支笏湖いとう温泉(しこつこいとうおんせん)は、北海道千歳市支笏湖北岸にあった温泉

支笏湖いとう温泉
温泉情報
所在地 北海道千歳市ポロピナイ番外地
座標 北緯42度46分56.1秒 東経141度18分46.3秒 / 北緯42.782250度 東経141.312861度 / 42.782250; 141.312861座標: 北緯42度46分56.1秒 東経141度18分46.3秒 / 北緯42.782250度 東経141.312861度 / 42.782250; 141.312861
交通 札幌から国道453号北海道道730号丸駒線を経て約80分
泉質 ナトリウム・カルシウム - 塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉
泉温(摂氏 45.4 °C
湧出量 100L(毎分)
pH 6.77
宿泊施設数 0
総収容人員数 40(宿泊) 人/日
テンプレートを表示

2013年以降、施設は閉鎖、解体されている。本項で記載のデータ等は旧施設のものである。

泉質

編集
  • ナトリウム・カルシウム - 塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉
    • 源泉温度45.4℃
    • 湧出量 - 毎分100L使用
    • pH - 6.77
    • 知覚試験 - 無色 透明 無味 無臭
    • 密度 - 0.9995
    • 蒸発残留物 - 1.336 g/kg

特徴

編集
  • ボーリングなどの強制採取を行わず、自然湧出しているもののみを使用していた。
  • 源泉100%掛け流しであった。
  • 季節限定(4月下 - 11月中)の温泉。自然湧出する温泉湯の水位は支笏湖の水位と同調していた。冬から春先にかけて降雪による湖内流入降水量の減少により支笏湖水位が下がるため、温泉水位も同調して減少。よって冬期間の一時的枯渇が期間営業の理由となっていた。

歴史

編集
  • 1955年昭和30年) - 千歳市の木材会社伊藤木材が当温泉を創業する。
  • 1996年平成8年) - 千歳市の旅館業「ティーアールエス」が当温泉を購入し、営業を継続する。
  • 2013年(平成25年) - 「ティーアールエス」が当温泉を栃木県日光市鬼怒川温泉鬼怒川温泉ホテルなどの旅館を運営する金谷ホテル観光グループに売却。4月からグループ関連会社「KANAYA」が運営を引き継ぐ[1]。同グループは当温泉とともに、1983年頃に廃業した旧支笏湖プリンスホテル跡地の営業権も取得しており、いとう温泉と一体での活用を検討していると報じられた[2]。KANAYAでは、当初リニューアルの後7月のオープンを目指していたが、施設内部の老朽化が激しいことから、2014年4月に延期することを明らかにした[3]
  • 2014年(平成26年)1月 - 金谷ホテル観光グループは、支笏湖温泉旅館組合の新年交礼会において、いとう温泉跡地に客室10室程度の温泉施設を建設し、同年秋にもオープンする予定を明らかにした。再活用を考えていた旧施設の基礎部分が利用に適さず解体が必要となり時期がずれこんだとしていた。新施設は静かに自然と温泉を楽しみたい首都圏のシニア層をターゲットとするとしていた。また、10室程度のコテージ等の第2期オープンも検討されていた[4]
  • その後も計画は延期され、KANAYA RESORTSのウェブサイトでは2017年(平成29年)中の北海道支笏湖での事業展開を検討している旨が表明されていたが[5]、その後ウェブサイトからも支笏湖への展開に関する記述は削除され再建の動きは具体化していない。

アクセス

編集

脚注

編集
  1. ^ 支笏湖のいとう温泉売却”. 苫小牧民報社 (2013年4月16日). 2013年4月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年6月18日閲覧。
  2. ^ 支笏湖プリンスホテル跡地、金谷ホテル観光グループ取得”. 苫小牧民報社 (2013年4月26日). 2013年5月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年11月12日閲覧。
  3. ^ 支笏湖いとう温泉オープンは2014年4月”. 苫小牧民報社 (2013年6月21日). 2013年6月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年11月12日閲覧。
  4. ^ 支笏湖の旧いとう温泉跡に新しい温泉施設 首都圏のシニアをターゲットに今秋オープン”. 苫小牧民報社 (2014年1月15日). 2014年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年11月12日閲覧。
  5. ^ 100年企業の実現- 金谷リゾート取締役統括本部長吉澤克祐”. KANAYA RESORTS. 2018年2月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月13日閲覧。

周辺

編集

外部リンク

編集