字は君復。処士として一生仕官せず、江淮(現在の江蘇省・安徽省)を放浪し、後に杭州へ帰り、西湖の孤山に庵を結び、妻をめとらず、梅の花と鶴とを伴ふ。人呼んでこれを「梅妻鶴子」(梅の妻、鶴の子)といふ。後世に亭を建て記念にした。亭の後は林逋の墓。
放鶴亭は元の至元年間の余謙により創建された。地元の陳子安は孤山で飛鶴を放す。明の嘉靖年間、王釴は放鶴亭を再建した。「放鶴亭」と改称。
1986年4月、杭州市人民政府は放鶴亭を杭州市文物保護単位に認定した。
文物
編集文学
編集清の徐留の詩に云く:澹澹両峰雲、溶溶一湖水。但見遺空亭、不見鶴来止。清風拂寒梅、苔蘚迷故址。吁嗟林下人、幽懐曷能已。
清の陳灝の詩に曰く:鶴与人倶杳、白雲空自悠。孤亭凡幾易、一去竟千秋。鴻爪認何処、梅花仍隴頭。待君有華表、何日再来遊。
参考文献
編集- 田汝成 (中国語). 『西湖遊覧志・巻二・孤山三堤勝跡』
- 李衛; 傅王露 (中国語). 『西湖志・巻九・園亭』
- 胡祥翰 (中国語). 『西湖新志・巻一・山水』